レファレンス事例詳細

永真遊郭についての資料をご紹介します。ご希望の昭和初期ものは1点しか見つかりません
でしたので、明治期のものが主になります。

１　明治期の様子が分かる資料
　(1)『遊郭をみる』下川耿史／著　筑摩書房　2010年
　　　p.65「真金町遊郭　神奈川県横浜市南区真金町」に写真と解説があります。

　(2)『横浜繁昌記　復刻版』横浜新報社著作部／著　横浜郷土研究会　1997年
　　　p.366～「遊郭」に永楽町、真金町の遊郭についての記述があります。
　　　
　(3)『寒村自伝　上巻』荒畑寒村／著　新版　筑摩書房　1965年
　　　荒畑寒村（あらはた　かんそん）は永楽町（えいらくちょう）の出身です。p.11～「遊郭という
　　　別世界」に明治20年頃の遊郭の様子について記述されています。　

　(4)『花柳風俗誌』博文館　1905年

　(5)『横浜案内』鈴木金輔／著　金真堂　1905年
　　　p.31「遊郭」に記述があります。

２　昭和初期の様子が分かる資料
　(1)『家の履歴書　文化人・芸術家篇』斎藤明美／著　キネマ旬報社　2011年
　　　真金町の出身である桂歌丸が祖母の切り盛りしていた遊郭「富士楼」について述べて
　　　いる雑誌記事が収録されています。
　　　（『週刊文春』文藝春秋　2002年11月7日号掲載）

３　時代が特定できない資料
　(1)『南区の歴史』南区の歴史発刊実行委員会　1976年
　　　p.458に「旧永真遊郭街(一)」「旧永真遊郭街（二）」の写真があります。
　　　撮影年等の記載がないため、時期がわかりませんでした。