レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年06月27日
- 登録日時
- 2025/04/30 14:08
- 更新日時
- 2025/08/19 15:29
- 管理番号
- 埼久-2025-002
- 質問
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解決
ノートや手帳を見やすく使いやすく作るための開発段階での工夫(例えば罫線の幅、余白の工夫、予定管理方法など)は、どの分野に含まれるのか知りたい。関連図書や論文を探している。
- 回答
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手帳やノートの開発等に関連する図書館の分類やキーワード、関連図書の探し方を中心に紹介した。
1 手帳やノート等に関連するNDC分類(9版)(特定主題のノート等はその主題に分類される場合あり)
002.7 研究法・調査法(情報・知識の整理法を含む)
007.2 情報科学(歴史、事情)
007.5 ドキュメンテーション、情報管理
336.55 文書整理、ファイリングシステム
589.73 文房具
蔵書検索の「請求記号」に「589.7」と入力すると、以下のような資料がみつかる。このように、文房具会社の社史に手帳やノートの開発に関連する情報がある場合がある。
『コクヨ100年のあゆみ』(コクヨ株式会社 コクヨ 2006)
p28「1.紙製品の多様化と大量生産技術確立」
「昭和30年代に入ると、事務用品全般について合理化というニーズが起こり始めた。記録性・保存性を重視したヨーロッパ流の堅固かつ重厚なものから、使いやすさ、分類・整理のしやすさを中心としたアメリカ流の軽便なものへと需要が移行したのである。」その後、コクヨのノート産業への進出について言及あり。戦後の教育・文化の変化に合わせて新機能を付加したことなどについて書かれている。
2 百科事典の記述
百科事典の「手帳」「ノート」等の項目には、それぞれの歴史や成り立ちが簡潔にまとめられている。
『日本大百科全書 16 て-とく』(小学館 1987)
p133「手帳」
「記憶を書きとどめておくための小冊子。現代のような複雑な情報化時代にあっては、予定記入、行動管理、時間管理にまで活用され、日常生活に不可欠なものとなっている。ヨーロッパで手帳が一般に使われるようになったのは18世紀に入ってからといわれ、(後略)」以降、日本における手帳の歴史が簡潔に紹介されている。
『世界大百科事典 22(ヌ-ハホ) 2005年改訂版』(平凡社 2005)
p243「ノート notebook」
寺子屋から現在までのノートの歴史が、用紙や製本の変遷など簡潔に紹介されている。
3 関連図書とNDC分類
『手帳と日本人 私たちはいつから予定を管理してきたか』(舘神龍彦著 NHK出版 2018) 分類番号002.7
『能率手帳の流儀 みずからの成長と人生の豊かさを求めて』(野口晴巳著 日本能率協会マネジメントセンター 2007) 分類番号007.5
『ほぼ日手帳の秘密 14万人が使って、14万人がつくる手帳。 2007』(ほぼ日刊イトイ新聞〔ほか〕編著 幻冬舎 2006) 分類番号007.5
『手帳進化論 あなただけの「最強の一冊」の選び方・作り方』(舘神龍彦著 PHP研究所 2007) 分類番号007.5
4 インターネット情報
(1) 《和楽》(https://intojapanwaraku.com/ 小学館)
進藤つばら著「手帳っていつどこで生まれたの?日本の手帳の歴史を徹底解説!」
(https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/46771/)(2019年10月29日の記事)に手帳の誕生、普及についての記述あり。
「主な参考文献」として5点の図書が紹介されている。
(2)雑誌論文
《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja 国立研究開発法人科学技術振興機構)
杉本美貴[ほか]著「産学連携による学生用ノートデザイン開発」(『デザイン学研究作品集 23巻1号』p1_94-1_97 日本デザイン学会 2018.3 https://doi.org/10.11247/adrjssd.23.1_1_94)
杉本美貴[ほか]著「産学連携による学生用ノートデザイン開発2」(『デザイン学研究作品集 26巻1号』p1_52-1_54 日本デザイン学会 2021.3 https://doi.org/10.11247/adrjssd.26.1_1_52)
株式会社三光が、学生参加型の共同研究でノートの商品開発を行ったもので、抄録によると、罫線の工夫等についても述べられているよう。
- 回答プロセス
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1 自館目録を、〈フルテキスト : 文房具〉〈フルテキスト : ステーショナリー〉〈フルテキスト : プロダクトデザイン〉、〈一般件名:手帳〉、〈NDC分類:589.7〉で検索する。
2 《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構)を〈文具 & デザイン & 開発〉で検索する。
3 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈手帳 & 歴史〉で検索する。
《和楽》(https://intojapanwaraku.com/ 小学館)
進藤つばら著「手帳っていつどこで生まれたの?日本の手帳の歴史を徹底解説!」
(https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/46771/ 2019.10.29)
「主な参考文献」5点あり。
4 《Japan Knowledge》(ネットアドバンス)を〈手帳〉で検索する。
〈その他調査済資料〉
『文房具事典』(ステレオサウンド 1983)
『文房具の研究 2』(中公文庫編集部編 中央公論社 1996)
『Business stationery graphics 2』(ピエ・ブックス 1994)
『プロダクトデザイン 商品開発に関わるすべての人へ』(日本インダストリアルデザイナー協会編 ワークスコーポレーション 2009)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2023年6月27日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 情報学.情報科学 (007 9版)
- 経営管理 (336 9版)
- その他の雑工業 (589 9版)
- 参考資料
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- 『コクヨ100年のあゆみ』(コクヨ株式会社 コクヨ 2006)
- 『手帳と日本人 私たちはいつから予定を管理してきたか』(舘神龍彦著 NHK出版 2018) , ISBN 4-14-088570-X
- 『能率手帳の流儀 みずからの成長と人生の豊かさを求めて』(野口晴巳著 日本能率協会マネジメントセンター 2007) , ISBN 4-8207-1709-X
- 『ほぼ日手帳の秘密 14万人が使って、14万人がつくる手帳。 2007』(ほぼ日刊イトイ新聞、山田浩子編著 幻冬舎 2006) , ISBN 4-344-01251-8
- 『手帳進化論 あなただけの「最強の一冊」の選び方・作り方』(舘神龍彦著 PHP研究所 2007) , ISBN 4-569-69435-7
- キーワード
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- 手帳
- ノート
- 製品開発
- 文房具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- ビジネス
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000368785