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レファレンス協同データベース

調べ方マニュアル詳細

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調べ方作成日
登録日時
2023/08/25 19:50
更新日時
2025/05/15 17:40
提供館
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)
管理番号
ndls-rnavi-humanities-philosophy_text
調査テーマ

完成

西洋哲学の原典を探すには
調べ方

西洋哲学の原典の探し方、調査に役立つツールを紹介します。
ここでいう原典とは、翻訳ではなく原語で書かれた著作(≒本ページでは西洋哲学を扱うため洋書)のことを指します。
本ページでは、ある文章の一節(原語か邦訳かは問わない)から、その文章が収録されている原典を探す方法を紹介します。
なお、邦訳された文章の一節から原典を調べる場合は、訳者によって訳語や表現が異なる場合がある点、訳語や表現の違いによりデータベースでうまくヒットしないことがある点に注意が必要です。

調べたい文章の著者名などの情報が一部でも判明している場合は「1-1.」「1-2.」「1-3.」を、手がかりが無い場合は「2-1.」「2-2.」をご参照ください。

哲学・思想分野の邦訳書を探したい場合には、リサーチ・ナビ「古典哲学の現代語訳・書き下し文を探す」、哲学・思想分野に関する日本語の研究書・研究論文を探したい場合にはリサーチ・ナビ「哲学・思想に関する文献を探すには(主題書誌)」が参考になります。

書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。

1. 調べたい文章の情報が一部判明している場合

1-1. 全集・著作集から調べる

調べたい文章の著者が判明している場合、その著者の全集や著作集の各巻の巻末や最終巻・別巻などに掲載されている事項索引から、調べたい文章に出てくる哲学用語を調べることで出典が分かる場合があります。
また全集や著作集の場合、底本が記載されている場合が多いため、そこから原典にあたることができます。

<例>ソクラテスが「驚きこそが哲学の始まりだ」と言っていると聞いた。その出典を知りたい。

  • Plato『プラトン全集 別巻』(岩波書店 1978 【HC14-12】)
  1. ソクラテスの対話篇を著したプラトンの全集を確認。プラトン全集の総索引である『プラトン全集 別巻』を確認すると、「驚き,驚異(驚嘆)」の項目(p.57)に「求知(哲学)の始まりは驚異の情」と書かれており、『プラトン全集 2』【HC14-12】に所収の『テアイテトス』の155Dに該当するページ(p.220)に記載があることが判明。
  2. 『プラトン全集 2』の凡例を見ると、底本はJ. Burnet, "Platonis Opera", 5 vols., Oxford Classical Textsと判明。また訳文上欄の数字とアルファベットはH. Stephanus, "Platonis opera quae extant omnia", 1578と対応している。
  3. "Platonis opera quae extant ominia"の「155D」の部分に該当する"Platonis Opera"の部分で、原典の文章を確認することができます。

また個別の哲学者の全集は存在しなくても、時代や流派ごとに断片集や集成が作成されている場合があります。体系的な断片集や集成には以下のようなものがあります。

  • 内山勝利 編『ソクラテス以前哲学者断片集』第1-5分冊・別冊(岩波書店 1996-1998 【HC6-G4】)
  • 『初期ストア派断片集(西洋古典叢書)』1-5巻(京都大学学術出版会 2000-2006 【HC21-G13】ほか)
  • 上智大学中世思想研究所 編訳・監修『中世思想原典集成』1-20巻・別巻(平凡社 1992-2002 【HC31-E8】ほか)
    2018年より、『中世思想原典集成 第2期』(【HC31-L7】ほか)が刊行中です。また第1期をコンパクト版にした『中世思想原典集成精選』(全7巻)(2018-2019 【HC31-L8】ほか)もあります。

1-2. 哲学者別・国別・分野別の事典類から調べる

哲学分野では哲学者別・国別・分野別それぞれに事典類が作成されており、調べたい文章の著者名・出版国・分野のいずれかが判明している場合、該当する事典にあたることで出典が判明する場合があります。

哲学に関する事典類を探したい場合は、国立国会図書館サーチから以下のような手順で探すことができます。

  1. 絞り込み条件を開く

  2. 項目追加の「分類」の項目から「NDC」を選択

  3. 「NDC」の欄に、「10*」(哲学)、「11*」(哲学各論)、「13*」(西洋哲学)のいずれかを入力(*をつけて前方一致検索)

  4. キーワード欄、タイトル欄のいずれかに「事典」・「辞典」などを入力

  5. 検索ボタンをクリック

哲学者別・国別・分野別の事典類の代表的なものとしては以下のようなものがあります。

哲学者別

  • 有福孝岳 [ほか]編『カント事典』(弘文堂 1997 【HD49-G26】)
  • 加藤尚武 [ほか]編『ヘーゲル事典』(弘文堂 1992 【HD58-E29】)
  • 大石紀一郎 [ほか]編『ニーチェ事典』(弘文堂 1995 【HD74-E24】)
  • ハイデガー・フォーラム 編『ハイデガー事典』(昭和堂 2021 【H2-M16】)
  • 山本信, 黒崎宏 編『ウィトゲンシュタイン小事典』(大修館書店 1987 【HD31-20】)

個別の事典がない哲学者については、以下の資料が参考になります。

  • "Biographical dictionary of twentieth-century philosophers"(Routledge 1996 【H2-A26】)
    20世紀の哲学者1,000人以上を立項した英語の事典です。各記事についている"Main publications"に著書が明記されており、用語が使用されている原典を辿ることができます。"Nationality Index"、"Category Index"、"Index of Interests"、"Index of Influences"、"Index of People"、"Index of Subjects"が掲載されています。

国別

  • 小林道夫 [ほか]編『フランス哲学・思想事典』(弘文堂 1999 【HD111-G4】)
  • 日本イギリス哲学会 編『イギリス哲学・思想事典』(研究社 2007 【H2-H9】)

分野別

  • 木田元 [ほか]編『現象学事典』(弘文堂 1994 【H2-E8】)
  • 大庭健 編集代表『現代倫理学事典』(弘文堂 2006 【H2-H7】)
  • スチュアート・シム 編, 杉野健太郎, 下楠昌哉 監訳『ポストモダン事典』(松柏社 2001 【HD1-G46】)
  • 渡辺幸博, 神崎勇夫 共訳『マルクス主義哲学辞典:人民出版社版』(東方書店 1976 【H111-81】)
  • 松浪信三郎, 飯島宗享 編『実存主義辞典』(東京堂 1964 【114.5-M367z-I】)

1-3. 哲学者別・時代別のデータベースから調べる

調べたい文章の著者や時代が判明している場合は、その文章の一節や文章の中に出てくる哲学用語をデータベースで検索することで原典が分かる場合があります。

哲学者別

  • CORPUS THOMISTICM(Fundacion Tomas de Aquino)
    トマス・アクィナスの著作だとされている全著作を原文で閲覧することのできるラテン語のウェブサイトです。全文検索機能はありません。"Bibliographia Thomistica"からトマス・アクィナスに関する文献を調べることもできます。
  • Hume Texts Online
    デイヴィッド・ヒュームの著作を全文検索することのできるウェブサイトです。ヒュームの著作の初版のテキストなどを閲覧することができます。
  • Immanuel Kant(Korpora.org)
  • アカデミー版カント全集の全巻(volumes 1-23 of the Academy Edition of Kant's collected writings.)を閲覧することができるドイツ語のウェブサイトです。サイト内の"Druckähnliche Darstellung der Bände 1-23">"Akademieausgabe von Immanuel Kants Gesammelten Werken"からHTML形式で巻ごとに閲覧可能です。"Suche"から全集の文章を全文検索することもできます。
  • Works from Hegel and 19th century Hegelians(Hegel.net)
    ヘーゲルの著作と19世紀に活躍したヘーゲル学派の哲学者の文章をPDFとHTML形式で閲覧することができるドイツ語のウェブサイトです。言語を英語に切り替えることができます。
  • Nietzsche Source(HyperNietzsche)
    電子版ニーチェ全集eKGWB(Digitale Kritische Gesamtausgabe Werke und Briefe)を全文検索することができるドイツ語のウェブサイトです。ホーム画面の"Digitale Kritische Gesamtausgabe"を選択することでeKGWBを利用することができます。言語を英語などの他言語に切り替えることができます。
  • Wittgenstein Archives(University of Bergen)
    ウィトゲンシュタインの遺稿(Nachlass)の全文検索をすることのできるウェブサイトです。またウィトゲンシュタインについて書かれた論文や研究書を検索することもできます。

時代別

  • PERSEUS DIGITAL LIBRARY(Tufts University)
    古代ギリシャ・ローマの著作やルネッサンス期の著作などを中心に、原文(一部英語対訳もあり)を閲覧することのできる英語のウェブサイトです。全文検索に対応しており、哲学に関する著作も多く収録されています。
  • THE LATIN LIBRARY
    ラテン語で書かれた著作を集めた英語のウェブサイトです。哲学に関する著作も多く収録されています。全文検索機能はありません。
  • AN ANALYTIC BIBLIOGRAPHY OF ON-LINE NEO-LATIN TEXTS (University of Birmingham)
    大学図書館のデジタルアーカイブなど、インターネット上に公開されているルネッサンス期以降に書かれたラテン語文献を調べることができるデータベースです。本サイトから、資料を公開している外部サイトにアクセスすることで資料を閲覧することができます(全文検索の可否は資料を実際に公開している外部サイトによります)。

2. 調べたい文章の手がかりが無い場合

2-1. データベースから調べる

著者や分野などの手がかりがない場合は、その文章の一節や文章の中に出てくる哲学用語を全文検索可能なデータベースで検索することで原典が分かる場合があります。

  • 国立国会図書館デジタルコレクション
    当館で収集・保存している資料のうち、デジタル化された資料を検索・閲覧できるサービスです。一部資料は全文検索することができます。
  • 次世代デジタルライブラリー
    国立国会図書館デジタルコレクションで提供している資料の中から、著作権の保護期間が満了した図書及び古典籍資料を検索可能です。全資料を全文検索することができます。
  • Hathi trust digital library
    アメリカの大学図書館を中心に、複数の図書館のデジタル資料をアーカイブしているウェブサイトです。多くの資料を全文検索することができます。
  • Europeana
    EU加盟国の図書館・博物館・美術館・文書館などのデジタル資料をアーカイブしているウェブサイトです。全文検索の可否は資料の所蔵館ごとに異なります。
  • Google Books
    書籍の全文検索ができるウェブサービスです。著作権保護期間が満了している書籍については全文を表示することができます。著作権で保護されている資料については、出版社および著者の許可が得られた場合のみ一部のページを表示し閲覧することができます。
  • Project Gutenberg
    米国の著作権保護期間が満了した古い作品を中心に、書籍の全文を公開しているウェブサイトです。

2-2. 用語辞典などから調べる

調べたい文章に関する情報が無い場合、その文章の中に出てくる哲学用語を用語辞典などで調べることで、著者や時代を推測することができ、原典の特定につながる場合があります。ここでは原典調査の際に使用する主な用語辞典類を紹介します。

  • 『哲学事典』(改訂新版 平凡社 1971 【H2-7】)
    古代から現代(1960年代頃)までの哲学用語を東洋哲学も含め、約8,000項目を収録しています。索引は邦文索引14,000項目、欧文索引11,000項目を収録しています。
  • 廣松渉 [ほか]編『岩波哲学・思想事典』 (岩波書店 1998 【H2-G12】)
    古代から現代(1990年代頃)までの哲学用語・人名・書名の約4,000項目を収録しています。巻末に「重要語索引」、「漢字人名索引」、「片仮名人名索引」、「欧文索引」が掲載されています。
  • 石塚正英, 柴田隆行 監修『哲学・思想翻訳語事典』(増補版 論創社 2013 【H2-L1】)
    各語に「原語の意味」という事項と「翻訳語の意味」という事項があり、「原語の意味」という事項では哲学用語の語源とその言葉を使用した代表的な哲学者などを解説しています。また「翻訳語の意味」という事項では該当の用語が日本語に翻訳された背景を解説しています。
  • 森宏一『哲学辞典』(青木書店 1995 【H2-G2】)
    古代から現代(1980年代頃)までの哲学用語・人名・書名を収録しています。巻末に「和文人名索引」、「和文事項索引」、「欧文人名索引」、「欧文事項索引」が掲載されています。『哲学辞典』(第4版 【H2-39】)の新装版です。
  • D.ジュリア 著ほか『ラルース哲学事典』(弘文堂 1998 【H2-G13】)
    古代から現代(1990年代頃)までの哲学用語・人名・書名を収録しています。巻末に「和文事項索引」、「和文人名索引」が掲載されています。
  • 大庭健 編集代表『現代倫理学事典』(弘文堂 2006 【H2-H7】)
    古代から現代までの倫理学の用語・人名を立項しています。巻末に「和文事項索引」、「外国語事項索引」、「和文人名索引」、「外国語人名索引」、「執筆者索引」が掲載されています。
  • "Encyclopedia of philosophy" v.1-10(2nd ed. Macmillan Reference USA 2006 【H2-B22】)
    哲学に関する体系的な英語の事典です。哲学用語や人名などを立項しています。項目に"Bibliography"があり、参考にすることができます。著者名を推定できた場合は、人名の項目の著書等から、用語が使用されている原典を辿ることができます。国立国会図書館内限定で電子ブックでの閲覧が可能です。
  • "The international encyclopedia of ethics" v.1-11(Second edition Wiley Blackwell 2021 【H2-D8】)
    倫理学に関する体系的な英語の事典です。哲学用語や人名などを立項しています。v.1に見出し語のリスト(アルファベット順、トピック別)、v.11に索引(アルファベット順)があります。人名の記事についている"References"に著書等が明記されており、用語が使用されている原典を辿ることができます。
  • "Historisches Worterbuch der Philosophie" Bd.1-13(Schwabe 1971- 【H2-B29】)
    哲学に関する体系的なドイツ語の辞典です。哲学用語の語源や歴史的背景、哲学者による用語の使われ方の違いなどを解説しています。出典が明記されているため、用語が使用されている原典を辿ることができます。
  • Stanford Encyclopedia of Philosophy(Stanford University)
    哲学分野の代表的なオンライン百科事典です。各記事はピア・レビューを経た後で掲載されています。哲学用語の歴史的な背景などを説明しており、各記事の末尾につけられている"Bibliography"などから文献を辿っていくことができます。

関連情報

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NDC
参考資料
キーワード
備考
リサーチ・ナビで見る:https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/humanities/philosophy_text
登録番号
2000028730
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=man_view&id=2000028730 コピーしました。
アクセス数 160
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