レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/07/15
- 登録日時
- 2015/11/29 00:30
- 更新日時
- 2015/11/29 00:30
- 管理番号
- R1000117
- 質問
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解決
松尾芭蕉の「そのままよ月は頼まじ伊吹山」の句はどこで詠まれたのか。
- 回答
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芭蕉は元禄2年「おくのほそ道」での第3回大垣来訪時、大垣藩士、高岡斜嶺亭にて門人たちと交流し、この句を詠んだ。斜嶺は各務支考、谷木因、宮崎荊口ら多くの美濃の俳人と交流があり、弟の怒風も同じく芭蕉の門人となった。句意について『芭蕉全句集』では「前書(花にもよらず雪にもよらず、只これ孤山の徳あり)と句で自然界の美を代表する雪月花をそろえつつ、それを「たのまじ」としたところが大胆で伊吹山の秀嶺ぶりを強く印象づけている」とあり、また『芭蕉全発句』には「主への挨拶として、そこから望まれる伊吹山を賞した。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B10700739 芭蕉年譜大成 今榮藏/著 角川学芸出版 2005.10 911.32 4-04-621016-8
- B10066143 大垣の先賢展 大垣市教育委員会文化部/編 大垣氏教育委員会 1994 911.3
- B10634016 芭蕉と美濃大垣の門人たち〔展示図録〕 大垣市教育委員会文化振興課/編 大垣市教育委員会 2004.9 911.33
- B11234803 芭蕉全句集 松尾芭蕉/[著] 角川学芸出版 2010.11 911.32 978-4-04-400107-0
- B11356372 芭蕉全発句 山本健吉/[著] 講談社 2012.2 911.32 978-4-06-292096-4
- B10629468 郷土大垣の輝く先人 改訂増補 大垣市文教協会/編 大垣市文教協会 2004.8 281.53
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 文献調査
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000184574