レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2026/01/30
- 登録日時
- 2026/04/09 00:30
- 更新日時
- 2026/04/09 00:30
- 管理番号
- R1015988
- 質問
-
解決
南太平洋の国では、コウモリをスープにした料理を食べるらしい。その料理やコウモリについて知りたい。
- 回答
-
フルーツを主食とする果実食のオオコウモリ(フルーツバット(Fruit Bat)、フルーツコウモリ)をスープにした料理のことで、パラオなどの南太平洋や東南アジアの国などで食べられていることがわかった。
以下の資料に掲載されていた。
【図書】
○写真やイラストがあるもの
・『世界がわかる図鑑:旅するように世界がわかる 2 世界の料理図鑑』(地球の歩き方/監修 Gakken 2023.2)
p.128-129「Gourmet Topics グルメトピックス ⑥世界の珍料理」
「フルーツバット Fruit Bat [ラオス][パラオ]ほか」
「食用コウモリ。煮付け、スープなどに使われる」とあり、カラー写真が掲載されている。(p.129)
p.149「オセアニア パラオ オリック・スープ Olik Soup」
「フルーツバットと呼ばれる食用コウモリのシチュー。鶏肉のような味わいで、骨以外はすべて食される。」とあり、カラー写真が掲載されている。
・『地球の歩き方リゾートスタイル R10 パラオ』(地球の歩き方編集室/編集 ダイヤモンド・ビッグ社 2019.3)
p.52「グルメNAVI 2 コウモリ=ミクロネシアならではの味!?」
「パラオでの珍味といえば、その代表はフルーツバットだろうか。文字どおりフルーツを主食とするコウモリで、ミクロネシアの島々ではココナッツミルクなどで煮込んで食べる。コウモリの肉はおいしいものではなく、どちらかというとだしを取るためのもの。」とあり、スープのカラー写真が掲載されている。
・『DOOR:208の国と地域がわかる国際理解地図 5 南アメリカ・オセアニア』(地図情報センター 2019.2)
p.54-55「オセアニア パラオ コウモリスープ」
「食用のオオコウモリをココナッツミルクで煮こんだ名物スープ」とあり、スープのカラーイラストが掲載されている。(p.55)
・『世界の料理(わくわく発見!)』(竹永絵里/画 河出書房新社 2018.1)
p.19「アジア・オセアニア パラオ 今ではなかなか食べられない高級スープ コウモリのスープ」
「果物を食べるコウモリ、フルーツバットは地元の人に人気の食材。20センチくらいの大きさのコウモリが羽を広げた形のまま、スープになって出てくる。(後略)」とあり、スープのカラーイラストが掲載されている。
・『ありのまま主義宣言っ!:うどん屋の娘に国境はいらない』(辻元清美/著 芸文社 1990.12)
p.141-144「第三航海 海の上にも八年 東西南北グルメネットワーク:世界食べある記 ベラウで運ばれてきた正体不明のスープ」
「ベラウではこの『コウモリスープ』は高価なもの。(中略)ミクロネシア地域のコウモリは、果物しか食べない。(中略)フルーツバットというんだそうだ。(後略)」とあり、食事中の白黒写真とコウモリの頭の白黒写真が掲載されている。(p.142-143)
国立国会図書館デジタルコレクション[送信サービスで閲覧可能](2026/1/30現在)
https://dl.ndl.go.jp/pid/13080939
75コマ目
・『太平洋諸島入門:生活風俗から非核憲法まで初めてのトータルな太平洋案内(三省堂選書 158)』(太平洋学会/編 三省堂 1990.9)
p.37-51「第1章 ミクロネシアへの招待 北マリアナ諸島」
「果物を食べているフルーツ・バット(コウモリ)も、マリアナ諸島、ヤップ本島、パラオでは賞味されるけれども、ヤップやチュウックの離島では、もともとこのコウモリがいなかったのか、全く顧みられない。フルーツ・バットは、スープにしても煮こんでも美味であるが(後略)」とある。(p.44-45)
p.61-65「第1章 ミクロネシアへの招待 パラオ共和国(ベラウ)」
「煮姿にしたフルーツ・バットの頭。このコウモリはマリアナ諸島、ヤップ、パラオなどでは珍重される食べ物」とあり、姿煮にしたフルーツ・バットの頭の白黒写真が掲載されている。(p.63)
国立国会図書館デジタルコレクション[送信サービスで閲覧可能](2026/1/30現在)
https://dl.ndl.go.jp/pid/13292366
25、34コマ目
○説明のみのもの
・『衝撃!世界の食文化(5分後に世界のリアル)』(藤田晋一/文 金の星社 2024.3)
p.40-47「世界の珍味 カエルもワニもコウモリもおいしい食材!?」
「インドネシアやラオスなどの東南アジアや、パラオなどのオセアニアの国々では、コウモリを食べる習慣がある。食用になるコウモリは、おもに果実や花の蜜を食べているフルーツコウモリ(オオコウモリ)だ。このコウモリは、煮こんだり、串焼きにしたり、スープに入れたりして食べることが多い。食感や味は鶏肉に似ているという」とある。(p.46)
・『地球の歩き方リゾート R10 パラオ』(地球の歩き方編集室/編集 ダイヤモンド・ビッグ社 2015.3)
p.181「不思議の国パラオのすばらしき生き物たち パラオオオコウモリ(オリク)」(倉田洋二)
「フルーツバットの名で呼ばれるオオコウモリは(中略)パラオ人は『オリク』と呼んで昔から食用にした。(中略)ミクロネシアではフルーツバットを食用にしている島が多い。グアム、サイパンの人々もよく食べていたが、観光客にもレストランでスープ料理として出される。(後略)」とある。
・『世界観光データバンク 新訂版』(辻原康夫/編著 トラベルジャーナル トラベル ジャーナル 1998.2)
p.150-153「データ編 国別データ百科 オセアニア グアム 伝統料理 ファニーヒ・カド Fanihi Kaddo」
「ミクロネシアの特産で果実を食べるコウモリ(フルーツバット)を香辛料で煮込んだスープで、文字どおり『コウモリのスープ煮』の意。毛のついたコウモリを丸ごとココナツミルクに入れ、塩、胡椒、タマネギのみじん切り、ライム汁などとともに煮込んだもの。肉は鶏のササミに似て淡泊だが、地元民はともかく一般にダシをとったスープを飲むだけで肉までは食べない」とある。(p.153)
また、フルーツを食べるコウモリの説明は、以下の資料に掲載されていた。ただし、スープに関する情報は掲載されていない。
【図書】
・『コウモリ学:適応と進化』(船越公威/著 東京大学出版会 2020.8)
p.67-76「第4章 採食活動と食性 4.2 果実食者」
・『身近で観察するコウモリの世界:町を飛ぶ不思議な野生動物(子供の科学★サイエンスブックス)』(大沢夕志/著 大沢啓子/著 誠文堂新光社 2012.7)
p.44-45「part3 コウモリはこんなものを食べている 植物食のコウモリ① 果物大好き」
・『太平洋諸島百科事典』(太平洋学会/編 原書房 1989.6)
p.77-78「オオコウモリ類 大蝙蝠類 Flying Fox」
「(前略)主に果物を食べるところからこの仲間は一般に"フルーツコウモリ"(Fruit Bat)と呼ばれている。(中略)オオコウモリ類は昔から、食用のために捕獲されてきた。(後略)」とある。(p.77-78)
国立国会図書館デジタルコレクション[送信サービスで閲覧可能](2026/1/30現在)
https://dl.ndl.go.jp/pid/13286981
52-53コマ目
【インターネット情報】
・コウモリの会「コウモリ通信目次」(2026/1/30現在)
http://www.bscj.net/report.htm
この団体が発行する「コウモリ通信」がバックナンバーとして公開されている。
http://www.bscj.net/BSCR/BSCR_11(1999).pdf
p.8-10「Vol.7 No.1 1999. 4(通巻第11号) 第1回コウモリフェスティバル講演 果実を食べるオオコウモリ」(船越公威)
[事例作成日:2026年1月30日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- オセアニア.両極地方 (297 10版)
- 衣食住の習俗 (383 10版)
- 哺乳類 (489 10版)
- 参考資料
-
- B14229160 世界がわかる図鑑 2 地球の歩き方‖監修 Gakken 2023.2 290 978-4-05-501403-8 (p.129、149)
- B13668922 地球の歩き方リゾートスタイル R10 地球の歩き方編集室‖編集 ダイヤモンド・ビッグ社 2019.3 290.93 978-4-478-82308-8 (p.52)
- B13665506 DOOR 5 地図情報センター 2019.2 290 978-4-8071-6401-1 (p.55)
- B13524638 世界の料理 竹永/絵里‖画 河出書房新社 2018.1 383.8 978-4-309-61346-8 (p.19)
- B10095010 ありのまま主義宣言っ! 辻元/清美∥著 芸文社 1990.12 304 4-87465-196-8 (p.142-143)
- B10006393 太平洋諸島入門 太平洋学会∥編 三省堂 1990.9 297 4-385-43158-2 (p.44-45、63)
- B16971013 衝撃!世界の食文化 藤田晋一/文 金の星社 2024.3 383.8 978-4-323-06352-2 (p.46)
- B13143386 地球の歩き方リゾート R10 地球の歩き方編集室‖編集 ダイヤモンド・ビッグ社 2015.3 290.93 978-4-478-04709-5 (p.181)
- B10837171 世界観光データバンク 辻原/康夫∥編著 トラベルジャーナル 1998.2 290.93 4-89559-422-X (p.153)
- B13839632 コウモリ学 船越/公威‖著 東京大学出版会 2020.8 489.42 978-4-13-060240-2 (p.67-76)
- B12792009 身近で観察するコウモリの世界 大沢/夕志∥著 誠文堂新光社 2012.7 489.42 978-4-416-21277-6 (p.44-45)
- B10211092 太平洋諸島百科事典 太平洋学会∥編 原書房 1989.6 297.033 4-562-02036-9 (p.78)
- 国立国会図書館デジタルコレクション『ありのまま主義宣言っ!:うどん屋の娘に国境はいらない』(辻元清美/著 芸文社 1990.12) (2026/1/30現在):<https://dl.ndl.go.jp/pid/13080939> (p.142-143(75コマ目))
- 国立国会図書館デジタルコレクション『太平洋諸島入門:生活風俗から非核憲法まで初めてのトータルな太平洋案内(三省堂選書 158)』(太平洋学会/編 三省堂 1990.9)(2026/1/30現在):<https://dl.ndl.go.jp/pid/13292366> (p.44-45、63(25、34コマ目))
- 国立国会図書館デジタルコレクション『太平洋諸島百科事典』(太平洋学会/編 原書房 1989.6) (2026/1/30現在):<https://dl.ndl.go.jp/pid/13286981> (p.77-78(52-53コマ目))
- コウモリの会「コウモリ通信目次」(2026/1/30現在):<http://www.bscj.net/report.htm> (「Vol.7 No.1 1999. 4(通巻第11号)」:p.8-10)
- キーワード
-
- コウモリ
- 蝙蝠
- 哺乳類
- 有袋類
- 果物
- 果実
- 料理
- スープ
- オセアニア
- ミクロネシア
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000382987