この調べかたガイドでは、雑誌記事や、学術誌や紀要などに掲載された論文を閲覧・入手する方法を紹介します。
●商用データベースで本文を閲覧する
図書館でご利用いただける商用データベースには、雑誌記事の本文を閲覧できるものがあります。
収録範囲等について、詳しくは、各館の相談カウンター備えつけの「現行逐次刊行物目録」(
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=1638 )内の「大阪市立図書館多機能OMLIS商用データベース提供 新聞・雑誌リスト」をご覧ください。
プリントアウトは、中央図書館3階(6台)・各地域図書館(1台)に設置のデータベース専用端末で可能です(有料)。
・朝日新聞クロスサーチ 『AERA』『週刊朝日』『アサヒグラフ』
・毎索(マイサク) 『週刊エコノミスト』
・日経BP記事検索サービス 日経BP社発行の専門誌
・ルーラル電子図書館 月刊『現代農業』など
・Japan Knowledge(ジャパンナレッジ) 『週刊エコノミスト』『風俗画報』
※『 』内は各商用データベースに収録されている雑誌タイトルです。
●Webで本文を閲覧する
・CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/国立情報学研究所が提供する、論文、図書・雑誌や博士論
文などの学術情報を検索できるデータベース・サービスです。一部の論文は本文データをWeb上で閲覧できます。
・J-STAGE 科学技術情報発信・流通総合システム
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja 科学技術振興機構が提供する、科学技術関係の論文のデータベースです。論文内容の抄録や本文データを、Web上でご覧いただけるものもあります。
・Google Scholar
https://scholar.google.co.jp/ 学術出版社・専門学会・大学などの出版物を検索できます。検索結果一覧の中で、[PDF]と表示されているものは、本文データをPDFで閲覧できます。
・国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービスです。雑誌、児童雑誌についても134万点がデジタル化されています。
●雑誌記事・論文の書誌情報を調べる
複写物を入手する場合に必要な書誌情報は、(1)記事・論文のタイトル、(2)著者、(3)収録誌のタイトル、(4)発行年月または巻号、(5)収録ページ の5点です。
雑誌記事・論文の書誌情報の調べかたについては、「調べかたガイド10雑誌記事のさがしかた」(
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=man_view&id=2000016541 ) をご参照ください。
●雑誌の所蔵機関を調べる
大学図書館の所蔵を調べる
・CiNii Books - 大学図書館の本をさがす (国立情報学研究所)
https://ci.nii.ac.jp/books/全国の大学図書館等が所蔵する図書・雑誌の情報を検索できます。
公共図書館の所蔵を調べる
公共図書館の所蔵雑誌については、全国を横断検索できるデータベースはありません。国立国会図書館サーチでは、国立国会図書館が所蔵する資料のほか、都道府県立図書館、政令指定都市の市立図書館の所蔵の横断検索ができます。また、都道府県立図書館のサイトの多くには、県内図書館の横断検索機能がありますので、ご活用ください。
・国立国会図書館サーチ(NDL Search)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/・大阪府Web-OPAC横断検索(大阪府立図書館)
https://www.library.pref.osaka.jp/cross/cross.html●記事・論文の複写物を入手する
論文の複写物を入手する方法は、収録誌の所蔵機関によって異なります。中央図書館3階相談カウンター、もしくは各地域図書館のカウンターでおたずねください。
大学に所属の方は、大学図書館におたずねください。
・国立国会図書館で所蔵
国立国会図書館の登録利用者IDをお持ちの場合は、国立国会図書館サイト上から、もしくは郵送にて、遠隔複写サービスを申し込むことが可能です。
利用者IDをお持ちでない場合、図書館を経由してのお申し込みになります。中央図書館3階相談カウンターもしくは地域図書館のカウンターでおたずねください。
・都道府県立図書館などの公共図書館で所蔵
郵送複写サービスをおこなっているところが多くあります。お申し込み方法や料金のお支払い方法は図書館によって異なりますので、直接、都道府県立図書館等におたずねください。
・大学図書館で所蔵
多くの場合、複写物の入手には公共図書館を通じてのお申し込みが必要です。公共図書館が発行する紹介状があれば、直接出向いて利用できる大学図書館もあります。詳しくは、中央図書館3階相談カウンターもしくは地域図書館のカウンターでおたずねください。
最近は、学生以外の市民にも開放している大学図書館が増えてきました。Webサイトに「学外者の利用」の案内を載せていることが多いので、ご確認ください。