レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年04月06日
- 登録日時
- 2021/05/13 11:11
- 更新日時
- 2022/04/05 09:49
- 管理番号
- 関大総図 21B-1J
- 質問
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解決
『鹿野町誌』に熊谷道伸・子貞父子の事跡が記載されている(上巻pp.768-777)が、その根拠は「熊谷道伸・子貞先生父子頌徳之碑」によると思われる。同誌の下巻には、碑の建立について記載はある(pp.46-49)が、碑文については記載が無く、確認することができない。碑文について調査してほしい。
- 回答
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『ふるさとの人と知恵鳥取』(農山漁村文化協会,1994.)に、「熊谷道伸・子貞父子と修道館」という記事が収録されています。こちらは当館未所蔵のため、鳥取県立図書館に内容について確認頂いたところ、当該記事にお尋ねの石碑について記述があり、碑の正面には碑銘のほか「文学博士 市村瓚次郎書」と彫られているそうです(p.192)。しかし、碑の裏面については記述がないため、不明とのことでした。なお、この資料には石碑の写真も掲載されているそうです(p.198)。もし裏面に事績等が彫られていれば、何らかの言及はあると考えられますので、『鹿野町誌』の記述が、この石碑を根拠にしたものとは考えにくいのでは、と思われます。
関連資料として、『鳥取県立公文書館研究紀要』第6号(2013)の安藤文雄「石碑は承け継ぐ―徳は孤ならず、必ず隣あり―」に、「熊谷道伸墓碑銘」について記述があります(pp.45-46)。
https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=127495【最終アクセス2022/03/01】
記事によると、墓碑銘には「神崎硯明謹んで誌す」とあり、市村瓚次郎については記述がありませんので、お尋ねの石碑とは異なると思われますが、当該記事は墓碑銘の碑文と『鹿野町誌』の記述を比較対照して論じており、参考になると思われますので、合わせて紹介します。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217)
- 日本思想 (121)
- 参考資料
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- 鹿野町誌編集委員会編. 鹿野町誌 上巻. 鹿野町, 1992.3-1995.5. (当館請求記号 N8*291.72*8563*1, 当館資料番号 230211895)
- 鹿野町誌編集委員会編. 鹿野町誌 下巻. 鹿野町, 1992.3-1995.5. (当館請求記号 N8*291.72*8563*2, 当館資料番号 230211909)
- キーワード
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- 郷土資料--鳥取県
- 鹿野町 (鳥取県)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学部生
- 登録番号
- 1000298223