レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年01月27日
- 登録日時
- 2012/05/22 12:35
- 更新日時
- 2012/05/22 12:35
- 管理番号
- 9000007918
- 質問
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解決
本はいつごろからあるのか。
- 回答
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メソポタミアの粘土板文書やエジプトのパピルス巻子本は、紀元前3000年代の初期のものが残っている。中国でも紀元前1300年頃、すでに文字と本をもっていた。
- 回答プロセス
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1.百科事典を調査。
・『世界大百科事典』第26巻(平凡社 2007年)→p480「本」の項に地域ごとに本の歴史の記述がある。
・『ブリタニカ国際大百科事典』第9巻(フランク・B・ギブニー編 TBSブリタニカ 1995年)→「出版」の項p31に「出版の歴史」があり、「本の歴史は人類の歴史とともに古い。メソポタミアの粘土板文書やエジプトのパピルス巻子本については、前三〇〇〇年代の初期のものが残っている。中国でも前一三〇〇年頃、すでに文字と本(木簡、竹簡、絹による)をもっていたことが考古学的に確かめられている」との記述がある。
2.世界史事典を調査。
・『世界歴史大事典』第18巻(梅棹忠夫/監修 教育出版センター 1985年)→「本」の項p82に「パピルスの本」があり「…紙は前1世紀ころ、印刷は8世紀の初めころ、ともに中国で発明された。しかし、本はそれよりはるかに古い時代からあった。古代文明発生の地の一つに数えられる古代エジプトでは、前3000年ころから、ナイル河畔に繁茂する水草パピルスの髄から紙のようなものをつくり、それにエジプト文字(象形文字)を書き記し、書写体をつくった」などの記述がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書.書誌学 (020 9版)
- 参考資料
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- 『ブリタニカ国際大百科事典』第9巻(フランク・B・ギブニー編 TBSブリタニカ 1995年) (p31)
- 『世界歴史大事典』第18巻(梅棹忠夫/監修 教育出版センター 1985年) (p82)
- キーワード
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- 本
- 図書
- 出版物
- パピルス
- 古代エジプト
- メソポタミア文明
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 出版・読書
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000106379