本文へスキップします。
レファレンス協同データベース
    • 検索条件が入力されていません。
    • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • ヘルプ
  • ログイン
  • 検索条件が入力されていません。
  • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • 事業について

    • レファ協とは?
    • おすすめ!レファ協データ
    • 事業概要
    • 事業報告・統計
    • 事業フォーラム
    • 企画協力員について
    • サポーターについて
  • 関係者の方へ

    • 事業への参加
    • データの作成・公開
    • システムの使い方
    • レファ協活用術
    • 事業担当者研修会
    • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報

    • コラム集
    • レファレンス関連情報
    • 刊行物・グッズ
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
現在位置
  • トップページ
  • 詳細検索
  • 検索結果一覧
  • レファレンス事例詳細
レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

  • 前のデータへ
  • 次のデータへ
事例作成日
2022/11/01
登録日時
2023/10/08 00:30
更新日時
2023/12/17 16:50
提供館
石川県立図書館 (2110016)
管理番号
0000001558
質問

解決

①文化財指定されている『作庭記』は成立時に副本が存在したらしい。現在副本はどこにあるのか知りたい。
②『山水并野形図』の原本はどこに所蔵されているか
③小堀遠州と金沢に関する本(論文を含む)があればリストがほしい。特に、誰がどの庭を作庭したのか、どこに配下を派遣したのかを具体的に知りたい。
④加賀藩所蔵の庭園古書リストの存在について、あるかどうか。
⑤加賀藩では貴重資料は副本を作り、加賀と江戸の2カ所に分けて所蔵していたようだが、その制度について記述がある資料はあるか。
回答
①文化財指定されている『作庭記』は成立時に副本が存在したらしい。現在副本はどこにあるのか知りたい。

[石川の文化財] https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/syoseki/6.html に「正応二」とある。(2023/8/24確認)

国文学研究資料館 国書データベースに記載のある写本『作庭記』所蔵館は以下のとおり。
・『作庭記』http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_202051より転記(2023/8/24確認)
【写】国会(「後京極作庭の記」),静嘉,宮書,京大(「後京極殿作庭記」、寛政七写)(抄、祇園経山水并野形図の内),教大,東大,京都府,大倉山,神宮,陽明(「前栽秘抄」、近衛家煕写),旧浅野,旧彰考(「園池秘鈔」),谷村庄平(正応二奥書、二軸、重文)

谷村庄平所蔵資料が文化財指定されている『作庭記』であり、他に「正応二奥書」の副本は見当たらない。
前述の[石川の文化財]に「該本は、最古の写本」とあることから、同時期に成立した写本が存在したかどうかも不明である。

②『山水并野形図』の原本は現在どこに所蔵されているか

国文学研究資料館 国書データベースに記載のある『山水并野形図』所蔵館は以下のとおり。
・『山水并野形図』http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_2777244より転記(2023/8/24確認)
【写】京大(祇園経山水并野形図の内),東大史料(尊経蔵本写),日大,尊経(文正元信厳写),旧彰考,[補遺]日比谷加賀(「皇国最古園方書」、明治写一冊)

尊経閣文庫が所蔵している『山水併野形図』は国書データベースのとおり、「文正元年寫」とある。
・『尊経閣文庫国書分類目録』p.782
 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1114049/1/401  (2023/8/24確認)

・『山水併野形図 解題』前田家育徳財団,1930 では、前田綱紀の収蔵という情報のみに留まった。
・『前田綱紀展 加賀文化の華』石川県立美術館,1988,p.224に山水并野形図についての説明があるが、原本についての記述は見当たらない。

以上のことから、原本が現存するかどうか、またその所在についても不明である。


③小堀遠州と金沢に関する本(論文を含む)があればリストがほしい。特に、誰がどの庭を作庭したのか、どこに配下を派遣したのかを具体的に知りたい。

以下の資料に小堀遠州の作庭と弟子の賢庭に関連する記述あり。

・宮元健次『近世日本建築の意匠』雄山閣,P.375~
・横山方子『鷹峯を越え百万石文化創成の群像』北國新聞社,P.80~
・宮元健次『加賀百万石と江戸芸術』人文書院,P.105~
・森蘊『小堀遠州』吉川弘文館,P.324~
・森蘊『小堀遠州の作事』吉川弘文館,P.189~
・米澤義光『小堀遠州と前田利常・光高関係史料集成 そして松平不昧へ』能登印刷出版部,P.273~
・『兼六園全史』兼六園観光協会,P.3~
※それぞれの資料に参考文献の記載あり。リストについてはそちらを参照のこと。

④加賀藩所蔵の庭園古書リストの存在について、あるかどうか。
加賀藩が所蔵していた古典籍資料は主に前田育徳会/尊経閣文庫(東京)と加越能文庫(金沢市)が所蔵しています。
下記目録を確認のこと。尊経閣文庫の目録については、国立国会図書館デジタルコレクションで公開あり。(2023/8/24確認)

・『尊経閣文庫国書分類目録 上下巻』ゆまに書房,1999
・『尊経閣文庫漢籍分類目録 上下巻』ゆまに書房,1998
・『尊経閣文庫加越能文献書目』尊経閣文庫,1939
・『加越能文庫解説目録』金沢市立図書館,1975

⑤加賀藩では貴重資料は副本を作り、加賀と江戸の2カ所に分けて所蔵していたようだが、その制度について記述がある資料はあるか。

加賀藩が同じ資料を加賀と江戸の2カ所に所蔵していたと記載がある資料は見当たらなかった。

明治時代の前田家の史料収集については以下の資料に記載あり。
・菊池紳一『加賀前田家と尊経閣文庫』勉誠出版,2016
P26~「第二章前田家の文化事業【近代】加賀前田家十四代前田慶寧は、明治二年十二月加賀金沢藩と前田家の歴史を編纂することを目的として、邸内(金沢城内)に家禄方を設け、史料の蒐集を始めた。(中略)まず東京にある文庫の書類を点査し、それを基に編史の目次を作成し、金沢に送る。金沢にも編輯専任者を置き、東京同様に金沢の文庫にある蔵書を点査して編史の目次を作成し、東京より送付の目次と突き合わせて、不足の資料を渉猟するなどと定められている(「淳正公事蹟史料」十四、明治十六年三月二十八日条)」

前田綱紀の史料収集については、以下の資料に記載あり。
・川瀬一馬「前田綱紀(松雲公)の典籍収集とその意義」『書誌学』復刊1号昭和40年7月,P11~
・『前田綱紀』吉川弘文館,P145~
・藤岡作太郎『松雲公小伝』高木亥三郎,P263~
・『前田綱紀展 加賀文化の華』石川県立美術館,1988,P10~

尊経閣文庫については、以下の資料に記載あり。
・太田晶二郎『尊経閣文庫 問答』前田育徳会,1980
・菊池紳一「尊経閣文庫の刊行事業」『悠久』No.103,2006,P29-46
・菊池浩幸『前田侯爵家と文化財保存』東京都教育庁地域教育支援部管理課,2021
回答プロセス
①国指定重要文化財→https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/201/7604、石川の文化財→https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/syoseki/6.html、国文学研究資料館国書DBを確認。国会サーチで検索→論文1件をJ-STAGEで確認。
②国文学研究資料館国書DBを確認。
③自館蔵書「小堀遠州 作庭/作事」で全文検索。該当資料を通覧し、掲載の参考文献を確認。国会サーチで検索→論文が1件有ったが当館所蔵無しのため確認できず。
④尊経閣文庫目録、加越能文庫目録を確認
⑤レファレンス協同DB【前田綱紀の図書収集事業について】https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000195456も参考に資料確認。
事前調査事項
小堀遠州と金沢に関する本については、金沢市玉川図書館に問合せし、回答を得ているとのこと。
NDC
  • 図書.書誌学 (02 9版)
  • 園芸.造園 (62)
参考資料
  • 1 山水併野形図 解題 前田家育徳財団 1930.4 W090/1/13-K
  • 2 前田綱紀展 石川県立美術館∥編 石川県立美術館 1988 K706.9/17/88-1 p.10~,p.214,p.224
  • 3 近世日本建築の意匠 宮元/健次?著 雄山閣 2005.11 521.5/10007 p.375~
  • 4 鷹峯を越え百万石文化創成の群像 横山/方子?著 北國新聞社 2018.9 K209.5/1065 p.80~
  • 5 加賀百万石と江戸芸術 宮元/健次?著 人文書院 2002.1 K288.5/1040 p.105~
  • 6 小堀遠州 森/蘊?著 吉川弘文館 1967 289.1/1131 p.324~
  • 7 小堀遠州の作事 森/蘊?著 吉川弘文館 1966 521.5/10009 p.189~
  • 8 小堀遠州と前田利常・光高関係史料集成 米澤/義光?著 能登印刷出版部 2022.4 K791/1055 p.273-274
  • 9 兼六園全史 兼六園全史編纂委員会∥共編 石川県公園事務所∥共編 兼六園観光協会 1976 K629/1051 p.2-4
  • 10 尊経閣文庫国書分類目録 上 尊経閣文庫?[編] ゆまに書房 1999.12 K029/1046/1
  • 11 尊経閣文庫国書分類目録 下 尊経閣文庫?[編] ゆまに書房 1999.12 K029/1046/2
  • 12 尊経閣文庫漢籍分類目録 上 尊経閣文庫?[編] ゆまに書房 1998.3 K029/1047/1
  • 13 尊経閣文庫漢籍分類目録 下 尊経閣文庫?[編] ゆまに書房 1998.3 K029/1047/2
  • 14 尊経閣文庫加越能文献書目 尊経閣文庫∥編 尊経閣文庫 1939 K025/9
  • 15 加越能文庫解説目録 上巻 金沢市立図書館∥編 金沢市立図書館 1975.3 K025/15/1
  • 16 加越能文庫解説目録 下巻 金沢市立図書館∥編 金沢市立図書館 1981.3 K025/15/2
  • 17 前田綱紀(松雲公)の典籍蒐集とその意義 川瀬 一馬∥著 石川県立図書館(製作) 1965.7 K288.5/89 p.11~
  • 18 前田綱紀 若林 喜三郎∥著 日本歴史学会∥編 吉川弘文館 1986.11 K288.5/70 p.145~
  • 19 松雲公小伝 藤岡 作太郎∥著 高木亥三郎 1909.9 K288.5/54 p.263~
  • 20 加賀前田家と尊経閣文庫 菊池/紳一?著 勉誠出版 2016.1 K209.5/1054 p.3,p.26~
  • 21 尊経閣文庫問答 太田 晶二郎∥著 前田育徳会 1980.10 K016/8/10 p.2
  • 22 尊経閣文庫の刊行事業 菊池 紳一∥[著] おうふう 2006.4 K018/1001 p.29-46
  • 23 前田侯爵家と文化財保存 菊池/浩幸∥著 東京都教育庁地域教育支援部管理課∥編集 東京都教育庁地域教育支援部管理課 2021.3 K288.5/1098 p.26
キーワード
照会先
寄与者
備考
調査種別
所蔵機関調査
内容種別
郷土
質問者区分
社会人
登録番号
1000339520
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000339520 コピーしました。
アクセス数 2914
拍手! 0
  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに登録する
  • メールで送る
  • 前のデータへ
  • 次のデータへ
◀検索結果一覧へ戻る
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
  • 事業について
  • レファ協とは?
  • おすすめ!レファ協データ
  • 事業概要
  • 事業報告・統計
  • 事業フォーラム
  • 企画協力員について
  • サポーターについて
  • 関係者の方へ
  • 事業への参加
  • データの作成・公開
  • システムの使い方
  • レファ協活用術
  • 事業担当者研修会
  • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報
  • コラム集
  • レファレンス関連情報
  • 刊行物・グッズ
  • 国立国会図書館ホームページ
  • 国立国会図書館サーチ
  • リサーチ・ナビ
Copyright © 2024- National Diet Library. All Rights Reserved.
ページの先頭へ