レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年09月20日
- 登録日時
- 2012/12/03 11:28
- 更新日時
- 2013/08/27 13:29
- 管理番号
- 20120920-2
- 質問
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解決
漢詩の「孝女白菊の詩」が掲載されているものはないか?(新体詩に訳出したものも合わせて掲載されているものが望ましい)
- 回答
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「二松学舎大学論集」(昭和43年度)1968年 p57-82
- 回答プロセス
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1、『日本近代文学大事典 第1巻』日本近代文学館編 講談社 1977 p153 井上哲次郎の項に、「孝女白菊の詩」が『巽軒詩鈔』に掲載と記載。当館蔵書検索で「巽軒」を検索したが、ヒットせず。
2、NDLサーチで、「孝女白菊 井上」で検索。
質問内容が全く同じレファレンス協同データベースの記事がヒットし、上記資料を提供。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (91)
- 参考資料
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- 国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/)
- レファレンス協同データベース(https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000084409)
- キーワード
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- 詩
- 井上哲次郎
- 落合直文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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「孝女白菊の詩」は、井上哲次郎が明治17年に作成した漢詩『孝女白菊』を落合直文が『孝女白菊の歌』として新体詩に訳出して有名となり、海外にも翻訳された。(『日本近代文学大事典 第1巻』日本近代文学館編 講談社 1977 p153 )「「詩」を和訳して七五調の新体詩とした「歌」の方がひろく世上に流布したので「孝女白菊」といえば「歌」の方を一般に指すようになった。因みにカール・フローレンツのドイツ語訳(明治二十八年・東京)Weiss Asterは「詩」をもとにした訳であり、アーサー・ロイドの英訳White Asterは更にそのドイツ語訳をもとにしたものである。」(「二松学舎大学論集」昭和43年度 p55-56)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 詩
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000115221