1 個人件名「竹下登」で蔵書検索。『政治とは何か 竹下登回顧録』(講談社,2001)、後藤謙次『竹下政権五七六日』(行研出版局,2000)、岩瀬達哉『われ万死に値す ドキュメント竹下登』(新潮社,1999)など該当資料を参照したが、質問の発言は確認できず。
2 政治家の暴言、失言について扱っている資料を調査。『大失言 戦後の失言・暴言・放言』(情報センター出版局,2000)を参照するが、確認できず。
3 新聞のデータベースを質問の言葉で検索。朝日新聞記事データベースを検索したが、発言者を明記している記事は見つけられず。
4 インターネットを質問の言葉で検索。ブログで竹下登の発言としているものがあったが、出典を確認できない。この時点で時間切れとなり、利用者に確定情報を提供できず。
5 後、新聞データベースでキーワードを「この程度の国民 and この程度の政治」として検索したところ、朝日新聞、中日新聞で該当記事あり。故秦野章・元法相の発言に「この程度の国民ならこの程度の政治」というものがある。朝日新聞1994年9月28日記事「政治倫理 京極純一氏に聞く(選択肢を考える 戦後の争点:5)」によると1983年11月、文芸春秋のインタビューに答えたもの。
6 雑誌記事索引で「秦野」をキーワードに刊行年月1983年11月~1984年12月までを検索。『文芸春秋』1984年3月号「田中弁護団は腰抜けだ--秦野章前法相・爆弾発言第2弾!」が該当。所蔵の同誌を見ると、1983年12月号のインタビューで質問の言葉が出たらしい記述があったため、『文芸春秋』1983年12月号掲載の「「大新聞は田中角栄をリンチにした」 秦野章法相独占インタビュー」を確認。p.124に「…(前略)…この程度の国民なら、この程度の政治ですよ。…(後略)…」との記載があった。