レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年05月12日
- 登録日時
- 2018/05/12 15:34
- 更新日時
- 2018/05/30 16:57
- 管理番号
- 蒲郡-2018-05121-般
- 質問
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解決
江戸時代に朱肉はあったのか。宝暦3年の往来手形に印がある。
- 回答
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朱肉は江戸時代に使われていた。朱肉は古代より使われていたよう。
- 回答プロセス
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1)資料をお持ちになり、その中に掲載されている人物が手形を持っているので、この時代に朱肉があったかどうかを知りたいとのこと。
→『蒲郡市史』本文編2 近世編 P.245の往来手形。
2)宝暦3年の時代を念のため確認。
和暦西暦の一覧サイトで確認。→西暦だと1753年。江戸時代。
3)レファレンス協同データベースに同様の事例がないか確認。
キーワード:「往来手形」、「江戸時代、印(または、はんこ)」
→朱肉についてはないよう。
4)辞書棚で「印」、「往来手形」、「手形」について見る。
→朱肉について見つけられず。
5)「印」、「往来手形」をキーワードに自館OPACより検索。
→『花押・印章図典』、『印判の歴史』を見る。
『花押・印章図典』基本用語集(P.3)より
→古代より朱印が、中世より黒印があった。
なお、内容は『国史大辞典』1巻「印章」(P.884)と同じ。
『印判の歴史』(P.17)平安時代には朱肉が使われていた。
(P.147)朱印は庶民には許されなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 法制史 (322)
- 日本史 (210)
- 参考資料
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石井良助 著 , 石井, 良助, 1907-1993. 印判の歴史. 明石書店, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002115858-00 -
瀬野精一郎 監修 , 吉川弘文館編集部 編 , 瀬野, 精一郎, 1931- , 吉川弘文館. 花押・印章図典. 吉川弘文館, 2018.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028706840-00 , ISBN 978-4-642-08327-0 -
国史大辞典編集委員会 編. 国史大辞典 第1巻 (あーい). 吉川弘文館, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001403293-00 -
蒲郡市史編さん事業実行委員会 編 , 蒲郡市. 蒲郡市史 本文編 2(近世編). 蒲郡市, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008182181-00
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石井良助 著 , 石井, 良助, 1907-1993. 印判の歴史. 明石書店, 1991.
- キーワード
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- 印章
- 印
- 朱肉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 民俗
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000235563