レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/03/31
- 登録日時
- 2008/04/02 02:11
- 更新日時
- 2010/06/16 18:19
- 管理番号
- 秋田-0924
- 質問
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1947年、戦後最初の選挙で日本初の女性村長となった4人のうちの1人、仙北郡中川村の沢口フク氏について、経歴、立候補の経緯、在任期間等を知りたい。また、沢口氏の後任も女性村長か。
- 回答
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仙北郡中川村(現・仙北市)の元村長、沢口フク氏の経歴等については、『秋田人名大事典(第2版)』秋田魁新報社発行 2000(請求記号280/アア/郷)に以下の事柄が記載されており、参照されるのによいと思われる。
・生没 明治19年8月25日~昭和47年12月24日
・荒川村(協和町)生まれ。秋田女子師範卒後、日本音楽学校へ
・明治44年 後の中川村村長沢口朝治と結婚。
・昭和22年4月 公職追放の夫に代り村長選に出馬、当選。
・県議選仙北郡選挙区にも出馬し、トップ当選を果たした。
・村長は1期4年で退き、県議は昭和34年まで3期12年務めた。
・県議時代は未亡人対策、二、三男対策、女性の人権等について発言した。
・県地域婦人団体連絡協議会設立、また県婦人会館の建設に尽力した。
また、『角館誌』第6巻昭和時代・角館歴史年表編1975(請求記号214.7/カカ/6郷)p.20にも沢口氏の経歴が記載されている。
同書によれば、沢口フク氏の後の村長は黒沢十兵衛氏(昭和26年4月23日当選、昭和30年3月30日合併解任)となっており、黒沢氏は、昭和7年6月30日~昭和11年7月10日にも中川村の村長を務めている。沢口フク氏の在職期間は昭和22年4月9日当選、昭和26年3月26日退任となっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『婦人年鑑 昭和24年版』日本婦人新聞社
- NDC
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- 個人伝記 (289 8版)
- 参考資料
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- 『秋田人名大事典(第2版)』秋田魁新報社発行 2000
- 『角館誌』第6巻昭和時代・角館歴史年表編 1975
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000043218