レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2026年04月02日
- 登録日時
- 2026/05/22 14:24
- 更新日時
- 2026/05/22 14:24
- 管理番号
- いわき総合-地域847
- 質問
-
解決
いわき市平下神谷の「八丁樋(はっちょうひ)」について知りたい。
常磐交通のバス停名に「八丁樋」があるが、周囲の字名などとは一致しない。
なぜ、このバス停名なのか。由来等がわかる資料はあるか。
- 回答
-
当館所蔵資料を調査した結果、下神谷に「八丁樋(八町樋)」という樋があったことが確認できました。
ですが、この樋がバス停名の由来かどうかについては、明確な記述のある資料は確認できませんでした。※「樋(とい)」
参考:『国史大辞典 10』(国史大辞典編集委員会 吉川弘文館 1989)[R-210.0-コ-10・1110008131]
→p1~2「谷・川を渡り水を導き送るために竹や木板で作り、土を塗り加えて漏れぬようにした長い管」
【資料①】『いわき市史 第2巻』(いわき市史編さん委員会 いわき市 1975)
※「国立国会図書館デジタルコレクション」で閲覧できます(要ログイン)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9536818 (最終アクセス:2026/5/17)
→p167に以下の記述あり。
4行目「下神谷には樋があり~」
2段組の文章 下段「一 下神谷村岸前埋樋 払水通 八丁樋江筋~」
【資料②】『磐城小川江筋沿革史』(磐城小川江筋沿革史編纂委員会 磐城小川江筋土地改良区 1984)
→p41~42 内容は【資料①】と同一。
【資料③】『磐城郡村誌 4』(大須賀 次郎(筠軒) 福島県 1878)
→ページ番号なし「下神谷村誌」
「溝渠(こうきょ)」の項目「第三溝」に「八町樋」の記載あり。
※【資料③】は、福島県立図書館デジタルライブラリーで閲覧できます。
【資料④】「磐城郡村誌 1巻〜4巻」(福島県立図書館/福島県立図書館デジタルライブラリー)
https://adeac.jp/fukushima-pref-lib/catalog/m000045-01 (最終アクセス:2026/5/17)
→巻4 127~128ページ
●樋以外の「八丁樋」について記述のあった資料
【資料⑤】『写真で綴るいわきの伝統』(草野日出雄 はましん企画 1974)
※「国立国会図書館デジタルコレクション」で閲覧できます(要ログイン)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12171140 (最終アクセス:2026/5/17)
→p188~189「浜街道の松並木」
「さて、その浜街道の古松は~」の段落に「八丁樋」の記載あり。
【資料⑥】『通信区画便覧 2巻』([逓信省] [大正3]) ※当館所蔵なし
※「国立国会図書館デジタルコレクション」で閲覧できます(インターネット公開)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2390526 (最終アクセス:2026/5/17)
→p527「草野村」に、「下神谷字八丁樋」の記載あり。
- 回答プロセス
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①バス停について確認。
参考:「新常磐交通 ≫ 時刻表検索」 https://joko-bus.com/timetable/ (最終アクセス:2026/5/17)
→「八丁樋」をキーワードに検索すると、「八丁樋」「八丁樋入口」の2つのバス停がヒット。読み方は「ハッチョウヒ」とある。
参考:『ゼンリン住宅地図(いわき市平・好間) 202502』(ゼンリン 2025)[K-291-ゼ-2025・1114489634]
→p90右にバス停「八丁樋(常交)」あり。字名は「南一里塚」
②郷土資料を調査。
バス停のある地区は、下神谷村→草野村→平市→いわき市と変遷している。
地区の歴史に関する資料や、地名由来に関する資料を調査。【資料③】【資料④】を確認。
【資料③】【資料④】の記述から、「八丁樋」はいわき市の農業用水路「小川江筋」に関連する可能性があると考え、関連資料を調査。
※地名由来・小川江筋については、当館作成パスファインダーも参考にした。
・地域資料パスファインダー(いわき市立図書館ホームページ)
https://library.city.iwaki.fukushima.jp/viewer/genre3.html?id=630 (最終アクセス:2026/5/17)
・調べ方マニュアル「『いわきの地名由来』に関する資料の探し方」(レファレンス協同データベース)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=man_view&id=2000023359 (最終アクセス:2026/5/17)
・調べ方マニュアル「『小川江筋』に関する資料の探し方」(レファレンス協同データベース)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=man_view&id=2000027162 (最終アクセス:2026/5/17)
③「国立国会図書館デジタルコレクション」で「八丁樋」または「八町樋」などをキーワードに検索。
【資料①】【資料⑤】【資料⑥】を確認。
なお、【資料⑥】から、草野村時代の字名に「八丁樋」がある可能性を考え、所蔵資料を調査しましたが、具体的な記述等は確認できませんでした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 農業工学 (614 9版)
- 参考資料
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【資料①】いわき市史編さん委員会 編. いわき市史 第2巻. いわき市, 1975.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001225030 (K-210.1-1-イ-・1110038583) - 【資料②】『磐城小川江筋沿革史』 (K-614-イ-・1110083589)
- 【資料③】『磐城郡村誌 4』 (K-291-イ-・1110091988)
- 【資料④】「磐城郡村誌 1巻〜4巻」 (福島県立図書館/福島県立図書館デジタルライブラリー)
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【資料⑤】草野日出雄 著. 写真で綴るいわきの伝統. はましん企画事業部, 1974.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001221494 (K-380-ク-・1110065305) -
【資料⑥】通信区画便覧 2巻. [逓信省], 1914.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I2390526 (国立国会図書館デジタルコレクション)
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【資料①】いわき市史編さん委員会 編. いわき市史 第2巻. いわき市, 1975.
- キーワード
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- 下神谷(しもかべや)
- 南一里塚(みなみいちりづか)
- 下神谷村
- 草野村
- 平市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000384113