レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/08/05
- 登録日時
- 2016/06/25 00:30
- 更新日時
- 2024/07/18 13:17
- 管理番号
- 所沢本-2016-009
- 質問
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解決
飲み物のラムネの歴史について調べたい。昔はレモネードだった。ペリーの時代に伝わったと聞いたことがある。
- 回答
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以下の資料に記述があります。
〇『平凡社大百科事典 15』 平凡社 1985年
〇『日本初めて話題事典』 富田仁/編著 ぎょうせい 1998年
〇『図説明治事物起源事典』 柏書房 1996年
〇『サイダーのひみつ』 田中久志/漫画 学研広告SP事業部教材資料制作室 2004年
〇『くらべてみよう!日本と世界の食べ物と文化 』 朝倉敏夫/著 講談社 2004年
〇『舶来事物起原事典』 富田仁/著 名著普及会 1987年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『平凡社大百科事典 15』 平凡社 1985年
p428「ラムネ」項目あり、「炭酸飲料の一種。レモネードのなまった語で、1853年(永嘉6)来航したペリーの艦隊によって紹介されたとも、60年(万延1)に長崎港へ入ったイギリス船によってもたらされたともいう。」 「独特の玉入りガラスびんにつめられている。このびんは1843年(天保14)にイギリス人ハイラム・コッドが発明したもので、当初は清涼飲料用として広く使用されたが、王冠栓の発明普及にともなって衰退し、ラムネだけに使われるようになった。」の記述あり
〇『くらべてみよう!日本と世界の食べ物と文化 』 朝倉敏夫/著 講談社 2004年
p110「清涼飲料水の種類」の項目あり、「1843年には玉入り瓶が発明されて、瓶詰ができるようになると、炭酸水は、世界中に広まった。日本では甘い炭酸水が明治時代につくられるようになり、「ラムネ」という名前で売りだされた。」の記述あり
〇『サイダーのひみつ』 富田仁/編著 ぎょうせい 2004年
p97 サイダーの歴史に詳しい人のセリフ「ちなみに「ラムネ」というのも、昔からある炭酸飲料じゃが、あれも英語のレモネードを縮めて呼ぶうちに、ラムネになったんじゃ。」
〇『日本初めて話題事典』 富田仁/編著 ぎょうせい 1998年
p53 「1865(慶応元)年、長崎で製造されたのがはじまりとか、1850年ころ渡来し、オランダ水と呼ばれていたものがラムネになったなどといわれるが、現在確実視されているのは1868(明治元)年、横浜で英国人ノースリーが製造販売したこと」
「ラムネの瓶がいっせいに例の玉栓に変わったのは、1895(明治28)年のこと。それまで長崎で使われていたものが一般的になったのである。」と記述あり。
〇『図説明治事物起源事典』 湯本豪一/著 柏書房 1996年
p300「ラムネがいつ日本に伝わったかは定かでないが、幕末であることは確かであろう。明治元(1868)年に築地居住地が開かれると、入船町軽子町畔に蓮昌泰という中国人がラムネ屋を開店している。同じ年、横浜ではイギリス人ノースレーが機械、ビン、香料、炭酸などを輸入してラムネの製造販売をしている。」
「[明治]28年にはビー玉を栓とするラムネ瓶が登場する」と記述あり。ラムネ製造の様子についても記述あり。
2.後日調査による追加資料
〇『舶来事物起原事典』 富田仁/著 名著普及会 1987年
p377p~379「ラムネ」項目あり
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (031 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 食品工業 (588 9版)
- 参考資料
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- 平凡社大百科事典 15 平凡社 1985.6 031
- くらべてみよう!日本と世界の食べ物と文化 朝倉敏夫/著 講談社 2004.11 383.8 4-06-211934-X
- サイダーのひみつ 田中久志/漫画 学研広告SP事業部教材資料制作室 2004.7 588.4
- 日本初めて話題事典 富田仁/編著 ぎょうせい 1998.6 031.4 4-324-05361-8
- 図説明治事物起源事典 湯本豪一/著 柏書房 1996.11 031.4 4-7601-1380-0
- 舶来事物起原事典 富田仁/著 名著普及会 1987.12 031.4 4-89551-312-2
- キーワード
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- ラムネ
- レモネード
- 飲料水
- 炭酸
- 清涼飲料水
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 小学生
- 登録番号
- 1000193881