レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年10月04日
- 登録日時
- 2024/10/11 15:14
- 更新日時
- 2024/11/28 21:22
- 管理番号
- 県立長野-24-132
- 質問
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諏訪郡原村にある一ツ石山神社の祭神や、一ツ石についての謂れなどを知りたい。
- 回答
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『原村の石造文化財』原村教育委員会編・刊 2016【N714/100】p.108の「一ツ石」に、
側左には無造作な感じに、「一ツ石 上原山保有」と刻まれている。一ツ石の奥には「信玄之棒道目標石」と書いた看板がある。
八ツ手開発時の見立て石や信玄の棒道の目標石とも言われ、また、土地の境界を再確認する境界石とも言われている。とあったのみ。神社の由来は記されていない。
- 回答プロセス
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1 『原村誌 下巻 近代・現代・民俗』原村編・刊 1993 【N241/109/2】を調べたが、一ツ石山神社、及び一ツ石についての記述は確認できない。
2 巨石とのことから、石造文化財の調査を探す。『原村の石造文化財』に記述あり。
3 信玄之棒道という記述から、『茅野』第64号掲載の茅野市郷土研究会編集部著「郡外研修 信玄の棒道と武田の里探訪」、第69号掲載の牛山甲子恵著「信玄の棒道に関わる立場沢の隠れ岩」を見るが、一ツ石や神社に関する記述は確認できなかった。
4 明治期からの記述を探して、『長野県町村誌 第3巻 中南信篇』長野県編 名著出版1973 (長野県町村誌刊行会の復刻)【N290/33a/3】「原村」を見る。p.3353-3354に村内の神社名が列挙されているが、一ツ石山神社の記述はない。
5 明治初期の村絵図を記載する『明治初期長野県町村絵地図大鑑4』滝沢 主税編 郷土出版社 1985【N293/5/4】で、一ツ石山神社の所在地を探すが、開拓地としては新しい地域のため、原村を構成する旧村の村絵図には所在地を確定できる書き込みは見当たらなかった。
6 八ツ手開発に関係があるような記述のため、八ツ手地区の開拓の記録を調べるが、一ツ石や神社に関する記述は確認できなかった。<調査資料>
・『原村誌 上巻』原村編 原村役場 1995【N241/109/1】
・『郷土の歩み 新田開発四百年記念誌』原村四百年史編纂委員会編 原村教育委員会 2010【N241/205】
・『八ツ手の歩み 八ツ手新田開発四百年記念誌』八ツ手区歴史調査特別委員会編 原村八ッ手区 2014【N241/215】
・『八ツ手新田の研究』小池修次著 武居幸重 2010【N241/192】
・『御柱・原村検定』
原村むらづくり生涯学習推進委員会「御柱・原村検定」専門部会編 御柱・原村検定専門部会 2009【N241/187】
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 10版)
- 石彫 (714 10版)
- 中部地方 (215 10版)
- 参考資料
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原村教育委員会編. 原村の石造文化財 : ふるさとの心を巡って. 原村教育委員会, 2016.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130000797865072896 (【N714/100】)
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原村教育委員会編. 原村の石造文化財 : ふるさとの心を巡って. 原村教育委員会, 2016.
- キーワード
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- 一ツ石山神社
- 一ツ石
- 巨石信仰
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000358322