足立区の歴史を調べる基本資料を紹介します。
※【 】内は、足立区立中央図書館での場所と請求記号です。
(1)『新修足立区史』上・下巻(東京都足立区役所編 東京都足立区役所 1967)【参考図書 A213.6シ】
区全体の歩みがわかる資料です。総記編(上巻)は地理、歴史、寺院神社、風俗文化などを、各記編(下巻)は行政、教育、交通、災害史などを収録しています。付録に「各町村沿革一覧」「足立区史要図」「住居表示実施地区別図」があります。
(2)『足立区の歴史』(足立史談会文 名著出版 1978)【参考図書 A213.6レ】
縄文時代から昭和までの足立区についてと、史跡・文化財について収録した資料です。巻末には「足立区略年図」「足立区祭祀関係無形民俗資料」「小名一覧」「寺社一覧」「指定文化財一覧」などがあります。
(3)『足立の歴史』改訂版(足立区役所企画部広報課編 東京都足立区役所 1990)【参考図書 A213.6レ】
足立区の歴史が手軽に読める資料です。『新修足立区史』を底本として、原始から平成元年までを収録しています。モノクロ写真や図版が収録され、名産品のひとつである「紙たばこ入れ」の形の種類や千住郵便局の歴代消印も見ることができます。
(4)『足立の今昔』(東京都足立区役所編 東京都足立区役所 1979)【参考図書 A213.6コ】
区史には掲載されていない、古老の昔話、風俗の変わり方などをまとめた資料です。区民の方々の個別面談や座談会をもとに、資料的な面も加えてまとめられています。明治~昭和40年代くらいまでの足立について知ることができます。
(5)『足立区町名のうつりかわり』(足立区役所区民部管理課編 足立区役所 1982)【参考図書 A213.6チ】
昭和39年以降の住居表示制度の実施により新設された町名を中心として、その町名の由来や沿革をまとめた資料です。「町名索引」では、旧町名からも調べることができます。付録に「足立区略図(郡区町村制・南足立郡の町村区域と現在の町区域対照図)」などがあります。
(6)『足立史談』復刻版【参考図書 A213.6シ】
足立区の歴史や文化を調査・研究する足立史談会の機関誌を復刻、合冊したものです。足立区の歴史について多岐にわたる内容が収録されています。
『足立史談』復刻版[1] 創刊号~第170号(足立区教育委員会社会教育課編 足立区教育委員会社会教育課 1982)
『足立史談』復刻版2 第171号~第300号(足立区郷土史料刊行会編 足立史談会 1993)
『足立史談』復刻版3 第301号~第400号(足立区郷土史料刊行会編 足立史談会 2002)
『足立史談』復刻版5 第401号~500号(足立史談会編 足立区郷土史料刊行会 2010)
『足立史談』復刻版6 501号~600号(足立史談会編 足立区郷土史料刊行会 2018)
※復刻版が発行される前の機関紙は、中央図書館で保管しています。
(7)『絵でみる年表足立風土記』(足立風土記編さん委員会編 足立区教育委員会 1992)【参考図書 A213.6エ】
古代から昭和63年までの足立区の出来事をまとめた読む年表です。事項解説やコラムがあり、カラー写真や図版が豊富で「区内板碑一覧」「足立区域の江戸廻り支配代官一覧」「土地区画整理事業一覧」「歴代足立区長」などのデータも収録されています。
(8)『足立風土記稿』地区編1~10【参考図書 A213.6フ】
足立区を区政施行直前の南足立郡10か町村に該当する10の地区に分け、地域別にまとめた資料です。その地区の概要、歴史、変遷、文化、史跡などを写真や図とともに詳細に解説しています。
地区編1 千住、地区編2 西新井、地区編3 江北、地区編4 舎人、地区編5 梅島、地区編6 綾瀬、地区編7 東渕江、地区編8 花畑、地区編9 渕江、地区編10 伊興(足立区立郷土博物館編 足立区教育委員会 1993-2004)
(9)『ブックレット足立風土記』全10巻(足立区立郷土博物館編 足立区教育委員会 2002)【参考図書 A213.6フ】
『足立風土記稿』地区編の各巻をもとに、地域ごとの歴史、民俗文化をわかりやすくまとめた全10巻のブックレットです。各巻末の「ミニ講座」は開発、教育、生活、政治などの各地域に共通する情報をテーマごとにまとめて解説しています。