レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025/02/14
- 登録日時
- 2025/03/29 00:37
- 更新日時
- 2026/02/18 00:39
- 管理番号
- R1015313
- 質問
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解決
太平洋戦争中の大阪府での文化財疎開について知りたい。
- 回答
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以下の資料に記載がありました。
・『大阪府の文化財』(大阪府教育委員会 1962)
p.16-24 第二章 文化財の保存と調査 第一節 美術工芸品の保存と調査
p.20に「太平洋戦争が苛烈になるにしたがって、わが本土に、敵機の空襲の可能性が増加するにあたり、文部省では、重要な国宝などを保有する府県にたいし、その安全保護を目的として、強制疎開を敢行することに決した。大阪府も、空襲などの危険が少なく、しかも完全な保管庫を、府下一円にもとめたところ、幸いに、南河内郡美陵町(道明寺村)の、道明寺天満宮(旧土師神社)の境内にある土蔵造の宝蔵が、最も適していることを認め、大阪市内、その他の人家密集地にある国宝類を、この宝蔵に疎開することとした。」との記載があります。
・『大阪市戦災復興誌』(大阪市役所 1958)
p.334-335 第四章 疎開 四 その他の疎開 (ロ) 文化財・図書館の疎開
「政府は、重要都市に存在する当時の国宝についても、一八年の閣議により防護的措置を指令した。大阪府下では、大阪市および堺市がそれに該当していたが、(中略)宝物類は、たいてい道明寺町の道明寺天満宮宝蔵に疎開した」との記載があります。
・『昭和大阪市史 続編 第7巻 文化編』(大阪市役所/編集 大阪市役所 1968)
p.324-325 第3章 文化 II 文化財・史跡の復活 戦時中の保存事業と被害
「18年12月の閣議で国宝防護疎開の急施が議決され、直ちに実行されることとなった。その対象は被爆のおそれの多いと認められる都市(府下では大阪市と堺市)内にある文化財で、防護疎開に要する経費は国都府県が半額ずつ支出し、動かすことのできる国宝は安全な収蔵庫を選んで一括集団疎開し、動かすことのできない建造物には防災の設備を施すこととした。」
「これによって大阪府ではさっそく準備に取りかかったが、まず動かすことのできる国宝については、個人有のものは搬出しやすく、かつまたすでに疎開を終わっているという見地から、社寺および公共団体の所有物を一応大阪市立美術館の地下室に集め、文部省の係官が立会のうえ荷造りして、道明寺(現・藤井寺市)の土師神社収蔵庫へ疎開搬入した。ただし国宝の梵鐘と、特殊の安置された仏像は例外として現地防護とすることとなり、鶴満寺(大淀区)の銅鍾は市立美術館の地下室、正祐寺(天王寺区)の銅鍾は境内に埋蔵し、大乗坊(南区)の仏像は本堂の特設大金庫で保存することとと決めた。」との記載があります。
〔事例作成日:2025年2月14日〕
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 10版)
- 芸術政策.文化財 (709 10版)
- 参考資料
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- B10060065 大阪府の文化財 大阪府教育委員会 1962 709.163 (p.20)
- B10040194 大阪市戦災復興誌 大阪市役所 1958 216.306 (p.334-335)
- B10057638 昭和大阪市史 続編 第7巻 大阪市役所∥編集 大阪市役所 1968 216.306 (p.324-325)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000367549