レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2026/02/16
- 登録日時
- 2026/03/31 00:30
- 更新日時
- 2026/03/31 00:30
- 管理番号
- R1016095
- 質問
-
解決
道明寺天満宮の伝菅公遺品「白磁円硯」について知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介しました。
・『道明寺天満宮宝物選(なにわ・大阪文化遺産学叢書 4)』(関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター 2007.3)
p.67 宝物解説 【伝管公遺品】 1 白磁円硯
「唐時代七世紀・中国」「三・〇高六・径二七」「白色の硬い胎土に灰緑色がかった釉薬をかけて焼成した円形の大型硯。もちろん、墨を磨る面にあたる墨堂には、釉薬をかけていない。台脚部に、先端を花弁状にする装飾脚二十個をめぐらすが、惜しいことに下部を欠失している。あるいは圏台付か、獣足であったかもしれない。初唐につくられた伝世の白磁硯として貴重である。なお、制作地としては、中国の南部地方の可能性が指摘されている。」とあります。
p.8に、カラー写真が掲載されています。
・『藤井寺市史 第10巻[下] 史料編 8下』(藤井寺市史編さん委員会/編集 藤井寺市1993)
p.167 五 工芸 工芸資料 一 国宝 伝菅公遺品 道明寺天満宮蔵 青白磁円硯
「径二七・〇センチメートル 高さ六・五センチメートル」「中央が少し凹んだ円形の硯で、周囲には池をつくる。胴の外周に二〇本の脚を接してつけているが、下部が欠失している。圏台付であったか獣足だけであったかは不明。器地は純白に近い磁質で、外周に白釉がかかっているが、外面はやや青味を帯びている。硯の面の部分と池、裏面には釉をかけず地肌のままにしてある。唐時代の青白磁の伝世品としてきわめて稀れなものである。製作地は不明である(図版162参照)。」とあります。
図版162(ページ付なし)は、青白磁円硯青のカラー写真です。
・『大阪府の文化財』(大阪府教育委員会 1962)
p.407 伝菅原道真遺品 64(国宝) 青白磁円硯 一面 65(国宝) 伯芽弾琴鏡 道明寺天満宮
「青白磁円硯はまた唐時代の焼物であり、二十個の猫足型の支脚(欠失)を周囲にめぐらし、その上に二重の周縁を作り出していて、それに美しい青白釉がかかり、珠玉の如き光沢を示している。内部は釉をかけず、磁肌をそのままとし、墨のおりをよくしている。円形瓦硯は平城宮、平安宮等で発見されているが、このような磁硯は非常にめずらしく、極めて貴重なものである。『道明尼律寺記』によるとこれらの器物は道真の没後、大宰府から道明寺の覚寿寺に送られたとあるから、この硯も道真が没するまで使用していたものと思う。今もなお墨が表面に残っているが、道真が自ら配所で墨をすって慰めとしていたのが目に見えるようである。」とあります。
p.[322] 大阪府文化財図録 工芸品
青白磁円硯の白黒写真が2枚掲載されています。
〔事例作成日:2026年2月16日〕
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 10版)
- 芸術史.美術史 (702 10版)
- 参考資料
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- B12533667 道明寺天満宮宝物選 関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター 2007.3 702.17 (p.8,67)
- B10038792 藤井寺市史 第10巻[下] 藤井寺市史編さん委員会∥編集 藤井寺市 1993 216.3 (p.[162],167)
- B10060065 大阪府の文化財 大阪府教育委員会 1962 709.163 (p.[322],407)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000382606