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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2024年11月23日
登録日時
2024/12/12 11:23
更新日時
2025/01/07 22:07
提供館
県立長野図書館 (2110021)
管理番号
県立長野-24-168
質問

未解決

大町市にある仁科神明宮の造営や松葉屋旅館の建築にかかわった曽根原亀太郎氏について、略歴等を知りたい。大工の棟梁と聞いているが、地域の役員などもしていたらしい。
回答

『大北地方の神社と文化』大北神社誌編纂委員会編 長野県神社庁大北支部, 長野県神社総代会大北支会 1992【N173/30】p.157-173に「曽根原氏一門の建築」があった。
 曽根原氏は、江戸時代中期から明治にかけて活躍した社寺大工の一門。資料中に「宮大工曽原氏建築作品一覧」に大北地域の棟札に残る大工名がまとめられているが、明治期の3件に亀太郎氏の名前は見られない。


 「大町市の文化財(大町市にある指定・登録文化財の一覧)」[最終確認2024.12.23]によると、明治より前の棟札は国の重要文化財で、明治以降の棟札は平成10年3月25日に「仁科神明宮木造棟札」として、大町市の有形文化財に指定されている。
 式年造営については、棟札に大工名が記録されることから、式年造営の上記4回分について、棟札の写しを所蔵する大町市文化財センターに照会したところ、曽根原氏の名前は確認できないとのこと。棟札の写しは、同センターで見ることができるが、事前連絡が必要。
   大町市文化財センター 大町市大町4700
      TEL: 0261-23-4760 FAX: 0261-23-4773


 なお、上記の宮大工の曽根原氏一門との関係は不明だが、『大町市史 第4巻 近代・現代 本編』大町市史編纂委員会編 大町市 1985【215.2/オオ/4】[国立国会図書館デジタルコレクション送信サービスで閲覧可能 最終確認2024.12.23]p.206「町村制以降の町村首長」に、「曽根原亀太郎」があり、明治43年2月から大正11年2月まで町長を務めた。町長の任期中に大町では米騒動があったことが、p.88-98にかけて記述にある。
 また、p.434に、明治33年3月提出の大町商業銀行設立申請書に、取締役員の予定者の一人として「曽根原亀太郎」の名前が見られたとの記述がある。
 『地方発達史と其の人物 長野県の巻』鈴木善作著 郷土研究社 1941【N290/42】[523コマ 国立国会図書館デジタルコレクション 送信サービスで閲覧可能 最終確認2024.12.23]の「北安曇郡之部」に、町長を務めた「曽根原亀太郎」の略歴があったが、宮大工についての記述は確認できなかった。
 なお、『角川日本姓氏歴史人物大辞典20』角川書店 1996【N288/158】p.818に「曽根原」氏の項目があり、大町市の2系統、安曇野市の1系統が紹介されているが、当該家系かは判断できない。


 大町市にある松葉屋旅館の建築を担当した大工に関して記述のある資料は確認できなかった。

回答プロセス
1 仁科神明宮、大町市の松葉屋旅館にかかわったとのことから、北安曇郡に調査地域を絞る。また、仁科神明宮の建築に関わったとあるが、これは式年造営のことと思われる。
2 『長野県歴史人物大事典』神津良子編 郷土出版社 1989【N283/13a】を見るが、「曽根原亀太郎」は確認できない。また、『角川日本姓氏歴史人物大辞典20』角川書店 1996【N288/158】p.818に「曽根原」氏の項目があり、大町市の2系統、安曇野市の1系統が紹介されているが、当該家系か判断できない。
3 郷土分類N173(中信地区の神社)の書棚で仁科神明宮に関する資料を調べる。
 『仁科神明宮のしおり』大町市公民館1970【N173/15】p.28-31「神明宮百年」の年表によると、明治から大正、昭和初期にかけて、
  式年造営 明治11年(1878年)
  拝殿改築 明治12年(1879年)
  式年造営 明治32年(1899年)神楽殿改築
  式年造営 大正 8年(1919年)神門建築
  式年造営 昭和14年(1939年)
が行われたことがわかる。さらに、『大北地方の神社と文化』に宮大工としての「曽根原一門」を発見する。
4 仁科神明宮は国宝となっていることから、文化財に関する記録をN706(長野県の文化財)の資料を探す。『大町市の文化財 大町市指定文化財調査書』に神明宮の記載はあるが、曽根原氏の記述は確認できない。大町市のwebサイトでも確認できる。
 式年造営については、棟札に大工名が記録される。棟札は国の重要文化財で、明治以降の棟札は平成10年3月25日に「仁科神明宮木造棟札」として、大町市の有形文化財に指定されていることがわかる。棟札の記述内容について大町市文化財センターに照会する。併せて、松葉屋旅館についても、調査資料を持っているか照会したが、指定文化財ではないためわからないとのこと。
5 国立国会図書館デジタルコレクションで、「曽根原亀太郎」を検索する。
 『大町市史 第4巻 近代・現代 本編』『地方発達史と其の人物 長野県の巻』等の記述がヒットする。回答の他に『信濃郷土史 第4巻』鈴木善作編 歴史図書社 1980【N209/21/4】[国立国会図書館デジタルコレクション送信サービスで閲覧可能 最終確認2024.12.23]にも、北安曇郡大町の歴代公職者中に曽根原亀太郎氏の名前があった。明治41年12月から43年2月まで、名誉助役。明治43年2月から大正11年2月まで町長。
 『長野県肖像録』富谷益蔵[編] 博進社 1923【N280/25】[国立国会図書館デジタルコレクション送信サービスで閲覧可能 最終確認2024.12.23]「写真提供ナキ芳名」p.662に、「町長 大町 曽根原亀太郎君」とのみ記載がある。
6 大町市観光協会のwebサイトを調べたが、観光ポイントとして紹介されているが、大工についての記述はなかった。

<調査資料>
・『美術史上より見たる仁科氏文化の研究』一志茂樹著 信濃教育会北安曇部会 1937【N231/5】
・『新編信濃史料叢書 第7巻』信濃史料刊行会編・刊 1972【N208/43/7】
  「仁科神明宮棟札」に、棟札の翻刻があるが、江戸時代までのもの。
・『仁科氏文化の研究』一志茂樹著 信濃教育会北安曇部会 1937【N231/5】
・『大町市の文化財 大町市指定文化財調査書』大町市教育委員会編・刊 1996【N706/116】
・『大町市史 第5巻 民俗・観光』大町市史編纂委員会編 大町市 1984【N231/36/5】
・『北安曇誌 第3巻 近世』北安曇誌編纂委員会編 長野県北安曇教育会 2005【N231/13/3】
・『北安曇誌 第5巻 近代・現代 下』北安曇誌編纂委員会編 長野県北安曇教育会 1984【N231/13/5】
事前調査事項
NDC
  • 神社.神職 (175)
  • 芸術政策.文化財 (709)
  • 各種の建築 (526)
参考資料
  • 長野県神社庁大北支部, 長野県神社総代会大北支会 編. 大北地方の神社と文化. 長野県神社庁大北支部, 1992.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002222710
      (【N173/30】)
  • 大町市史編纂委員会/編集. 大町市史 第4巻. 大町市, 1985.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I16111008912079313
      (【215.2/オオ/4】)
  • 鈴木善作編著. 地方発達史と其の人物. 郷土研究社, 1941.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130282272491340928
      (【N290/42】)
キーワード
  • 仁科神明宮
  • 棟札
  • 松葉屋旅館
  • 大町市
  • 曽根原亀太郎
  • 宮大工
照会先
  • 大町市文化財センターhttps://www.city.omachi.nagano.jp/00025000/00025900/00025904.html
寄与者
備考
調査種別
事実調査
内容種別
郷土 人物
質問者区分
社会人
登録番号
1000360476
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000360476 コピーしました。
アクセス数 604
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