レファレンス事例詳細

（１）自館システムで場所「児童資料コーナー」限定で検索。『こども手に職図鑑　～AIに取って代わられない仕事100』がヒットしたが貸出中。書誌情報を提供。

（２）質問者と一緒に棚を探す。ＮＤＣ366で、ＩＴ系→いろいろな職業がまとめて紹介してある本を中心に探す。目次や索引にはホワイトハッカーやハッカーが登場しないので、セキュリティ関係がないかチェック。『職場体験完全ガイド　55　プログラマー・セキュリティエンジニア・アプリ開発者・CGデザイナー』のセキュリティエンジニアと、『職場体験完全ガイド　62　会社員編　富士通・NTTデータ・ヤフー・NDソフトウェア』の「富士通」にセキュリティ関係あり。司書の先生に「ホワイトハッカーの仕事内容と近いのでどうか」と該当ページを確認。

（３）ＩＴ関係のＮＤＣ547の棚を見る。職業はユーチューバーの本はあったが、ホワイトハッカーの本なし。

（４）ＩＴ関係のＮＤＣ007の棚を見る。職業の本はなかったが、『やさしくわかるデジタル時代の情報モラル　3　インターネット・メール・セキュリティ編』にホワイトハッカーとは逆に、どのような悪いことができるか書かれていたので、司書の先生に「ホワイトハッカーとは逆だが、ホワイトハッカーはこのようないろいろな悪いことができないようにするという説明には役立つかもしれない」と該当ページ見せる。

（５）自館システムで場所区分「２階一般」限定で検索。『ホワイトハッカー入門』という昨年度の新刊がヒット。「大人用なので先生が読み説明するレベルかもしれない」と司書の先生に伝えつつ、見ていただく。「ホワイトハッカーになるには」が掲載されているので借りたい」とのこと。

（６）ＮＤＣ366の棚になかった未来系の仕事の本の書名と在庫を確認。『大人は知らない今ない仕事図鑑100』は貸出中だった。出版社のサイトで職業名を見た。目次には「デジタルガードマン」があったが、ホワイトハッカーと同じ仕事か不明。試し読みでは内容不明。

（７）（１）の『こども手に職図鑑　～AIに取って代わられない仕事100』が返却されたので、確認。ホワイトハッカーの仕事内容が「悪いハッカーの犯罪からコンピューターの安全を守る」とシンプルにわかりやすく説明され、必要な資格、向いている人の条件なども記載されていた。

（８）（６）の『大人は知らない今ない仕事図鑑100』が返却されたので、確認。未来と「今ない仕事」を紹介した本とのこと。デジタルガードマンはセンサーやロボット、AI技術を駆使して、「子どもや高齢者の安全を、常に見守るガードマン」だそうで、コンピューターの安全を守るものではなかった。同じ「テクノロジー社会に関わる仕事」の中に、セキュリティ系の仕事として「プライバシーセキュリティー官」があり、「ビッグデータの活用で知らないところで取り引きされることが多くなる個人情報。不正な利用を取りしまる。」とあり、ホワイトハッカーに少し近い内容か。