レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/1/28
- 登録日時
- 2016/03/28 00:30
- 更新日時
- 2024/12/11 00:36
- 管理番号
- M16020413377411
- 質問
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たい焼きはいつごろから作られるようになったのか。その起源や由来について知りたい。参考になる資料はあるか。
- 回答
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『たべもの起源事典』によると、1909年(明治42)創業の浪花家総本店の初代神戸清次郎が創作したのがはじまりとしている。その経緯は、「今川焼きを始めたが一向に売れず,亀の形の亀焼きも失敗する.ところが,めでたいタイの姿にしたところ,(略)飛ぶように売れたという」と紹介している。
また、『東京たいやきめぐり』の「たいやき事はじめ」には、(関西から東京に出てきた)神戸清次郎が「焼き物の菓子をはじめる」とあり、その際に焼型として鯛を選んだとしている。なお、なぜ鯛型にしたかについては、「鯛は「めでたい」で縁起物につながる。そして、ほんものの鯛は庶民の口になかなか入らない高級品であった、それを模した」ことを理由としている。
なお、誕生の地について同書に「東京麹町で誕生した。」とあり、現在の麻布十番に店舗を構える「浪花家総本店」の始まりとしている。
その他、『たい焼の魚拓』や『あんこ読本』などの資料にも「浪花家総本店」の初代が考案したと記されていた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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①岡田哲『たべもの起源事典』東京堂出版,2003,508p.参照はp.275-276.
②『東京たいやきめぐり』バナナブックス,2007,55p.参照はp.8.
③宮嶋康彦『たい焼の魚拓』JTB,2002,78p.参照はp.6-8.
④和菓子好き委員会あんこ部『あんこ読本』PHP研究所,2014,95p.参照はp.22-25.
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①岡田哲『たべもの起源事典』東京堂出版,2003,508p.参照はp.275-276.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016020413390977411
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000189942