レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月16日
- 登録日時
- 2011/09/08 11:02
- 更新日時
- 2011/09/13 11:18
- 管理番号
- 福井県図-20110816
- 質問
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解決
森鴎外著『高瀬舟』の中で、遠島になる罪人が銅銭200文をもらう掟があったとあるが、200文というのは、いまでいうとどのくらいの金額なのか。
- 回答
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200文は、4,000~5,000円程度。
- 回答プロセス
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1.『高瀬舟』で該当の時代を確認する。
→「白河楽翁候が政柄を執っていた寛政の頃」とあるため江戸時代の1787~1793年頃
2.自館OPACで「江戸」「貨幣」「もののねだん」等のキーワードで所蔵資料の検索し、開架をブラウジング
『江戸の卵は1個400円』p.15より文化文政年間との比較として
1文≒20円 1両≒128,000円 1分≒32,000円 1朱≒8,000円 銀1匁≒2,000円
『江戸時代のすべてがわかる本』p36より江戸中期以降との比較として
金1両≒10万円 金1分≒2万5千円 銭1文≒25円 銀1匁≒1,660円
『江戸の物価事典』(小野武雄著 展望社 1998)は、現在の価格に換算していなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337 8版)
- 参考資料
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- 『江戸の卵は1個400円』丸田勲/著 光文社 2011 ISBN: 4-334-03617-1 (当館資料コード:2012374159 請求記号:337.8/マルタ)
- 『江戸時代のすべてがわかる本』大石学/編著 ナツメ社 2009 ISBN:4-8163-4737-2 (当館資料コード:1015464223 請求記号:210.5/エトシ)
- 『ちくま日本文学』17巻 筑摩書房 2008 ISBN:4-480-42517-9 (当館資料コード:1015261587 請求記号:918.6/チクマ/17)
- キーワード
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- 高瀬舟
- 物価
- 貨幣価値
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000090901