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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2024/03/15
登録日時
2025/11/11 16:33
更新日時
2026/01/15 15:34
提供館
埼玉県立久喜図書館 (2110009)
管理番号
埼久-2025-061
質問

解決

コミュニティの発展と、文化の継続の相互関係について論じている資料を見たい。
回答
以下の資料と情報を紹介した。

1 図書
『「共助」をめぐる伝統と創造 日韓コミュニティ比較の視座』(松本誠一編 岩田書院 2021)
 全般にわたって日本か韓国、あるいはその両方のコミュニティを対象とする論文集となっている。
  p25-110「第1編 「伝統的」なるものの継承と変化」の項
   p27-49「韓国農村の歌舞共同体と暮らしのレジリエンス(回復力)」
   p51-64「島嶼社会における成人儀礼と性の伝承」
   p65-84「青ヶ島のモヤイモノ――地域社会における呪術・宗教的世界の一端――」
   各地域コミュニティにおける芸能・風習の継承について記述あり。

『地域文化の活性化』(瀬沼克彰著 大明堂 1989)
 p2「はじめに」
  「第二章は、コミュニティの育成と活性化で、ここでは、地域文化の基盤となるコミュニティの役割、住民活動、企業の活動、文化拠点の現実をとらえ、望ましい方向性を描いた。」とあり。

『共食と文化のコミュニティ論』(鑓水浩著 晃洋書房 2020)
 p1-8「序章 なぜ弱い人類が生き残れたのか」
  p3-5「コミュニティの原型を形成し協調行動をとることによって初期人類が生き残ることができたと考えられる要因を2点挙げたい。(中略)2点目は集団のメンバー間の紐帯となる文化の創出である。」とあり。
  以下、共食と文化の発展と、コミュニティとの関係について様々な角度から論じている。

『京都から考える都市文化政策とまちづくり 伝統と革新の共存』(山田浩之[ほか]編著 ミネルヴァ書房 2019)
 p72-92「第5章 祇園祭の山鉾行事を支える現代京都の都市機能 -祭礼とまちづくりの関係を問い直す」
  p72「このような祭礼は、「地域の人々が一体」となって執り行われ(中略)「コミュニティ形成」に寄与するものとして評価されている(文化庁 2016)。」とあり。
  p73「本章では、世間からほとんど認識されてこなかった祭礼の存立を支える仕組みを、「文化を支える都市機能」として、地理学的アプローチを用いて明らかにしていくことを目的とする。」とあり。

『震災後の地域文化と被災者の民俗誌 フィールド災害人文学の構築』(高倉浩樹編 新泉社 2018)
 p8-22「序論 フィールド災害人文学の構築にむけて」
  p15「第Ⅱ部「被災地からみた民俗芸能の復興・継承」は、(中略)第一章で指摘した地域の文化としての民俗が、新市街地の整備、仮設住宅の住人の減少といった地域社会の変化にどのように対応して生き延びているかということが描かれている。」とあり。

『コミュニティ「力(パワー)」の時代 市町村合併を超えて』(藤澤研二著 水曜社 2003)
 地域コミュニティによる講座の運営や遊び場づくりについて記述あり。

『都市で故郷を編む 沖縄・シマからの移動と回帰』(石井宏典著 東京大学出版会 2023)
 沖縄・シマで文化を共有していた人々が、移住先で文化の共有を元にコミュニティを作ること等について記述あり。

『コミュニティの社会学』(祐成保志[ほか]編 有斐閣 2023)
 p209-232「第9章 更新されるコミュニティ 変化のなかでの伝統の継承」
  地域の祭礼を基礎にした町内コミュニティについて記述あり。

『変貌する祭礼と担いのしくみ』(牧野修也編著 学文社 2021)
 実例をもとに、変化する地域社会と祭礼、その担い手について論じられている。

『都市祭礼文化の継承と変容を考える ソーシャル・キャピタルと文化資本』(山田浩之編著 ミネルヴァ書房 2016)
 p46-81「第3章 新しい共同性を構築する場としての祭り」等、都市文化とソーシャル・キャピタルについて記述あり。

『文化政策と臨地まちづくり』(織田直文編著 水曜社 2009)
 p136-171「第6章 伝統的な祭りと地域コミュニティ」の項に青森のねぶた祭りと地域コミュニティの関係について記述あり。

『団地再生まちづくり 3』(団地再生支援協会[ほか]編著 水曜社 2012)
 p25-31「自治会による人間性豊かなまちづくり 千葉県幸町団地のコミュニティ形成過程を見る」の項、
  p28「団地祭は(中略)まちの文化として発展するとともに良好なコミュニティ形成に大きく寄与しています。」とあり。

『2025年のわがまち 生き残るための都市戦略論』(地方の拠点まちづくり協議会編 ぎょうせい 2001)
 p70-73「(4)まちへの誇りが活力のみなもと―文化魅力創造戦略」
  「古くからの文化、歴史をもつまちでは、これまでたどってきた「時間」や人々の活動・交流の「記憶」が、共通の資産として共有され、アイデンティティのみなもととなっています。また、これらのまちでは古くからの人と人とのつながりが少しずつ形を変えながら、いまだに残っており、コミュニティの形成に作用しています。」とあり。

『文化政策の現在 1 文化政策の思想』(小林真理編 東京大学出版会 2018)
 p225-237「第15章 地域・コミュニティ」(友岡邦之著)
  この章の内容について、「はじめに」(小林真理著)の前付p19に「第二次世界大戦後の日本において、地域づくりやコミュニティといったテーマが「きわめて大きな位置」を占めてきており、地方自治体が主導し推進する地域振興の問題として文化振興が関心の対象となってきたことを明らかにする。」とあり。

『コミュニティアートマネジメント いかに地域文化を創造するか』(小林進編集 第一法規出版 1998)
 地域発信の芸術文化事業を成功させるために、全国各地の独創性ある事例を取り上げ、経営的視点からその事業運営を分析し、文化施設運営への提案を試みた資料。

『ソーシャル・キャピタルと地域の力 沖縄から考える健康と長寿』(イチロー・カワチ[ほか]編 日本評論社 2013)
 p197-214「第11章 琉球弧の伝統文化とウェル・ビーイング」(藤原成一著)
  p198「伝統文化とは、「風土と住民との共同作業によって育まれた共同体作法、共同心性、共同幻想、生活の知恵、そして言葉やモノによって表現される心性」である。」とあり。

『文部時報 昭和54年6月号』(文部省編 ぎょうせい 1979.6)
 「特集 地域社会と文化」あり。
  p52-53「答申にあたって(中央教育審議会会長談話 昭和五十四年六月八日)」
   p53「中央教育審議会の答申を受けて(文部大臣談話 昭和五十四年六月八日)」
  p54-59「地域社会と文化について(答申)」あり。
上記資料は以下でも閲覧が可能。
『文部時報 = The monthly journal of Monbusho (1225)』(文部省編 ぎょうせい 1979 https://dl.ndl.go.jp/pid/2227694 国立国会図書館)国立国会図書館内/図書館・個人送信限定

2 インターネット情報
《文部科学省》(https://www.mext.go.jp/ 文部科学省)「地域社会と文化について(答申)(第25回答申(昭和54年6月8日))」(1979.6 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chuuou/toushin/790601.htm)
 「地域社会における文化活動の意義」の項、「国民の文化活動は日常生活に根ざしたものであるから、日常生活の基盤である地域社会と深く関連している。(中略)このような地域社会は、もとより住民の一人一人が互いに尊重し合い、その協力の下につくり上げていくものであるが、その際、住民の日常自発的に営む文化活動が、相互の交流を深め連帯感を育てる面を含めて、大きな役割を果たすことが期待される。」とあり。(注)答申の内容は上記『文部時報 昭和54年6月号』と同じ。

《文化庁》(https://www.bunka.go.jp/ 文化庁)
「報道発表 「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)について  平成28年12月1日」(https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016120101.pdf)
 別紙1(「山・鉾・屋台行事」の概要)に「(前略)「山・鉾・屋台行事」は、各地域において世代を超えた多くの人々の間の対話と交流を促進し、コミュニティを結びつける重要な役割を果たしている。」とあり。

《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構)柴田彩千子著「地域文化の動態的形成過程に関する一考察―統合機関説の枠組みを手がかりとして―」(「関東都市学会年報 (4)」p45-56 関東都市学会 2002.3 https://doi.org/10.24682/ksurb.4.0_45)
 地域文化を「地域住民の生活用式全体を構成する精神」(R.ウィリアムズの「文化」の概念)と規定した上で、「地域住民の思想や価値観に基づいて発生するコミュニティ形成活動」の研究をとおして「地域文化が形成されていくメカニズムを解明する」ことを目的とするとあり。
回答プロセス
1 自館目録を〈地域文化 & コミュニティ〉〈一般件名:文化政策 & コミュニティ〉〈地域形成 & コミュニティ〉〈共同体 & 文化〉〈伝統 & 継承〉で検索する。

2 NDC分類〈361〉〈318.7〉〈386〉の棚を確認する。

3 参考図書を確認する。

4 《国立国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈地域文化 & コミュニティ & 相互〉で検索する。
 『文部時報 昭和54年6月号』あり。
 (1)上記より、《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈中央教育審議会 & 地域社会と文化小委員会〉で検索する。

5 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を、レファレンスインタビューで聞いたキーワード〈地域の成り立ちと文化の形成〉で検索する。
 「地域文化の動態的形成過程に関する一考察一統合機関説の枠組みを手がかりとして」あり。
(1)5の参考文献を調査する。

6 《CiNii Research》(https://cir.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈地域社会と文化 & 審議会〉で検索する。

ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2024年3月15日。
事前調査事項
NDC
  • 社会学 (361 9版)
  • 住宅建築 (527 9版)
  • 芸術政策.文化財 (709 9版)
参考資料
  • 『「共助」をめぐる伝統と創造 日韓コミュニティ比較の視座』(松本誠一編 岩田書院 2021) ,  ISBN 978-4-86602-110-2
  • 『地域文化の活性化』(瀬沼克彰著 大明堂 1989) ,  ISBN 4-470-51045-9
  • 『共食と文化のコミュニティ論』(鑓水浩著 晃洋書房 2020) ,  ISBN 4-7710-3329-3
  • 『京都から考える都市文化政策とまちづくり 伝統と革新の共存』(山田浩之[ほか]編著 ミネルヴァ書房 2019) ,  ISBN 4-623-08768-9
  • 『震災後の地域文化と被災者の民俗誌 フィールド災害人文学の構築』(高倉浩樹編 新泉社 2018) ,  ISBN 4-7877-1801-0
  • 『コミュニティ「力(パワー)」の時代 市町村合併を超えて』(藤澤研二著 水曜社 2003) ,  ISBN 4-88065-113-3
  • 『都市で故郷を編む 沖縄・シマからの移動と回帰』(石井宏典著 東京大学出版会 2023) ,  ISBN 4-13-016124-5
  • 『コミュニティの社会学』(祐成保志,武田俊輔編 有斐閣 2023) ,  ISBN 4-641-17494-6
  • 『2025年のわがまち 生き残るための都市戦略論』(地方の拠点まちづくり協議会編 ぎょうせい 2001) ,  ISBN 4-324-06563-2
  • 『文化政策の現在 1 文化政策の思想』(小林真理編 東京大学出版会 2018) ,  ISBN 4-13-003495-2
キーワード
  • 文化
  • 文化社会学
照会先
寄与者
備考
調査種別
事実調査
内容種別
社会科学
質問者区分
個人
登録番号
1000376496
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000376496 コピーしました。
アクセス数 553
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