レファレンス事例詳細

事例作成日: 2025年03月11日

登録日時: 2025/10/03 13:28

更新日時: 2025/10/03 13:28

提供館: いわき市立いわき総合図書館 (2310140)

管理番号: いわき総合-地域８１５

質問: 解決

戦後すぐ、アメリカの作家ノーマン・メイラーがアメリカ軍として、小名浜に駐留していたと聞きました。その場所がわかる資料はありますか？

回答: 以下の資料に記述がありました。

【資料①】『いわき民報昭和50年1月6日』 14面
「裸者と死者のノーマン・メイラー　終戦直後小名浜にいた　戦後GIの炊事班長」
「メイラー達が宿舎にしていた同市（いわき市）小名浜字栄町にあった旧小名浜水産高校で」
とあります。
※文中の「小名浜水産高校」という校名について、下記【資料②】によると、アメリカ軍が駐留していた当時は、「福島県立小名浜水産学校」となっています。

上記資料は、いわき市立図書館ホームページ「郷土資料のページ」で公開しています。
https://library.city.iwaki.fukushima.jp/viewer/archive.html?idSubTop=2&id=3469&g=659　[最終アクセス　2025/9/30]

【資料②】『水高五十年記念誌』記念誌編集委員会　1982
→福島県立小名浜水産高校（旧小名浜水産学校、現小名浜海星高校）の50周年記念誌。
　p.28「小名浜水産学校時代」に、
「（昭和20（1945）年）11月になって嵐部隊と入れ替えに米軍兵士十数名が進駐してきた」
「21年3月になって、進駐軍が去った。これで一応学校は我々のものとなったが」
とあります。
また、学校の所在地については、p.22～23「沿革史」やp.29「小名浜水産高等学校時代」の記述から、アメリカ軍が駐留していた当時は、「石城郡小名浜町栄町」（現いわき市小名浜字栄町）にあったことがわかります。

回答プロセス: 1　資料を調査
上記回答のとおり。

以下の資料には、昭和21（1946）年にノーマン・メイラーが小名浜に駐留していたことがわかる記述はありましたが、詳しい場所に関する記述は確認できませんでした。
『ノーマン・メイラーの世界』佐渡谷重信∥著　1977　[SS/930/ｻ・1110932074] →p.275（年譜）
『世界文学全集 3‐20 メイラー』河出書房新社∥刊　1978　[SS/908/ｾ・1510040023] →p.344（年譜）、p.350（解説）
『世界文学全集 44 裸者と死者』集英社∥刊　1986　[SS/908/ｾ-44・1410170292] →p.620（解説）、p.639（年譜）

また、以下の資料に記述は確認できませんでした。
『いわき市史第4巻』いわき市史編さん委員会∥編　1994 [K/210.1-1/ｲ・1110038534]
『風雪の小名浜』山田慶次郎∥著　1974　[K/683/ﾔ・1110085055]
『小名浜港工事事務所50年のあゆみ』運輸省第二港湾建設局小名浜港工事事務∥編　1979　[K/683/ｳ・1110084041]
『国際港の礎石』山田慶次郎∥編 1964　[K/683/ｺ・1112021686]
『三十年史』小名浜海陸運送株式会社∥編 1986　[K/683/ｵ・1110085022]
『小名浜沿岸域形成史』小名浜沿岸域研究会∥著　1983　[K/683/ｵ・1110084967]
『小名浜港ケーソンヤード史』港建技術サービス∥編　1983　[K/513/ｵ・1110095914]
『小名浜港ケーソン据付1000函のあゆみ』運輸省第二港湾建設局小名浜港工事事務所∥編　1993　[K/683/ｵ・1110084090]
『ふるさと文学さんぽ福島』澤正宏∥監修　2012　[K/910.2/ﾌﾙ・1114004383]
『ふるさと文学散歩』河北新報社編集局∥編　1997　[K/910.2/ﾌﾙ・1111201735]
『みちのく・ふくしま歴史文学紀行』永塚功∥著　2008　[K/910.2/ﾅｶﾞ・1111956627]
『いわきの文学散歩』雫石太郎∥著　1979　[K/910.2/ｼｽﾞ・1110070255]
『今なお残る戦争の記憶』海野洋∥著　2023　[K/210.7-1/ｳ・1114485434]
『地名の変化にみる、いわきの近代化』いわき市立いわき総合図書館∥編　2008　[K/291/ﾁ・1111966469]
『いわき浜紀行』吉田隆治∥編　2002　[K/914.6/ｲﾜ・1111358782]
『絵はがきの中の「いわき」』いわき市立いわき総合図書館∥編　2009　[K/210.6-1/ｲ・1111982656]
『奇跡』ノーマン・メイラー∥著　1998　[SS/933/ﾒ・1110225677]
『ザ・ファイト』ノーマン・メイラー∥著　1997　[SS/936/ﾒ・2110038722]
『死刑執行人の歌上・下』ノーマン・メイラー∥著　1998　[SS/936/ﾒ]
『実存の西部ノーマン・メイラー』野島秀勝∥著　1982　[SS/930/ﾒ・1110932454]
『聖書物語』ノーマン・メイラー∥著　1999　[SS/933.7/ﾒｲ・1113357873]
『性の囚人』ノーマン・メイラー∥著　1971　[SS/933/ﾒ・1110945738]
『タフ・ガイは踊らない』ノーマン・メイラー∥著　1985　[SS/933/ﾒ・1110945654]
『天才と肉欲』ノーマン・メイラー∥著　1980　[SS/930/ﾒ・1110932462]
『なぜわれわれは戦争をしているのか』ノーマン・メイラー∥著　2003　[SS/319/ﾒ・1112951403]
『マリリン』ノーマン・メイラー∥著　1973　[SS/778/ﾒ・1111056717]
『夜の軍隊』ノーマン・メイラー∥著　1970　[SS/933/ﾒ・1110945746]
『なぜぼくらはヴェトナムへ行くのか?』ノーマン・メイラー∥著　1995　[933.7/ﾒｲ・1113357121]
『ノーマン・メイラー全集 5』ノーマン・メイラー∥著　1977　[908/ﾒ・1210214159]