レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年02月16日
- 登録日時
- 2017/02/16 12:18
- 更新日時
- 2017/12/19 12:18
- 管理番号
- 20170216-1
- 質問
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解決
戦前の電話帳がみたい。
- 回答
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以下の資料がみつかった。
第二次大戦前の「電話帳」は、「電話番号簿」が公的な呼び名とされたが、私製版はその名称に限らず、「電話名簿」「電話交換加入者名簿」などの名称でも出版されていた。
NDLデジタルコレクションで、上記キーワード検索をおこなった。
<電話帳>
東京電話交換局横浜支局 [編]『横浜東京電話交換加入者名簿』明治27年 東京電話交換局, 1895
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/805486 (2017/06/15 確認)
『京都電話番号簿 大正11年10月改正』 京都中央電話局 1924
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/909504 (2017/06/15 確認)
『東京電話番号簿 昭和2年10月1日現在』 東京中央電話局 1928
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1024218 (2017/06/15 確認)
<職業別電話帳>
『函館職業別電話番号簿 大正11年6月1日現在』 函館信用告知社 1922
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/912608 (2017/06/15 確認)
日本商工通信社編『職業別電話名簿』 東京・横浜 日本商工通信社 (大正11) 1922
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/950545 (2017/06/15 確認)
例えば、西洋料理であれば、
せ之部
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/950545/15 (2017/06/15 確認)
西洋料理
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/950545/620 (2017/06/15 確認)
などで調べることができる。
- 回答プロセス
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<参考資料>
田村紀雄著 『電話帳の社会史』NTT出版 , 2000.7
本館請求記号:694.65 - Ta82
p.150-202 5章 第二次大戦下の電話帳
p.150 戦前の電話帳は、公式には「電話番号簿」と呼ばれていたことが記載されている。
p.151 「★66 戦前の日本の電話帳の体裁」
明治23(1890)年の「加入者人名表」から、昭和17年までの逓信省の公的な電話帳の体裁について書かれている。
明治30(1897)年「電話交換局事務規程」で統一用語「電話番号簿」と確定したと記載されている。
p.156 町の印刷屋、広告業者などによる「私製電話帳」が出現したことが記載されている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 団体 (060 9版)
- 電気通信事業 (694 9版)
- 参考資料
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田村紀雄 著 , 田村, 紀雄, 1934-. 電話帳の社会史. NTT出版, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002985451-00 , ISBN 4757140207
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田村紀雄 著 , 田村, 紀雄, 1934-. 電話帳の社会史. NTT出版, 2000.
- キーワード
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- 電話帳
- 電話名簿
- 電話番号簿
- 職業別電話帳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000210024