レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月22日
- 登録日時
- 2022/11/22 13:20
- 更新日時
- 2022/12/22 12:41
- 管理番号
- 県立長野-22-143
- 質問
-
解決
上高地を経由して松本へ続く梓川水系の国道158号の歴史や、水力発電の建設誌などの参考資料はあるか。
- 回答
-
次の資料を紹介した。
1、霞沢水力発電所の計画と建設、国道158号の原型である工事用道路の建設について
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』 安曇村誌編纂委員会編 安曇村 1998【N232/65/3】
「第七編電源開発 第二節 二 霞沢発電所」p.586-587
・『南安曇郡誌 第3巻上』 南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-1】
「第四章 鉱工業 第八節電力事業 3昭和期」p.939-948
・『南安曇郡誌 第3巻下』 南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-2】
「第八編観光 第二章山地における観光 第一章山と渓谷」p.789
・『上高地と梓川の水利』 村山研一著 2012 【N513/23】
「補遺1水力調査と霞沢発電所の建設」p.75-80
「補遺2霞沢発電所の建設と調整池」p.81-85
・『信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集』 長野県編.刊 1962【N517/30】
計画の概要についての記述あり。
2、1991年に発生した猿なぎ洞門の崩壊と復旧
・『奈川村誌 歴史編』 奈川村誌編纂委員会編 奈川村誌刊行委員会 1994【N232/56/2】
歴史年表「1991(平成三)10.18安曇村猿なぎ洞門土砂崩れで破壊され以遠通行遮断される」
3、稲核ダムとその前にある旧旧稲核橋、旧稲核橋、稲核橋、大なぎの歴史
・『梓川水力開発工事報告』 東京電力編.刊 1972【N517/58】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』 安曇村誌編纂委員会編 安曇村 1998【N232/65/3】
「第一章交通 第六編交通・通信 三 稲核橋」 p.544
・『南安曇郡誌 第3巻下』 南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-2】
「第七篇交通通信 第二章交通 第一節道路 3山間部の道路 イ安曇村の道路」p.562-565
「第七篇交通通信 第二章交通 第二節舟運と橋梁 三橋梁」 p.578-579
「第八編観光 第二章山地における観光 第一章山と渓谷」 p.707
・『信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集』 長野県編.刊 1962【N517/30】
稲核ダムに関する計画の概要についての記述あり。
・『ダムの記録』 ダムの記録編集委員会編 前田悦之助 1971【N517/61】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『月刊ダム日本 No.737』 日本ダム協会 2006【N517/215/‘06-3】
「ダムの書誌あれこれ(29) 千曲川のダム(上)
-奈川渡ダム、水殿、稲核ダム、高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムー」 p.66-71
4、奈川渡ダムの計画と工事(国道の付替含む)
・『梓川水力開発工事報告』 東京電力編.刊 1972【N517/58】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』 安曇村誌編纂委員会編 安曇村 1998【N232/65/3】
「第三章昭和後期の電源開発 第二節 三ダムと発電所の建設」 p.592-599
・『奈川村誌 歴史編』 奈川村誌編纂委員会編 奈川村誌刊行委員会 1994【N232/56/2】
「第八章 交通、運輸、通信の発達 第二節 野麦街道往来 六ダム建設による付け替道路」 p.318-319
「第九章 梓川谷の電源開発 第二節 昭和の電源開発 一奈良渡ダムの建設」 p.345-358
「第九章 梓川谷の電源開発 第二節 昭和の電源開発 三奈良渡ダム建設工事と村の近代化」 p.359
・『南安曇郡誌 第3巻下』 南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-1】
「第2篇生産 第二章林道 第四節治山・林道事業 三林道」 p.761
・『南安曇郡誌 第3巻下』南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-2】
「第七篇交通通信 第二章交通 第一節道路 3山間部の道路 イ安曇村の道路」p.561-568
「第八編観光 第二章山地における観光 第一章山と渓谷」 p.708-709
・『信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集』 長野県編.刊 1962【N517/30】
奈川渡ダムに関する計画の概要、及び計画による道路関係の記述あり。p.42
・『ダムの記録』 ダムの記録編集委員会編 前田悦之助 1971【N517/61】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『月刊ダム日本 No.737』 日本ダム協会 2006【N517/215/‘06-3】
「ダムの書誌あれこれ(29) 千曲川のダム(上)
-奈川渡ダム、水殿、稲核ダム、高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムー」p.66-71
・『奈川渡ダムの記録』 忠地村治編 奈川村 1976【N517/62】
「(二)ダム計画」 p.31-74
「(五)道路工事」 p.125-156
「(六)ダム建設工事」 p.157-173
5、昭和41年(1966年)奈川渡ダム付近(みずの窪)で発生した巨大地すべり
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』 安曇村誌編纂委員会編 安曇村 1998 【N232/65/3】
「第三章昭和後期の電源開発 第二節 三ダムと発電所の建設 三 ダムの完成まで」p.599
・『奈川村誌 歴史編』 奈川村誌編纂委員会編 奈川村誌刊行委員会 1994【N232/56/2】
「第九章 梓川谷の電源開発 第二節 昭和の電源開発 一奈良渡ダム建設」
ダム建設工事中に起きた事故 p.357
・『ダムの記録』 ダムの記録編集委員会編 前田悦之助 1971【N517/61】
みずの窪地籍に発生した山腹崩落についての記述あり。(ページ付なし)
・『奈川渡ダムの記録』 忠地村治編 奈川村 1976【N517/62】
「(五)道路工事」 p.128-129、138-139
「(十一)資料」 p.251
6、水殿ダムの計画と工事。それに伴う国道付替(入山トンネル、新入山トンネル)の計画と工事
・『梓川水力開発工事報告』 東京電力編.刊 1972【N517/58】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『南安曇郡誌 第3巻下』 南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-2】
「第八編観光 第二章山地における観光 第一章山と渓谷」 p.708
・『信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集』 長野県編.刊 1962【N517/30】
水殿ダムに関する計画の概要についての記述あり。
・『ダムの記録』 ダムの記録編集委員会編 前田悦之助 1971【N517/61】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『月刊ダム日本 No.737』 日本ダム協会 2006【N517/215/‘06-3】
「ダムの書誌あれこれ(29) 千曲川のダム(上)
-奈川渡ダム、水殿、稲核ダム、高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムー」 p.66-71
7、旧国道にある取入隧道とその周辺の話(旧国道のど真ん中に野湯の設備が建設された経緯とロックシェッドの中に巨大な鉄骨が何本も建てられた経緯)
・『梓川水力開発工事報告』 東京電力編.刊 1972【N517/58】
工事計画及び施工の概要等、詳細にまとめられている。
・『信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集』 長野県編.刊 1962【N517/30】
構造物についての記述あり。
・『ダムの記録』 ダムの記録編集委員会編 前田悦之助 1971【N517/61】
道路付け替え工事についての記述あり。
8、旧国道にある山吹隧道、雷岩、百軒長屋、清水隧道、天然開渠の逸話
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』
「第三章昭和後期の電源開発 第三節 すがたを消した名所」 p.603-604
9、大白川林道の逸話
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』 安曇村誌編纂委員会編 安曇村 1998【N232/65/3】
「第五編 産業・経済 第二章 林業 第三節国有林(二)その他の地区」
林道の開設についての記述あり。p.369
・『信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集』 長野県編.刊 1962【N517/30】
林道大白川線についての記述あり。p.29
・『奈川渡ダムの記録』 忠地村治編 奈川村 1976 【N517/62】
「(五)道路工事」 p.126-129
10、旧国道時代の路線バス等の逸話
・『安曇村誌 第3巻 歴史下』 安曇村誌編纂委員会編 安曇村 1998【N232/65/3】
「第六編交通・通信」 p.515-562
・『南安曇郡誌 第3巻下』 南安曇郡誌改訂編纂会編.刊 1974【N232/6/3-2】
「第七編交通通信 第四節道路交通」 p.620-663
霞沢水力発電所の工事関係の行政文書を長野県立歴史館が所蔵している。
『霞沢発電所工事実施認可関係』大正14年-昭和6年
資料の種類 行政文書
請求記号 昭5/B/45
部署2(課)土ホ
〒387-0007
長野県千曲市大字屋代260-6(科野の里歴史公園内)
電話番号(代表)026-274-2000
FAX 026-274-3996
<調査済み資料>
・『梓川村誌 歴史編』 梓川村誌編さん委員会編 梓川村誌編さん委員会 1994【N232/52/2】
・『松本市史 第2巻 歴史編4現代』 松本市編 松本市【N233/106/2-4】
・『ダムの歩き方 全国版』 萩原雅紀監修 ダイヤモンド・ビッグ社 2018【517.7/ハマ】
・『廃道・廃隧道・廃橋、石垣・暗渠・石畳…。道路にまつわる「廃」の彼岸がここにある!』
平松義之著 実業之日本社 2008【685.21/ヒヨ】
・『長野県行政文書目録 行政簿冊2(1926年~1946年)』 長野県立歴史館編 長野県立歴史館 1997【N317/182/2】
- 回答プロセス
-
1. 当館の蔵書を「水力発電」「国道158号」で検索。 ヒットした資料を調査し、該当記事を確認。
2. 当館郷土資料の 517(河川工学)、 682(交通史)を調査し、内容を確認。
3. 奈川渡ダム、水殿ダム、稲核ダム、国道158号線を調査するため、松本市、安曇村等市町村誌を調査し該当記事を確認。
4. 長野県の公文書を収蔵している長野県立歴史館の収蔵資料検索「文献史料収蔵品データベース」を、キーワード「霞沢」で検索。
霞沢水力発電所の工事関係の行政文書の所蔵を確認し、紹介した。
- 事前調査事項
-
質問者自身で参考文献として下記の資料を閲覧している。
・『釜トンネル 上高地の昭和・平成史』 菊地 俊朗著 信濃毎日新聞社 2017
・『峠の道路史』野村 和正著 山海堂 1994
・『安曇村誌』
・『上高地開発史』横山 篤美著
- NDC
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- 中部地方 (215 10版)
- 河海工学.河川工学 (517 10版)
- 逐次刊行物 (050 10版)
- 参考資料
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安曇村誌編纂委員会/編 , 安曇村誌編纂委員会 , 安曇村誌編纂委員会. 安曇村誌 第3巻. 安曇村, 1998-03.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I058940672-00 -
南安曇郡誌改訂編纂会/編 , 南安曇郡誌改訂編纂会 , 南安曇郡誌改訂編纂会. 南安曇郡誌 第3巻. 南安曇郡誌改訂編纂会, 1974-00.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059269797-00 -
南安曇郡誌改訂編纂会/編 , 南安曇郡誌改訂編纂会 , 南安曇郡誌改訂編纂会. 南安曇郡誌 第3巻(下)[付図]. 南安曇郡誌改訂編纂会, 1970-12.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I068193768-00 -
村山研一 [著] , 村山, 研一, 1948-2013. 上高地と梓川の水利. 信州大学人文学部社会学研究室, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023929933-00 -
長野県/編 , 長野県 , 長野県. 信濃川水系犀川(梓川)筋発電計画関係書類集. 長野県, 1962-00.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059162969-00 -
奈川村誌編纂委員会/編 , 奈川村誌編纂委員会 , 奈川村誌編纂委員会. 奈川 : 奈川村誌 歴史編. 奈川村誌刊行委員会, 1994-05.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059085835-00 -
東京電力株式会社 , 東京電力株式会社. 梓川水力開発工事報告. 東京電力, 1972.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I051828855-00 -
ダムの記録編集委員会/編 , ダムの記録編集委員会. ダムの記録. 前田悦之助, 1971-00.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I058961871-00 -
月刊ダム日本 No.737. 日本ダム協会, 2006-03.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059019854-00 -
忠地 村次/編 , 忠地 村次. 奈川渡ダムの記録. 奈川村, 1976-00.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I058961873-00
-
安曇村誌編纂委員会/編 , 安曇村誌編纂委員会 , 安曇村誌編纂委員会. 安曇村誌 第3巻. 安曇村, 1998-03.
- キーワード
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- 水力発電
- ダム
- 奈川渡ダム
- 水殿ダム
- 稲核ダム
- 国道158号
- 隧道
- 信州学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324481