レファレンス事例詳細

1．『地球の歩き方　E01　ドバイとアラビア半島の国々　2016～2017年版』によると、「（2015年12月現在、観光ビザの発給は停止、業務ビザのみ申請ができる）」（p280）との記載あり。また、「入国には査証が必要。一般旅券の場合は、サウジアラビアにある申請人の受け入れ先（スポンサー）がサウジアラビア内務省に対してウェブサイトを通じて申請を行うこととされている。2015年12月現在、観光ビザは実質的に発給されず業務ビザのみ。」（p277）とあり、2015年12月の時点で観光ビザは発給されていないことが記載されている。
　　ただし、「サウジアラビアへはビザ申請者に年齢制限などがあり、現地の旅行会社と契約を結んでいる日本の旅行会社が主催するパッケージツアーに参加する場合にのみ取得可能だ（2016年1月現在、サウジアラビアは観光ビザの発給を停止している）」（ｐ372）とあるため、限定的ではあるが、日本の旅行会社を通せば観光ビザの取得が可能であるようだ。
2．『サウジアラビアを知るための63章　第2版』によると、「従来サウジアラビアは、巡礼やビジネスが目的の外国人渡航者にはビザを発給してきたが、それ以外の目的にはビザを発給することがきわめて少なかったため、サウジアラビア国内は外国人向けの観光産業で利益をあげてこなかった」（p311-312）とある一方で、「2013年12月には、外国人に観光ビザを発給する可能性があると現地紙が報じた」（p313）と記載されている。しかし、筆者は「サウジアラビアが外国人に個人旅行を認めるのはまだ先の話となりそうだ」（p314）と推察している。
3．『さがし絵で発見！　世界の国ぐに⑨　サウジアラビア』によると、「サウジアラビアは、2005年まで外国人の観光をみとめていませんでした。2006年、サウジアラビア王国政府観光庁が、外国人にたいしてはじめて観光ビザをみとめると発表しました。」（p28）とあり、「イスラム教徒ではない人が観光目的で入国がゆるされるのは、一定の条件をクリアした団体のツアーのみです。個人は観光ビザが発行されません」（p28）と記載されている。