レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年03月18日
- 登録日時
- 2022/12/15 17:04
- 更新日時
- 2023/01/19 12:28
- 管理番号
- 北広島町2019-07
- 質問
-
解決
くさかんむり
自 辛
子
という漢字の読みと意味を知りたい。
また「妖」に上記の漢字を並べた2文字の言葉の意味を知りたい。
- 回答
-
漢字の形としては「自」ではなく「師」の左側と同じ形で「孽」。音読みは「ゲツ」、訓読みは「わざわ(い)」など。
またくさかんむりで書かれているものは俗字で正字は「屮(サ)」を用いた「孼」。
意味は、「めかけが生んだ子」「わざわい・不幸なできごと」「ひこばえ(切り株から生えた芽の意)」など。
「妖孼(ようげつ)」の意味
わざわいの兆し。不吉なことが起こる前兆。また、わざわい。
- 回答プロセス
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総画数が20画で、部首はくさかんむりと仮定し『大漢和辞典』で探したが、該当の漢字が見当たらなかった為、IMEパッドの手書き入力を使ってインターネット検索をした。
「漢字辞典ONLINE.」https://kanji.jitenon.jp/(最終確認:2022/12/15)で、一部分が異なるものの近い形の漢字を発見。
「孽」https://kanji.jitenon.jp/kanjiy/12354.html(最終確認:2022/12/15)
質問者が「自」としている部分が「師」の左側になっている。
読みは「ゲツ」、部首は「子」。
発見した字であると仮定し、所蔵している漢和辞典を引き直した。
『大漢和辞典 巻3 縮写版』諸橋 轍次著/大修館書店/1976
部首「子」から引いて記載を確認。
p3169 孽 ゲツ 孼の俗字
正字の「孼」はp3168に記載あり。
『大きな活字の三省堂漢和辞典』第3版 長澤規矩矢/三省堂/1988
音訓索引で「ゲツ」を引いて記載を確認。
p225に該当あり。
『新潮日本語漢字辞典』新潮社編/新潮社/2007
総画20画・部首が「子」のものを探した。
p594に該当あり。
「妖孼」という言葉の意味は、『新潮日本語漢字辞典』の熟語索引から「よう-」の項を探した。p564に該当あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 10版)
- 参考資料
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- 『大漢和辞典 巻3 縮写版』諸橋 轍次著/大修館書店/1976
- 『大きな活字の三省堂漢和辞典』第3版 長澤規矩矢/三省堂/1988
- 『新潮日本語漢字辞典』新潮社編/新潮社/2007
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000325821