レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年01月13日
- 登録日時
- 2023/04/11 17:33
- 更新日時
- 2023/04/21 13:56
- 管理番号
- 000011035
- 質問
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解決
伊勢華(いせさかえ、小淞)が、明治18年(1885年)以降、宮内省の京都支庁の長官を務めていたことがわかる資料はないか。
- 回答
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資料1に「伊勢小淞」の項があり、宮内庁支局長であった旨の記述がある。
「明治維新の後、奈良府判事、倉敷県知事等歴任、同四年退官す。その後京都の大内監守に任ぜられ、宮内庁御用掛となり、支庁長に累進せるが、十九年病に罹り、明治十九年二月一日在官のまま卒す。」
また、資料2に「伊勢華」の項があり、明治18年に宮内省支局長に任ぜられたことがわかる。
「(明治)十四年宮内省奏任御用掛を拝し十六年初め頃月俸七十圓を給ひ十七年四月廿四日正六位に叙し十八年五月十三日宮内省支庁長に補し十九年一月卅一日肺炎に因り卒す」
なお、官報明治18年(1885年)5月21日付けp5(資料3)の「官庁彙報」に、5月13日付けで伊勢が宮内省支庁長に任ぜられた旨の記述がある。この資料は国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、インターネットを介して利用できる。
大蔵省印刷局 [編]『官報』1885年05月21日,日本マイクロ写真,明治18年. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2943772/1/3 (参照 2023-01-12)
- 回答プロセス
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明治期官僚官職データベース[https://shokuinroku.ls.kagoshima-u.ac.jp/]にて、「伊勢華」で検索、明治18年に宮内省支庁御用掛であることは分かる。
自館レファレンスDBにて、「伊勢華」で検索、各資料にあたる。
念のため、官報を探す。デジコレにてキーワード、「伊勢華」で検索、明治18年の官報がヒットしたため、内容を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 行政 (317 9版)
- 日本史 (21 9版)
- 参考資料
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1.末弘錦江 , 末弘, 錦江. 防長 人物 百年史 再版. 山口県人会, 1967.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I051638312-00 ([前編]p340) -
2.大植四郎 編著 , 大植四郎. 明治過去帳 : 物故人名辞典 新訂版. 東京美術, 1991.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I076455811-00 , ISBN 4808701197 (p216) - 3.官庁彙報. 大蔵省, 1885. 官報 1885年5月21日 (p5)
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1.末弘錦江 , 末弘, 錦江. 防長 人物 百年史 再版. 山口県人会, 1967.
- キーワード
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- 宮内省
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000331967