レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/07/13
- 登録日時
- 2011/12/16 02:00
- 更新日時
- 2011/12/16 02:00
- 管理番号
- 滋2011-0747
- 質問
-
解決
近江にあった後藤氏館の所在地、築城年代、創建者のほか、城に関する歴史を知りたい。
- 回答
-
東近江市中羽田町後藤堀にありました。後藤但馬守高恒が創建しました。館です。後藤氏館は中羽田集落と下羽田集落の間にあって、後藤堀の小字となっています。今日では幅5mの土塁が北と東側に一部残っており、幅3~5mの堀があって田用水となっています。また、西には門跡が残されており、一部石積みが見られます。1893年(明治26)の日本陸軍参謀本部陸地測量部の地図では、西から南にかけての土塁が明確に残っており、全体としては北西部が張り出した台形の平面系となっています。後藤氏は佐々木高頼の頃から力を増し、但馬守賢豊の頃最も権勢が強くなっていました。このため、1563年(永禄6)佐々木義弼に賢豊父子は斬殺されました。その後、善三郎高治が継ぎましたが、1568年(永禄11)に、佐々木氏が減んだことによって蒲生氏に仕えました。なお、後藤氏が当地に住み、館を築いた時期は明らかではありませんが、1381年(永禄元、弘和元)の『東寺文書』に後藤左衛門入道覚曇の名がみられています。また、旧能登川町の佐野山城も同氏の居城です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本の建築 (521 8版)
- 参考資料
-
- 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 5-5200- 80
-
2 滋賀県中世城郭分布調査 4 旧蒲生・神崎郡の城 滋賀県教育委員会∥編 滋賀県教育委員会 1986年 5B-5200-4
- キーワード
-
- 後藤氏館
- 城跡
- 後藤氏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000097855