レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年03月21日
- 登録日時
- 2022/10/27 11:19
- 更新日時
- 2022/11/10 18:41
- 管理番号
- 大分県立郷土-2021-048
- 質問
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解決
臼杵藩では、藍栽培は井沢幸兵衛が徳島から持ち帰り、1863年に臼杵ではじまったと古文書が残っているが、藍染はそれ以前でも臼杵で行われていたか。(紺屋が存在したか。)
- 回答
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●1863年以前に、臼杵で紺屋および藍染が行われていた様子がある資料として、以下を紹介。
【1】『臼杵市史 上』 臼杵市史編さん室/編 臼杵市 1991.3
p581 農民生活の統制の中に衣服の色の規制について記載あり。(天保13年1843年)
百姓は藍色と記述あり。
【2】『桜翁雑録』 加島英国/撰著 佐野武夫 1983
p39 「町家にて門松御免」
寛永4年(1627年)に菊屋町の年寄役を務めていた泊氏(筑前屋)は菊屋町の廃止に伴い田町に転居後、年寄役を務めるとともに城の染物御用も務めたと記述あり。
※藍染と書かれてはないが染物はそのころには行われていた様子である。
●臼杵市歴史資料館を案内。
臼杵市立図書館に稲葉藩の日記「御会所日記」(1674~1871)がある。
- 回答プロセス
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1 「藍染」「紺屋」「臼杵 藍」等で所蔵検索
2 臼杵市史を確認
- 事前調査事項
- NDC
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- 工芸作物 (617 10版)
- 染織工芸 (753 10版)
- 染料 (577 10版)
- 参考資料
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【1】臼杵市史編さん室 編 , 臼杵市. 臼杵市史 上. 臼杵市, 1990.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002052322-00 -
【2】加島英国 撰著 , 佐野武夫 解読 , 加島, 英国, 1782-1854 , 佐野, 武夫. 桜翁雑録. 佐野武夫, 1983.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001662405-00
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【1】臼杵市史編さん室 編 , 臼杵市. 臼杵市史 上. 臼杵市, 1990.
- キーワード
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- 藍
- 藍染ーー歴史
- 染料植物
- 臼杵藩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000323066