レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20220928
- 登録日時
- 2023/08/25 17:21
- 更新日時
- 2023/09/27 15:20
- 管理番号
- 愛知県図-03860
- 質問
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解決
資料に記載の以下3点の新聞記事について、実際に掲載されている新聞名・日付・面数を知りたい(事前調査事項参照)。
1. 「口答も軍隊式・初の女軍属試験」(写真付き)
2. 「頼もしき五百の志願者 女子防空通信員の採用試験」(写真付き)
記事の中に4月5日に名古屋師団司令部で採用試験を行ったことが書かれている。
3. 「軍国の花嫁修業は 防空通信員になつて」
期間:昭和18年4月6日~7日
3は4月5日に先立っての募集記事と思われる。
新聞:中日新聞か、朝日新聞名古屋版
- 回答
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1. 「口答も軍隊式・初の女軍属試験」
【資料1】「中部日本新聞」
昭和18年4月6日朝刊 4面
※この面はマイクロフィルムでは紙面上部が欠落しているが、前後のコマから6日朝刊と判断できる。
2. 「頼もしき五百の志願者 女子防空通信員の採用試験」
【資料2】「朝日新聞」(名古屋)
昭和18年4月6日朝刊 4面(市内版)
3. 「軍国の花嫁修業は 防空通信員になつて」
【資料2】「朝日新聞」(名古屋)
昭和18年3月27日朝刊 4面(市内版)
2,3は【資料3】「朝日新聞クロスサーチ」でも閲覧可
- 回答プロセス
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1.事前調査資料を確認する。【資料4】「大空に祈る」p.421に該当の新聞記事の切り抜きの掲載があった。新聞名・日付・面数の記載はなかった。
2.昭和18年4月6日~7日の【資料1】【資料2】 を調査し、回答1・2に至る。
3. 昭和18年4月5日から遡って【資料1】【資料2】 を調査し、回答3に至る。
- 事前調査事項
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【資料4】『大空に祈る:名古屋防空隊(高射砲部隊)の足跡』「防衛通信隊について」(佐久間英一)(p.420)
「第一回の…募集広告や採用試験風景が新聞に掲載されたのは確か昭和十八年三月末頃であり採用試験が四月五日から始められた。」
- NDC
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- 中部地方 (215)
- 戦争.戦略.戦術 (391)
- 参考資料
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- 【資料1】「中部日本新聞(現中日新聞)」[マイクロフィルム]
- 【資料2】「朝日新聞」(名古屋)[マイクロフィルム]
- 【資料3】「朝日新聞クロスサーチ」[朝日新聞記事データベース](最終確認日 20230903)
- 【資料4】加藤金逸著,大空に祈る:名古屋防空隊(高射砲部隊)の足跡,「大空に祈る」刊行委員会,1975.8 (当館資料コード:1103131341 当館請求記号:A390/カ4)
- キーワード
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- 女子防空通信員
- 女軍属試験
- 名古屋防衛通信隊
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 女子防空通信員が昭和18年に募集されることになったきっかけは、本土決戦や前線に兵員を充足させるため、通信員も女子にゆだねられることになったからである。女子通信員は18才から22、23才までの未婚の女性で、軍属として採用された。第一次は昭和18年5月15日に60名が採用され、終戦当時は総員300名に達した(【資料4】p. 420)。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000337568