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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2025/09/19
登録日時
2026/01/28 00:30
更新日時
2026/02/18 00:36
提供館
大阪府立中央図書館 (2120005)
管理番号
R1015704
質問

解決

肋骨(ろっ骨)レコードについて書かれた本を探している。写真もみたい。
回答
肋骨(ろっ骨)レコードは第二次世界大戦後のソ連で生まれた使用済みのレントゲン写真で作られたレコードである。別名として「ボーン・ミュージック(Bone Music)」「レントゲン・レコード」「骸骨レコード」「пластинки на рёбрах」などの名称がある。以下の資料に掲載されている。
 
・西野肇「幻の「肋骨レコード」取材考」『窓』<117>(ナウカ 2001.7) p.2-5
「肋骨レコードとは、第二次世界大戦後に生まれ、一九六〇年代初頭には忽然と姿を消してしまった幻のレコードだった。「肋骨レコード」(пластинки на рёбрах)の名前は、レコードとは言うものの、使用済みレントゲン写真を丸く切り抜いて真中に穴を空け、表面に溝を刻んで録音、そのレントゲン写真の殆どに病院で撮影されたソ連市民の「肋骨」が写っていたことに由来する。(後略)」(p.2)とあり、解説が記されている。
また、肋骨レコードの写真が掲載されている。(p.2)
 
・『ソ連ファンク:共産グルーヴ・ディスクガイド RED FUNK(共産趣味インターナショナル VOL8)』(山中明/著 パブリブ 2022.2)
「ソ連産特殊レコードの世界 壁の向こうで生まれたフィジカル・メディアの極北」(p.62)に次の記述があり、「①肋骨レコード 音楽への渇きが刻む、美しき闇レコードの世界」(p.63-67)が掲載されている。
「1948年、中央委員会書記を務めたアンドレイ・ジダーノフにより、表現の自由を制限し統制する「ジダーノフ批判」が推し進められ、それ以降、長きに渡りソ連の芸術は苦難の道を歩んだ。小説や詩などの出版物、そして音楽への制限が課せられていく中で、闇市に流通したのが「サミズダート(地下出版)」であり、その一種として生まれたのが、「肋骨レコード」をはじめとする多種多様なレコードだった。」(p.62)
また、p.62,65-67に計10点の肋骨レコードの写真が掲載されている。
 
・『アナログレコードにまつわるエトセトラ』(山中明/著 辰巳出版 2023.4)
「23 命を賭して音楽の自由を求めた肋骨レコード」(p.175-180)が掲載されている。
また、p.175に「肋骨レコードを代表する部位「Ribs(肋骨)」。」とある写真1点、p.177に「上から、「Spine(背骨)」、「Skull(頭)」、「Hipbone(腰骨)。」とある写真3点、p.178に「上から、「腸(Intestine)」、「足(Legs)」、「頭(skull)」。(後略)」とある写真3点、p.179にその他の写真3点が掲載されている。
 
・『東欧音楽夜話:越えられない国境/未完の防衛線』(伊東信宏/著 音楽之友社 2021.3)
「Chapter19 『右ハンドル』と「ろっ骨レコード」」(p.184-193)に解説が記されている。(p.191-193)
また、「使用済みのX線写真フィルムで作られた「ろっ骨レコード」」とある写真が掲載されている。(p.191)
 
・『最後のソ連世代:ブレジネフからペレストロイカまで』(アレクセイ・ユルチャク/[著] 半谷史郎/訳 みすず書房 2017.10)
表紙の見返しに「カバー写真 ロッ骨レコード、リトル・リチャード「トゥッティ・フルッティ」(著者撮影)」とある。
 
・『自由・平等・ロック』(ティモシー・ライバック/著 水上はるこ/訳 晶文社)
「第2章 鉄のカーテンにロックがしみこむ 一九五四年~一九六〇年」「『骸骨レコード』とクレムリン」(p.62-69)
「一九五〇年代の終わりころには、ソヴィエト連邦や東欧全体に何百万というロックのレコードが流通していたのである。アメリカやイギリスで一枚のアルバムが販売されると、その数ヵ月後にはソビエト圏の若者が、使用済みのレントゲン原板やプラスチックで被覆されたはがきに刻まれた海賊版のレコードを持っていたのである。(後略)」(p.65)とあり、解説が記されている。(p.65-68)
 
WorldCat(https://search.worldcat.org/ja)(2025/9/19現在)では次の資料が見つかった。
・『X-ray Audio: The Strange Story of Soviet Music on the Bone』(Stephen Coates/編 Paul Heartfield/写真 Strange Attractor Press 2015.12) 
・『Bone music』(Stephen Coates/著 Strange Attractor Press 2022)
 
[事例作成日:2025年9月19日]
回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 音楽 (760 10版)
参考資料
  • B14751077 窓 2001-2002 116-123 ナウカ ナウカ 2001.01.01 051   (<117>p.2-5)
  • B14033576 ソ連ファンク 山中/明‖著 パブリブ 2022.2 764.7 978-4-908468-56-8   (p.62-67)
  • B14273529 アナログレコードにまつわるエトセトラ 山中/明‖著 辰巳出版 2023.4 760 978-4-7778-2972-9   (p.175-180)
  • B13902077 東欧音楽夜話 伊東/信宏‖著 音楽之友社 2021.3 762.34 978-4-276-21083-7   (p.191-193)
  • B13489849 最後のソ連世代 アレクセイ・ユルチャク‖[著] みすず書房 2017.10 238.075 978-4-622-08642-0   (表紙)
  • B10039950 自由・平等・ロック ティモシー・ライバック∥著 晶文社 1993.7 764.7 4-7949-6129-4   (p.65-68)
  • WorldCat(2025/9/19現在):<https://search.worldcat.org/ja>
キーワード
  • レコード
  • ソビエト社会主義共和国連邦
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
その他
質問者区分
個人
登録番号
1000379865
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000379865 コピーしました。
アクセス数 388
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