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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2024年06月11日
登録日時
2025/09/15 13:53
更新日時
2025/12/12 15:35
提供館
埼玉県立久喜図書館 (2110009)
管理番号
埼熊-2025-043
質問

解決

中国の龍踊で使用する玉の名称を知りたい。
回答
下記の資料およびインターネット情報を紹介した。
1 図書
『龍の百科』(池上正治著 新潮社 2000)
 p209「踊る龍の頭がめざすのは、別の男がもつ棒の先にある龍珠である。」とあり。

『中国文化史大事典』(尾崎雄二郎[ほか]編 大修館書店 2013)
 p1259「模型の中に灯をともし、宝珠と呼ばれる球で龍の舞踊を指揮する龍灯が最も普及している龍舞だが」とあり。

『支那民俗誌 第2巻 年中行事篇』(永尾竜造著 国書刊行会 1973)
 口絵「第二圖 龍燈の圖」に「龍の前に舞ふ球燈」とあり。
 p329「毬燈をぐるぐる廻轉するやうに作り、龍の身體を形作る多數の人々が丁度球を取るやうな風におもしろく活動して、球を追いつゝ街から街へと練り歩く。」とあり。
 p403「この外龍の頭に先導して繍球が行く。繍球は木杖の上部の鐵叉に着けてある紅い絹絲で束ねた徑一尺ばかりの球である。繍球は叉の間に在つて廻轉するやうに出來てゐて、その旁に銅鈴がついてゐる。これを「日繍球」ともいつてゐる。處によつては「元寶」とも呼ぶ。」とあり。
 p405「繍球を追って行き」「繍球を持つものは繍球を龍に取られまじと爭ひ」とあり。
 p423「龍燈の前には赤い球、「龍戯珠」を持っていくことは他の地方の繍球を持つことと變りはないが」とあり。

『龍の文明史』(安田喜憲編 荒川紘[ほか]執筆 八坂書房 2006)
 p194「龍舞いの龍は珠とたわむれる。」とあり。 

『清俗紀聞 1』(中川忠英著 孫伯醇[ほか]編 平凡社 1987)
 p8-9「燈棚 行燈」に、「(前略)図中央にある竜燈(ロントン)踊り(玉にたわむれる竜のさまを演じる)(中略)が通りを練り歩く(行燈)。」とあり。

2 インターネット情報
《長崎大学学術研究成果リポジトリ》(https://nagasaki-u.repo.nii.ac.jp/ 長崎大学)凉松育子著「中国における龍舞の役割とその音楽---日本の龍舞との比較を通して---」(http://hdl.handle.net/10069/00040717)
 p20「龍舞は「龍灯」という呼び名で行われていたことや「龍玉」と呼ばれる玉によって龍を操っていたことがわかる。」とあり。
回答プロセス
1 事前調査事項の参考文献を確認する
(1)〈龍と人の文化史百科〉で検索する。
『龍と人の文化史百科』(池上正治著 原書房 2012) ※未所蔵
(2)〈龍の百科〉で検索する。

2 参考図書を確認する。
『世界大百科事典 12(シ-シヤ) 改訂新版』(平凡社 2007)
 p610「龍踊」の項あり。
  「龍踊はもと中国で雨乞神事や上元祭などに行われていたもので、享保(1716-36)ごろ長崎に居住の唐人が、唐人屋敷での上元祭に行っていたものを伝授したものだという。」とあり。

3 自館目録を〈龍舞〉〈龍踊り〉〈竜踊り〉〈タイトル:中国 & 行事〉〈キーワード:長崎 & 祭り〉〈キーワード:長崎くんち〉〈一般件名:雨乞〉〈タイトル:中国 & 民俗〉で検索する。

4 《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(https://crd.ndl.go.jp/reference/ 国立国会図書館)を〈龍舞〉〈龍踊り〉〈竜踊り〉〈春節〉で検索する。

5 《国立国会図書館サーチ》(https://ndlsearch.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈龍舞〉〈龍踊り or 竜踊り〉〈龍踊〉で検索する。

6 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈長崎くんち & 龍〉〈龍踊〉で検索する。

7 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈春節 & 龍踊 & 珠〉〈中国 & 龍舞〉〈伝統 & 龍舞〉〈龍踊り & 珠〉で検索する。

〈その他調査済資料〉
『世界のお正月百科事典』(ウィリアム・D・クランプ著 澤田治美監訳 石川久美[ほか]訳 柊風舎 2018)
『民俗文化の伝播と変容』(植木行宣[ほか]編 岩田書院 2017)
『祈雨・宝珠・龍 中世真言密教の深層』(スティーブン・トレンソン著 京都大学学術出版会 2016)
『中国古代の民俗と文化』(桐本東太著 刀水書房 2004)
『中国情報用語事典 1999-2000年版』(竹内実[ほか]編 蒼蒼社 1999)
『龍の起源』(荒川紘著 紀伊国屋書店 1996)
『正月の来た道』(大林太良著 小学館 1992)
『中国の年中行事』(中村喬著 平凡社 1988)

ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2024年6月11日。
事前調査事項
ウィキペディアの「龍舞」の項目(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E8%88%9E#cite_ref-ikegami1_4-0)に「龍が玉を追いかける様子を模している」という記述あり。この箇所の参考文献として『龍と人の文化史百科』(池上正治著 原書房 2012)が挙げられている。同著者の著作に『龍の百科』(池上正治著 新潮社 2000)がある。
NDC
  • 風俗史.民俗誌.民族誌 (382 9版)
  • 伝説.民話[昔話] (388 9版)
  • 中国 (222 9版)
参考資料
  • 『龍の百科』(池上正治著 新潮社 2000) ,  ISBN 4-10-600579-4
  • 『中国文化史大事典』(尾崎雄二郎[ほか]編 大修館書店 2013) ,  ISBN 978-4-469-01284-2
  • 『支那民俗誌 第2巻 年中行事篇』(永尾竜造著 国書刊行会 1973)
  • 『龍の文明史』(安田喜憲編 荒川紘[ほか]執筆 八坂書房 2006) ,  ISBN 4-89694-856-4
  • 『清俗紀聞 1』(中川忠英著 孫伯醇[ほか]編 平凡社 1987) ,  ISBN 4-582-80062-9
キーワード
  • 春節
  • 年中行事
  • 中国-歴史
照会先
寄与者
備考
調査種別
事実調査
内容種別
歴史
質問者区分
個人
登録番号
1000374094
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000374094 コピーしました。
アクセス数 590
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