レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年06月06日
- 登録日時
- 2024/04/07 14:30
- 更新日時
- 2024/11/29 16:37
- 管理番号
- 福郷-214
- 質問
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解決
「福岡県娘別品競」について調べたい。
- 回答
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参考文献1『Facta 福岡市博物館だより』通巻40号
所蔵品紹介37で、「福岡県娘別品競」が紹介されている。
参考文献2『博多のうわさ』第40巻12月号
p.22-24に記事あり。
「筑前国娘別嬪競べ―つんちゃんの娘番付―」
参考文献3『博多風俗史』 遊里編
p.347 「一八八九 明治二二 大神常吉 美人番付「娘別品競」を出す」
とある。
参考文献4『博多ダイジェスト 』 福岡の昨日今日明日 (福岡観光叢書 : 5)
p.243 「明治二十二年四月と、二十七年四月に発行、定価十銭。「娘別品競」と題してありました。」
とある。
参考文献5『ふてえがってえ : 福岡意外史』
p.37-39 「博多、福岡各百五十人、周辺郡部三百人など、合わせて六百三十人の住所、氏名、年齢を大相撲の番付風に並べた和紙木版刷りで、題して「筑前国娘別品競」。」
参考文献6『収蔵品目録』 17 平成11年度収集 p.131
「17441 博多娘番付(娘別品競) 明治23年 18.0×13.0 3枚」の記載あり。
参考文献7『収蔵品目録』 27 平成21年度収集福岡市博物館 p.8
「31.大神 皓資料
(略)
福博の名物男と称された「箱﨑ツンちゃん」こと大神常吉の肖像。大神常吉は安政元(1854)年箱崎生まれ。果物卸商を営む傍ら、県内各地の娘たちの氏名、年齢、特長などを調べ上げ、その一覧を番付にして発行し評判を取った。明治 22(1889)年の「福岡県筑前国娘別品競」、明治 27(1894)年の「福岡県娘別品競」が知られる。彼はこうした情報を生かし、社寺の大祭などに際して娘行列なるものを催し、福博の娘たちを従えて市中を練り歩いた。晩年は、娘番付に代わる娘写真帳を制作し、また若くして亡くなった娘たちの霊を慰めるため、市内入定寺に月痕花影の碑の建立をもくろむものの実現を見ぬまま大正 13(1924)年に死去。この写真は娘写真帳制作に際して印刷されたものではないかとみられるが、詳細は不明である。」の記述あり。
参考文献8『新聞にみる福岡県女性のあゆみ 明治・大正編』
p.87「明治19年 4・28 娘別品競 粕屋郡箱崎村の大神常吉は、福博15郡中の28以上45位の年齢の別嬪(べっぴん)630人を品評。顔形のみならず、裁縫・書画・孝心・花茶などが採点基準」とある。
- 回答プロセス
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インターネット検索にて『Facta 福岡市博物館だより』通巻40号がヒットする。
所蔵検索で、キーワード「別品競」を検索。
NDLにて「娘別品競」でキーワード検索⇒5件ヒットする、いずれも当館所蔵あり。
Googleブックスで「福岡県娘別嬪競」を検索。
- 事前調査事項
- NDC
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- 博物館 (069 10版)
- 参考資料
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- 1 Facata 福岡市博物館だより 40号 福岡市博物館 (所蔵品紹介37)
- 2 博多のうわさ 1974年12月号 40巻12号 うわさ社 (p.22-24)
- 3 博多風俗史 遊里編 井上精三/著 積文館書店 1968.12 (p.347)
- 4 博多ダイジェスト 原田 種夫/[ほか]著 福岡市観光協会 1974.12 (p.243)
- 5 ふてえがってえ 江頭光/著 西日本新聞社 1980.6 (p.37-39)
- 6 収蔵品目録 17(平成11年度収集) 福岡市博物館/編集 福岡市博物館 2002.3 (p.131)
- 7 収蔵品目録 27(平成21年度収集) 福岡市博物館/編集 福岡市博物館 2012.3 (p.8)
- 8 新聞にみる福岡県女性のあゆみ 明治・大正編 福岡県女性史編纂委員会/編 福岡県 1993.3 (p.87)
- キーワード
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- 娘別品競 大神常吉 博多 風俗
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 書誌的事項調査 所蔵調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000348843