レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/16
- 登録日時
- 2018/04/06 00:30
- 更新日時
- 2018/04/22 14:24
- 管理番号
- 6000037881
- 質問
-
未解決
「あかぎれ」には「皸」という漢字と、「軍」と「皮」が左右入れ替わった漢字の2種類がある。なぜか知りたい。
- 回答
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『漢字百科大事典』(明治書院1996)のpp.27-28「異体」の項目に、「楷書の普及とともに多種多様の異体字が見られる」とある。
この例として挙げられるなかに、「偏旁の配列の異なるもの(羣群、裏裡、鄰隣)など」とあった。
こうした異体字が生じる理由についてここには書かれていないが、
「文字には覚えやすく書きやすい形へ動こうとする力と同一性を保つためにそれを動かすまいとする力とが働いているが、
その均衡が破れるといくつもの変種を生じさせることになる。」と書いてあった。
また、Googleで「皸」と検索すると、偏と旁が入れ替わった漢字のことを「動用字」というとの記載が出てくる。
ネットでは「動用字」で検索するとさまざまな情報が出てくるが、動用字が生じる理由は見つけられず。
検索結果に、文化審議会国語分科会の「常用漢字表の字体・字形に関する報告(指針)」(平成28年2月29日)が
含まれ、内容を確認するとp.8に「学」と「學」のように、「その字体は異なっていても、原則として同じ音訓・意味を持ち、
語や文章を書き表す際に文脈や用途によっては相互に入れ替えが可能なものとして用いられてきた漢字の集合体
としてのまとまりを「字種」と言う」とある。ここに「同じ構成要素を持つがその配置が異なる漢字の関係は、動用字など
と言われる」とあったが、このような関係が生まれる理由については書かれていなかった。
- 回答プロセス
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『日本国語大辞典 第1巻』(小学館)をみると両方の漢字が書いてあるが、
これについての説明はなし。
『新潮日本語漢字辞典』(新潮社2007)、『漢字異体字典』(日外アソシエーツ1994)には、
「皸」に対して、「軍」と「皮」が左右入れ替わった漢字に「別体」と書かれていた。
- 事前調査事項
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『大漢和辞典』(大修館書店)
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 漢字(カンジ)
- 表記(ヒョウキ)
- 動用字(ドウヨウジ)
- 異体字(イタイジ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000234386