レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年09月17日
- 登録日時
- 2020/09/16 13:34
- 更新日時
- 2021/01/08 13:15
- 管理番号
- 広県図実習2020-02
- 質問
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解決
広島藩主が食べていた料理が分かる本があるか。
- 回答
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参考資料1『三田村鳶魚全集 第2巻』【210.08/76ミ/2】
p.135-178 浅野老侯のお話
p.135に「今日「下にいろ下にいろ」の御実験を持たれる殿様は、ただ老侯ばかりであって、(略)」とあることから,広島藩12代藩主浅野長勲による話であることがわかります。
p.171 「私の方などは極めて質素なもので、朝は焼味噌に豆腐くらいです。昼と晩が一汁二菜です。(略)茶漬を食う時は、終りの御飯を少し残して、茶をくれと命ずる。(略)吸物は飯を一ぜん食うてからでなければ替えるものではないが、これも小姓に替えて来いと命ずる。」という記述がある。
参考資料2『ピクトリアル江戸 2 大名と旗本』【210.5/88ヒ/2】
p.44-45 大名の一日
p.44に「三田村鳶魚の『浅野老公の話』から質素な大名の一日を再現してみた。」とあり,参考資料1と同じ「朝食のおかずは焼味噌と豆腐ぐらいのものである。」という記述がある。
参考資料3『日本の城:大名の生活と気風』【S210.5/75イ】
広島藩の事例ではないが,次の記述あり。
p.52 「朝食はふつう一汁三菜、小大名は一汁一菜のところもあった。」
p.63 「元久留米藩主の有馬頼寧さんの談に、「食事はたいてい一汁一菜である。(略)鰈などは、片身しかたべた記憶がない。片身は食べのこさねばならないときめられていた。」
p.64 参考資料1と同じ「広島の浅野候は朝食の内容を、焼味噌と豆腐のみといっている。」という記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 1『三田村鳶魚全集 第2巻』三田村鳶魚/著,中央公論社,1975
- 2『ピクトリアル江戸 2 大名と旗本』学研,1989 (p.44-45 大名の一日)
- 3『日本の城:大名の生活と気風』稲垣史生/著,平凡社,1978
- キーワード
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- 広島
- 藩主
- 食事
- 料理
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000287224