レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年07月17日
- 登録日時
- 2024/10/13 16:30
- 更新日時
- 2024/11/26 21:13
- 管理番号
- 県立長野-24-137
- 質問
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解決
明治から大正にかけて、諏訪地域にあった図書館を知りたい。
- 回答
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次の資料を紹介した。
・ 『諏訪史 第5巻』諏訪教育会著 諏訪教育会 1986【N241/6/5】p.317「図書館のはじまり」
諏訪地域には明治期から青年会有志による図書館が設置されていたことがわかり、明治42年の図書館数は151とあるが、個々の館名までは不明。
ただし、『長野県社会教育史』社会教育法施行三十周年記念誌編集委員会編 長野県教育委員会 1982【N379/276】「大正初期の地域図書館の状況」p.104-110に大正5年に県学務課が行った「図書館文庫ニ関スル調査」の結果の概要がまとめられており、長野県全体で461館、諏訪郡は34館となっている。こちらも各図書館の場所や名称までは分からない。
この調査の報告は『図書館文庫ニ関スル施設状況』にまとめられており、現在は松本市の国宝旧開智学校校舎で保管されている。
また、明治40年の時点で設置されていた図書館については、「県下図書館開設状況」(『信濃教育会雑誌』第246号 1907.3 p.44-46掲載)に図書館名、開設年、蔵書冊数が一覧になっており、諏訪郡の図書館としては湖南文庫、北山文庫、龍谷文庫、益友社、学而館、福嶋文庫、中洲図書館、洲南社、米澤青壮会文庫、下原図書館の10ヶ所があげられている。
- 回答プロセス
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1 諏訪郡の郷土資料『諏訪史』の明治・大正について書かれた巻を参照する。
2 1の参考文献として挙げられていた『長野県社会教育史』(回答記載)を参照する。
3 「国立国会図書館デジタルコレクション」で「県下図書館開設状況」と検索したところ、回答の記事が確認できた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各種の図書館 (016)
- 参考資料
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諏訪教育会/著. 諏訪史 第5巻. 諏訪教育会, 1986.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111005010038208 -
社会教育法施行三十周年記念誌編集委員会 編. 長野県社会教育史. 長野県教育委員会, 1982.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001589557 -
信濃教育会 [編]. 雑誌信濃教育 (244)-(254) 19070100-19071200 複製版. 国書刊行会, 1907.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000036897-i6490550
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諏訪教育会/著. 諏訪史 第5巻. 諏訪教育会, 1986.
- キーワード
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- 図書館--長野県--歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000358364