レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/02/12
- 登録日時
- 2010/01/05 02:30
- 更新日時
- 2024/12/11 00:32
- 管理番号
- M09022709072891
- 質問
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「和顔愛語」の読み方、意味、出典が知りたい。
- 回答
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「和顔愛語」の読み方については(わがんあいご)と(わげんあいご)のふたつが確認できた。『岩波四字熟語辞典』によると、「【和顔愛語】わがんあいご:穏やかな顔つきとやさしい言葉遣いのこと。「和顔」は柔和な顔。温顔。「愛語」は愛情のこもった言葉。特に仏教で、菩薩が人々を導くために優しい言葉をかけることを言う。「和顔愛語」は仏教書に見られるが、「和顔」は仏教に限らずふつうに使われる。」とある。さらに、『広説佛教語大辞典下巻』では、「【和顔愛語】わげんあいご やわらかな顔色とやさしいことば。やわらいだ笑顔をし、親愛の情のこもったおだやかなことばをかわすこと。なごやかな顔、愛情あることばで人に接すること。priya-alapa〈『無量寿経』上大十二巻二六九下、異本〉」とある。『浄土三部経上(無量寿経)』では、無量寿経(漢文書き下し)に「無有虚偽諂曲之心、和顔愛語、先意承問。」「虚偽諂曲〈こぎてんごく〉の心あることなく、和顔愛語〈わげんあいご〉して、先意承問〈せんいしょうもん〉す。」と記されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
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- 岩波書店辞典編集部編『岩波四字熟語辞典』岩波書店,2002.10,669.128p.参照はp.667.中村元著『広説佛教語大辞典 下巻』東京書籍,2001.6,1785p.参照はp.1782.中村元〔ほか〕訳注『浄土三部経 上』岩波書店,1991.12,379p.参照はp.167.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009022709054372891
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061578