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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2022年01月22日
登録日時
2024/04/03 16:42
更新日時
2024/05/01 13:54
提供館
杉並区立中央図書館 (2300151)
管理番号
6000036941
質問

解決

大宮八幡宮参道の「鞍掛の松」の謂れが知りたい。
回答
※「鞍懸松」「鞍掛松」など資料によって文字が異なるものはそのまま表記しています。

・『大宮八幡宮史』(岡田米夫/著、大宮八幡宮史編纂刊行委員会、1977年、S11.17オ)
→P.130-133「(2)境内の名木・名勝」の項で、江戸時代の資料である『嘉陵紀行』『江戸名所図会』『玉川祈願日記』(当館注:『玉川泝源日記』の誤りか)などから引用して、鞍懸松を説明しています。大正時代の『大宮八幡神社祭神及由緒記』(区内未所蔵)によると、枯死した痕跡の近くにある民家を「曲り松」といったとのことです。『江戸名所図会』の「鞍懸松」の図版と、二代目の松の写真も収録しています。

・『大宮八幡宮畧史』(大宮八幡宮/編、大宮八幡宮、2005年、S11.17オ)
→P.28-30「五、交通」の中で、『江戸名所図会』の「鞍懸松」の図版と添書きの書き起こし、『嘉陵紀行』の引用、二代目の鞍掛松の写真などを掲載しています。

・『大宮八幡宮 別表神社』(大宮八幡宮/編、大宮八幡宮、1968年、S11.17オ禁帯)
→明治100年を記念して作られた冊子で、大宮八幡宮の歴史や建物などについてまとめています。
 P.21-22「七、交通」の項に、「大鳥居から少し行った南側に、魚美津と云う魚屋がありますところには、昔八幡太郎義家が馬の鞍を掛けたと云う伝説のある鞍掛松と云うのがあった処で、(中略)文献にも出て居ります有名な松でしたが、天保十二年(一八四一年)四月十三日、山田庄右衛門(当館注:庄左衛門の誤りか)が当社に参拝した時の紀行には既に枯死していたとありますから、…」とあります。

・『江戸叢書 巻の1 嘉陵紀行』(江戸叢書刊行会/編纂、日本図書センター、1980年、215エ)
→前述の資料で引用されている、村尾嘉陵(1760-1841)による紀行文です。P.303には鞍掛松の絵があり、P.305-306には大宮八幡に参拝したこと、「くら掛松」の様子などについての記述があります。

・『江戸近郊道しるべ 現代語訳』(村尾 嘉陵/著、講談社、2013年、BYム)
→注釈もあり、『江戸名所図会』の「鞍懸松」の図版が掲載されています。なお、村尾嘉陵のこの紀行は、自筆本・写本などいくつかのバージョンが存在するようで、その詳細は本書の巻末で解説されています。合わせてご参照ください。

・『江戸名所図会 4』(斎藤 幸雄/ほか著、筑摩書房、1996年、BYサ)
・『江戸名所図会 中』(鈴木 棠三/校註、角川書店、1975年、213.36ス)
→前述の資料で引用されている、江戸後期の地誌です。江戸府内および武蔵野近郊の神社・仏閣・名所について記述されています。
上記2冊は、いずれも本文を読みやすく活字化したものですが、さらに前者には挿絵内の書入の翻刻、後者には校註も加えられています。

・『杉並風土記 下巻』(森 泰樹/著、杉並郷土史会、1989年、S11.21モ)
→P.234に「鞍掛けの松」という項目があり、『江戸名所図会』の引用などを元に概要を解説しています。

・『武蔵野歴史地理 第2冊 東京西郊 東京西南郊』(高橋 源一郎/編著、武蔵野歴史地理学会、1929年、S40.21タ禁帯) 
→P.206-210「大宮八幡の森林老樹」の中で、鞍掛け松は有名で、周囲は二抱えあまりもあった、と述べられています。村尾正靖(村尾嘉陵のこと)が来た時には枯れかかっていて、『玉川泝源日記』の著者、山田庄左衛門が行った時には枯れ果てていたが、今はまた松が成長し、東京近郊で森林を味わうのによい場所だ、としています。

・『東京・和田大宮の研究』(萩原弘道/著、大宮八幡宮、2005年、S11.21ハ)
→著者は元杉並区史編纂委員です。「義家公「鹿島松」を植樹」の章で、新井白石が称賛した境内の数千株の松について述べています。P.115では『江戸名所図会』の「鞍懸松」の図版について「右が名な「和田の曲り松」で、義家公「鞍掛松」と称された」と説明し、P.116では2代目「鞍掛松」の写真と、現地に備え付けられた説明文の写真を掲載しています。

・『『江戸名所図会』でたずねる多摩』(重信 秀年/著、けやき出版、2013年、291.36シ)
→P.76-78「大宮八幡宮」の項には、神社と「鞍懸け松」についての解説、P.78-79には、見開きで『江戸名所図会』の「大宮八幡宮」の鳥瞰図と添書きの現代語訳、P.140には、同じく『江戸名所図会』の「鞍懸松」の図版を掲載しています。

また、下記は杉並区立図書館では未所蔵の資料ですが、ご参考まで紹介いたします。

・『玉川泝源(そげん)日記』(山田早苗/著、慶友社、1970年)
→青梅出身の文人、山田早苗(黒田庄左衛門、1773-1855)による随筆・紀行文です。現物は確認できていませんが、上述の通り、鞍掛松についての記述が含まれているようです。
回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 神道 (17)
  • 日本史 (21)
参考資料
  • 岡田米夫 著. 大宮八幡宮史. 真龍社, 1977.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001330798
  • 大宮八幡宮/編. 大宮八幡宮畧史. 大宮八幡宮, 2005.
  • 大宮八幡宮/編. 大宮八幡宮 別表神社. 大宮八幡宮, 1968.
  • 江戸叢書刊行会 編. 江戸叢書 第1巻. 日本図書センター, 1980-02.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I12406230
  • 村尾嘉陵 [著] , 阿部孝嗣 訳. 江戸近郊道しるべ : 現代語訳. 講談社, 2013. (講談社学術文庫 ; 2166)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024362491
    ,  ISBN 978-4-06-292166-4
  • 市古夏生, 鈴木健一 校訂. 新訂江戸名所図会 4. 筑摩書房, 1996. (ちくま学芸文庫)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002539862
    ,  ISBN 4-480-08314-6
  • 森泰樹 著. 杉並風土記 下巻. 杉並郷土史会, 1989. (杉並郷土史叢書 ; 6)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001984872
    ,  ISBN 4-915281-06-X
  • 高橋源一郎 編. 武蔵野歴史地理 第2冊. 武蔵野歴史地理学会, 1929.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I3432377
  • 萩原弘道/著. 東京・和田大宮の研究. 大宮八幡宮, 2005.
  • 重信秀年 著. 『江戸名所図会』でたずねる多摩. けやき出版, 2013.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024182136
    ,  ISBN 978-4-87751-487-7
キーワード
  • 大宮八幡宮
  • 鞍掛の松
  • 源義家
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
郷土
質問者区分
社会人
登録番号
1000348666
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000348666 コピーしました。
アクセス数 6372
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