レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025年12月03日
- 登録日時
- 2025/12/03 10:46
- 更新日時
- 2025/12/18 10:01
- 管理番号
- B2025口頭1201
- 質問
-
解決
日本国内で果物の非破壊糖度測定がいつごろから導入されたか知りたい。
また、糖度測定にどのような技術が用いられているか知りたい。
- 回答
-
国内で果物に非破壊の糖度測定機器を導入した事例について、資料1および資料2に記載があります。
糖度測定技術については、資料3で原理が異なる3種類の糖度計について言及があり、そのうち「屈折式糖度計(屈折糖度計、屈折計)」について、資料4で詳しく解説しています。
なお、青果物の非破壊検査の手法等について、資料4および資料5に記載がありますので、参考として紹介します。
【 】内は当館請求記号です。インターネットの最終アクセス日は2025年11月17日です。
資料1
梶浦一郎 著. 日本果物史年表, 養賢堂, 2008.7【DM227-J10】
原始時代から2006年までの日本の果樹・果物に関する出来事を収録した年表です。
p.287の1989年11月の項に、「食品総合研究所の岩本睦夫らが小麦の成分分析に利用されていた近赤外線による非破壊測定機でモモの糖度測定を試験」、「モモの近赤外線非破壊糖度選別装置が開発され、岡山の選果場に導入」、「三井金属工業が反射積分球方式の糖度非破壊測定器を開発し、山梨県白根町の西野農協に導入」とあります。
資料2
農業食料工学会 編. ポストハーベスト工学事典, 朝倉書店, 2019.1【RB2-M4】
「第2章 計測」>「2.25 糖センサ・内部品質センサ」(pp.132-133)に、「非破壊糖度センサ」の項があり、「選果機上を流れる果実に対して、1個1個の糖度を瞬時に測定し選別を可能とする装置が開発され、1989年に山梨県のモモの選果場に初めて導入された」とあります(p.132)。
資料3
農業施設学会用語解説集編集委員会 編. よくわかる農業施設用語解説集 : 日・英・中索引付, 筑波書房, 2012.9【RB2-J117】
「糖度計」(pp.127-128)の項で、糖度測定の器具として、屈折糖度計、旋光糖度計、近赤外光糖度計を紹介しています。近赤外光糖度計は非破壊測定が可能とあります。
資料4
農山漁村文化協会 編. 土壌診断・生育診断大事典 : 簡易診断からリアルタイム診断、生理障害、品質の診断まで, 農山漁村文化協会, 2009.3【RB2-J30】
「糖度計(屈折計)の測定原理と構造,使用方法」(pp.611-620)で、光の屈折現象を応用して糖度を測るタイプの糖度計(屈折計)について解説しています。
なお、糖度測定のみに特化した内容ではありませんが、pp.621-627には「非破壊計測手法」の項があり、近赤外光による果実の品質検査技術についても解説しています。
資料5
農文協 編. 品質・鮮度保持(野菜園芸大百科 : 第2版 ; 21), 農山漁村文化協会, 2004.3【RB94-H4】
「品質の評価法」>「非破壊検査法」(pp.61-67)において、近赤外法による甘味測定法を含む、非破壊検査法全般について記載があります。
国立国会図書館提供調べ方ページ「リサーチ・ナビ」の調べ方案内でも、農業に関する資料を紹介していますので、あわせてご覧ください。
・農業について調べるには(統計・名鑑・インターネット情報源等)( https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/business/post_102632 )
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 農業工学 (614 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 糖度測定
- 糖度計
- 非破壊検査
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000377420