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レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

事例作成日
2025年04月10日
登録日時
2026/08/02 12:05
更新日時
2026/08/05 17:42
提供館
鹿児島県立図書館 (2110041)
管理番号
鹿県図260004
質問

未解決

明治40年9月16日の県令30号で十島の官有地が村有地となったようである。『十島村誌』以外の根拠資料を捜している。
土地の契約書等,村有地になったことがわかる根拠資料や一島共有地に関する資料はないか。
回答
十島の官有地が村有地になったことに関連する記述のある資料は複数みつかった。
しかしながら,土地の契約書等に関する資料は見つからなかった。
官有地が村有地となったことに関連する記述のある資料を参考資料として紹介した。

参考資料 1『トカラ列島社会の研究』(0130467079)
p.34 「その後の土地制度の変革は明治四一年(1908)である。島嶼町村制の施行にともなって,明治一八年(一八八五)に官有地となった土地がこのときに村有地になった。」とある。
p.100 第4節に「一島共有地から村有地へ」「昭和9年(一九三四)に一島共有地は村有地」になったという記述あり。
p.103-106 「昭和9年から昭和33年までの「その後の土地制度の歴史的変遷」についての記述あり。
p.109 「この村有地は現在,十島村外の大企業の土地へと移動が進行している。中之島の場合,現在,中之島全土の八分の一が当該企業の所有に帰している。」
p.163-167  ヤマハ・グループ(日本楽器株式会社とヤマハ発動機KKの二社)が昭和46年ごろから観光開発のため土地を買い漁ったという記述あり。
p.428以降に収録されている資料篇に「中之島西区区有文書」あり。

参考資料 2 『早川孝太郎全集 第9巻 島の民俗』(0110505757)
p.40  「その後,明治四十年に至り,官有地は一部を実測して村有地に払い下げた。…(中略)…さらに大正二年に至り,不要存置国有林払下規定により,残余の官有地(国有林)を,鹿児島市在住の中牟田某を代表とする興業会社に払い下げらるるに至り,初めて法文上の私有地が島に生ずるに至った。」とある。

参考資料 3 『トカラの伝承』(0130438450)
p.27-33 「一島共有地を守る 中之島永田恒彦談」に収録されている「昭和四二年一月二十日夜談」に昭和6(1931)年までの一島共有地に関する記録がある。

参考資料 4 『トカラの地名と民俗 上』(0130094741)
p.56-62 中之島の「一島共有地」に関する記述あり。

参考資料 5 『臥蛇島部落規定』(0130219561)
p.99 「一島共有地」がすべて村有地になったという記述あり。

参考資料 6 『トカラ列島 その自然と文化』(0130096464)
p.204 「一島共有地」の記述あり。

参考資料 7 『トカラ列島有形民俗資料調査報告書』(0130446693)
p.20「現在は,荒地山林はすべて村有地となっている」ほか土地制度についての記述あり。

参考資料 8 『十島村誌 年表及び追記 資料編1』(0131271181)
p.8 「一島共有地」に関する記述あり。

参考資料 9 『鹿児島県農地改革史』(0130462369)
p.730-741 「共有地の買収売渡」について,十島村の記述あり。

参考資料 10 『山羊と芋酎 ナオトモのトカラ』(0111060034)
p.81-88 「(前略)…四八年一二月の十島村定例村議会で,諏訪之瀬島と中之島にある村有地の払下げが決まった」等,ヤマハへの払い下げの記載あり。
p.167 明治一七年から一八年のトカラの島々の地租改正のほか,「〇〇島一島共有地」等の記述あり。


なお,情報源である明治40年9月16日の県令30号を『鹿児島県公報 27(明治40年7月〜12月)】(鹿児島県 編 鹿児島県 1907年)(0130237332)により確認したが,明治40年9月16日には公報の発行がなかった。
また,明治40年の県令30号は『鹿児島県公報 26(明治40年1月〜6月)』(鹿児島県 編 鹿児島県 1907年)(0130237340)の4/19付の公報に掲載があったが,医師会規則施行細則に関する記述となっており,村有地に関するものではなかった。
回答プロセス
(1)「十島」「一島共有地」「村有地」をキーワードに資料検索,事例検索を行ったが,該当の資料は見つからなかった
(2)国立国会図書館サーチ,国立国会図書館デジタルコレクションを使い,同様のキーワードで検索した結果、資料1~4を案内。
(3)当館資料をブラウジングした結果、資料5~10を案内
事前調査事項
『十島村誌』(十島村誌編集委員会/編 十島村 1995年)(自館資料番号0131271173)p.1414に「一島共有地」「官有地」に関する記述がある。
また,十島村の役所には登記事項要約書はあるが,土地の契約書が既にないことは調査済みである。
NDC
  • 歴史 (2 9版)
参考資料
  • 参考資料1 『トカラ列島社会の研究』(鳥越 皓之/著 御茶の水書房 1982年)   (自館資料番号0130467079)
  • 参考資料2 『早川孝太郎全集 第9巻 島の民俗』(早川 孝太郎 著,宮本 常一 編,宮田 登 編 未来社 1976年)p.40   (自館資料番号0110505757)
  • 参考資料3 『トカラの伝承』(編集:稲垣尚友 稲垣尚友 1971年)p.27-33   (自館資料番号0130438450)
  • 参考資料4 『トカラの地名と民俗 上』(稲垣 尚友 編 ボン工房 1973年)p.56-62   (自館資料番号0130094741)
  • 参考資料5 『臥蛇島部落規定』(稲垣 尚友 編 稲垣尚友 1972年)p.99   (自館資料番号0130219561)
  • 参考資料6 『トカラ列島 その自然と文化』(斎藤毅 [ほか]編著 古今書院 1980年)p.204   (自館資料番号0130096464)
  • 参考資料7 『トカラ列島有形民俗資料調査報告書』(鹿児島県明治百年記念館建設調査室 1971年)p.20   (自館資料番号0130446693)
  • 参考資料8 『十島村誌 年表及び追記 資料編1』(十島村教育委員会 編集 十島村 1996年)p.8   (自館資料番号0131271181)
  • 参考資料9 『鹿児島県農地改革史』(鹿児島県/編 近藤出版社(発売) 1975年)p.730-741   (自館資料番号0130462369)
  • 参考資料10 『山羊と芋酎』(稲垣 尚友/著 未来社 1978年)p.81-88,167   (自館資料番号0111060034)
キーワード
  • 官有地
  • 村有地
  • 一島共有地
  • 十島(としま)
照会先
寄与者
備考
調査種別
事実調査
内容種別
郷土
質問者区分
登録番号
1000387629
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000387629 コピーしました。
アクセス数 59
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