レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年06月20日
- 登録日時
- 2013/10/25 10:48
- 更新日時
- 2023/04/07 11:11
- 管理番号
- tr276
- 質問
-
解決
宇都宮盲唖学校を設立した「本田鐐吉」及び、足利鍼灸按講習所を設立した「沢田正好」の生没年や出身地等の略歴が知りたい。
- 回答
-
それぞれの人物について、経歴等関連する記述が確認できた資料を、以下にご紹介します。
1「本田鐐吉」氏について
・『栃木県歴史人物事典』(栃木県歴史人物事典編纂委員会/編集 下野新聞社 1995)
p549に「本多鐐吉」の項があり、生没年(1850(嘉永3)~1936(昭和11))等の略歴が確認できました。ここに、「宇都宮市第二代市長」とあります。
・『郷土の人々 宇都宮の巻 上』(下野新聞社/編 下野新聞社 1973)
p10-14に「在職15年の本田市長」の項があり、出身地(「東京深川の宇都宮藩邸で生まれた」とあります)等の経歴が確認できました。
・『日本の歴代市長 市制施行百年の歩み 第1巻』(歴代知事編纂会/編 歴代知事編纂会 1983)
p572に「本多鐐吉」の項があり、生年月(嘉永3年10月)等の経歴が確認できました。
・『宇都宮市六十周年誌』(宇都宮市総務部庶務課/編 宇都宮市役所 1960)
p148に「本多市長時代」の項があり、経歴が確認できました。
・『野州紳士録』(金澤源太郎/編 野州新聞社 1915)
p18に「本多鐐吉」の項があり、生年月日(嘉永3年10月24日)、出身地(「東京深川区清住町の藩邸に産れ」とあり)等の経歴が確認できました。
・『栃木県史 通史編 6.近現代(1)』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1982)
p559-560「私立宇都宮盲唖学校」の項で、創立者のうちの一人として、「本多鐐吉」の名前が挙げられています。
※没年月日について、「日」まで掲載されている資料は確認できませんでした。
2「沢田正好」氏について
・『栃木県歴史人物事典』(栃木県歴史人物事典編纂委員会/編集 下野新聞社 1995)
p299に「澤田正好」の項があり、生没年(1894(明治27)~1965(昭和40))等の略歴が確認できました。
・『八十年誌』(栃木県立盲学校/編 栃木県立盲学校 1988)
p6-7の「足利鍼灸按講習所」、「県立足利盲学校」の項に沢田氏の施設との関わり等に関する記述が確認できました。また、p57-76に、生没年月日(明27.4.20~昭和40.12.4)、出身地(茨城県大洗町生まれ)、詳細な経歴や家族の手記等が掲載されています。
・『栃木県史 通史編 6.近現代(1)』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1982)
p794~「私立足利盲学校・栃木県立足利盲学校」に「沢田正好は(中略)大正五年自宅で足利鍼灸按講習所を開いた」という記述があり、当時の様子について「大正十五年創立十周年記念号足利盲学校概況」という資料から引用しています。こちらの資料は、当館未所蔵です。
以下の資料には、関連する記述はありませんでした。
・『九十年誌』(栃木県立盲学校創立記念記念誌係/編 栃木県立盲学校 1999)
・『星霜 とちもう100年のあゆみ』(創立100周年記念誌係/編 栃木県立盲学校 2009)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 教育 (370 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 本田鐐吉
- 沢田正好
- 盲学校
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000139493