レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年07月18日
- 登録日時
- 2014/09/05 17:00
- 更新日時
- 2022/06/02 14:46
- 管理番号
- 鎌中-2014059
- 質問
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解決
報国寺の迦葉尊者の像を作ったという宅間法眼について知りたい。
- 回答
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宅間法眼は、名を浄宏(じょうこう)といい、14世紀の東国の仏師もしくは絵師です。あまり詳しいことは分かっていません。
以下の参考資料をご覧ください。
迦葉尊像は明治23年に焼けてしまい、今はありません。
- 回答プロセス
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①報国寺について書かれた本を見てみるがそれらしい人物の話が出てこない。ただ、報国寺のある谷は「宅間谷(たくまがやつ)」とよばれ、鎌倉時代に頼朝が呼び寄せた絵師宅間為久に由来すること、「宅間派」の絵師や仏師の後裔が住んでいたらしいことがわかる。
②『鎌倉事典』で「宅間派」の項を見る。
③②に紹介されていた参考文献を見る。どうやら宅間法眼は、宅間浄宏のことらしいとわかる。
④鎌倉や関東の彫刻史について触れている本の索引を見る。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 8版)
- 日本語 (051 8版)
- 彫刻史.各国の彫刻 (712 8版)
- 参考資料
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- 『報告寺』 功臣山報国寺 平成17 P21 報国寺の歴史
- 『鎌倉事典』 白井永二 東京堂 昭和55
- 「東国の宅磨派 十四・五世紀を中心に」 三山進 (『金沢文庫研究』第17巻4号通巻180号 1971年4月)
- 「報恩寺廃寺本尊像考」(『鎌倉彫刻史論考』 三山進 有隣堂 昭和56)
- 『鎌倉の彫刻』 三山進 矢萩和巳 東京中日新聞出版局 昭和41
- キーワード
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- 宅間浄宏 たくま じょうこう
- 宅間法眼 たくま ほうげん
- 宅間派 たくま は
- 宅磨派
- 絵師
- 仏師
- 報国寺 ほうこくじ
- 宅間為久 たくま ためひさ
- 迦葉寺 かようじ
- 迦葉像 かしょうぞう
- 宅間寺 たくまでら
- 彫刻
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000159433