レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年01月23日
- 登録日時
- 2021/01/23 10:42
- 更新日時
- 2022/08/30 17:03
- 管理番号
- 2920
- 質問
-
解決
「やなぎはな」という登山家の書いた「ビル家の墓」というエッセイが読みたい。
- 回答
-
哲学者「矢内原伊作」著作の「リルケの墓」と思われます。
このエッセイが収録されている資料を伊丹市立図書館では所蔵していませんが、川西市立中央図書館が『矢内原伊作の本5』(矢内原伊作/著 みすず書房 1987年)を所蔵しています。
- 回答プロセス
-
図書館システムで著者やタイトルの一部を検索するもヒットなし。
googleで”やなぎはな”AND”登山家"で検索。
wikipediaの著名な登山家一覧がヒットするが、一覧に近い名前の登山家は掲載なし。
「wikipedia 登山家一覧」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BB%E5%B1%B1%E5%AE%B6%E4%B8%80%E8%A6%A7(最終確認2022.7.15)
質問者に聞き取りを重ねたところ、先ほどラジオを聞いていたところおすすめのエッセイとして紹介されていたとのこと。
著者は男性だと思うが、名字だけ聞き取り名前はわからない、タイトルも聞き間違いの可能性があるとのこと。
内容はバレー谷を訪ねたら墓があったというもの。
googleで"2021年1月23日"AND”ラジオ”AND”山”で検索したところ「石丸謙二郎の山カフェ」がヒット。
https://www4.nhk.or.jp/yamacafe/(最終確認2021.1.23)
NHKラジオ第1で毎週土曜の午前8時5分から配信される番組で、本日の放送のテーマが「山のエッセー」となっており、質問者の仰る内容と一致する。
同ウェブサイトの聞き逃し配信を確認すると、哲学者「矢内原伊作」著作の「リルケの墓」であることが判明する。
※聞き逃し配信は1週間限定のため現在は視聴できません。
図書館システムで、タイトル”リルケの墓”AND責任表示”矢内原伊作”で検索。
『矢内原伊作の本5』がヒットし、内容細目に「リルケの墓」があることを確認。
当館で所蔵なし。
国立国会図書館オンラインで検索。
➀『矢内原伊作の本5』(矢内原伊作/著 みすず書房 1987年)
➁『リルケの墓 : ヴァレー紀行』(矢内原伊作/著 創文社 1976年)がヒット。
➁は国立国会図書館館内において国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧が可能なもの。
当市より遠方になるため、近隣市の所蔵状況を確認する。
兵庫県立横断検索において、タイトル”リルケの墓”AND責任表示”矢内原伊作”で検索すると以下の資料がヒット。
➀『矢内原伊作の本5』(矢内原伊作/著 みすず書房 1987年)川西市立中央図書館所蔵
⓷『日本の名随筆 88』(奈良本辰也/編 作品社 1990年)川西市立中央図書館、宝塚市立図書館所蔵
③について当館の図書館システムで内容細目を確認すると、矢内原伊作著作の「石との対話(抄)」と堀多恵子著作の「リルケの墓で」は含まれているが、矢内原伊作著作の「リルケの墓」は収録されていない資料であった。
質問者に➀を案内する。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本語 (081)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- うろ覚え・覚え違い
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292848