レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月25日
- 登録日時
- 2022/01/12 13:34
- 更新日時
- 2022/02/19 12:59
- 管理番号
- 202113
- 質問
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解決
国、政府、行政が受けたサイバー犯罪の事例を探している。国は問わないが、できれば日本がいい。新聞、雑誌記事、論文など資料の種類は問わない。
※日本の企業については自身で調査済みとのこと。
- 回答
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【Web】
①データベース【e-Stat(政府統計の総合窓口)】でサイバー犯罪に対する統計、資料、管轄省庁を検索するが上手くヒットせず。Google検索で「サイバー攻撃」「サイバー犯罪」等を軸に「官公庁」「省庁」「日本」等と掛け合わせるが、官公庁に対するサイバー犯罪について明示している資料、サイトにはヒットせず。
②キーワードを‘標準型攻撃’に変更(ターゲットを絞ってサイバー攻撃を仕掛けること)。『標準型攻撃等の脅威について』(内閣官房情報セキュリティセンター)のPDFがヒットし、資料内に官公庁へのサイバー攻撃の事例あり。URLからサイト元を辿ると内閣官房内閣サイバーセキュリティーセンターへいくが、元ファイルはすでに消去されていた。
③出典が政府機関であることは確認が取れたので「国立国会図書館資料収集保存事業WARP」でタイトルを入れ検索。ファイル存在。また、同タイトルの過去資料も時系列で閲覧できることを確認。依頼者には②及び③の情報と、政府機関でサイバー犯罪を扱っている担当部署一覧がわかる内閣官房内閣サイバーセキュリティーセンターのサイトを案内。
・国立国会図書館資料収集保存事業WARP
(https://warp.da.ndl.go.jp/advancedsearch/#searchCondition_contentCollectUrl)
・内閣官房内閣サイバーセキュリティーセンター (https://www.nisc.go.jp/index.html)
【冊子体】
■OPACにて「サイバーテロ」等をキーワードとして検索した。JapanKnowledgeでも調査し、キーワードとなる候補語を増やし、またOPAC件名も使用。
■④⑤を確認したところ、官公庁等へのサイバー犯罪事例が紹介されていた。
④『サイバーセキュリティ / 谷脇康彦著』.岩波新書.2018.10 (007.609//Ta88)
⑤『サイバーセキュリティ / サイバーセキュリティと経営戦略研究会編』.2014.3 (007.609//Sa17)
■さらに④の参考文献に挙げられていた⑥を確認。
⑥『情報セキュリティ白書』.情報処理推進機構
■⑥の当館所蔵はないが、サンプルまたは全文PDFがウェブ公開されていた。公開PDFで確認できるものにて、事例が紹介されていたケース(④の掲載事例詳細もあり)を利用者へ案内した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 情報学.情報科学 (007)
- 情報工学 (548)
- 刑法.刑事法 (326)
- 参考資料
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谷脇康彦 著 , 谷脇, 康彦. サイバーセキュリティ. 岩波書店, 2018. (岩波新書 新赤版 ; 1742)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029226559-00 , ISBN 9784004317425 -
サイバーセキュリティと経営戦略研究会 編 , サイバーセキュリティと経営戦略研究会. サイバーセキュリティ = CYBERSECURITY. NTT出版, 2014.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025309004-00 , ISBN 9784757103450
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谷脇康彦 著 , 谷脇, 康彦. サイバーセキュリティ. 岩波書店, 2018. (岩波新書 新赤版 ; 1742)
- キーワード
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- コンピュータ犯罪
- サイバー犯罪
- ネットテロ
- サイバーセキュリティ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000310556