レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025/10/5
- 登録日時
- 2025/10/06 16:25
- 更新日時
- 2025/11/27 14:23
- 管理番号
- 塩尻775
- 質問
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解決
塩の道の終わりはどこか。
- 回答
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一般的な「塩の道」は多くの資料によると新潟県側が糸魚川市、長野県側が松本市。
資料によっては長野県側の終点を塩尻市とするものもある。
これらは「北塩」と呼ばれる。
このほか、「南塩」と呼ばれるルートもあり、こちらは伊那市高遠から静岡県牧之原市とされている。
- 回答プロセス
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塩尻市の「五千石街道」と関連づけた質問だったため、まず塩尻に関する資料を調べた。
『塩尻市誌 第2巻』 第4編 近世 第6章 産業・経済
p775 塩の移入経路の図あり 「信濃に入ってくる塩は、太平洋岸からのものが『南塩』、日本海岸から入ってくる塩が『北塩』と呼ばれていた」とあり。
p776 「北塩は、千国街道と北国街道から信濃に入る塩であるが、塩尻市域に運ばれたのは主に千国街道からのもの」
「塩尻市域を含む松本平南部・木曽北部・上伊那はこれら南塩・北塩の複合移入地となっていた」とあり。
次に、塩の道に関する記述のある資料を調べた。
『信濃の宿』 p43 塩尻
p44 「一般に“塩尻”は太平洋と日本海から届く塩の終点地から由来したといわれているが」とあり。
『もっとも長い塩の道』 p40 第4節 北塩-塩尻に至る北塩の今昔-
…p40 千国街道の道筋について記述あり 「掲げた略図の南端が塩尻、北端が糸魚川」とあり。
p41 千国街道概略図が掲載されている。点線部分がルートだとすれば塩尻市に至ると読み取れる。
p7 南塩-諏訪に至る南塩の今昔(1)
…起点は牧之原市相良との記述あり。p26に信州の起点は高遠(伊那市)とあり。
NDLデジタルコレクションで資料の全文検索ができるため、こちらからも記述を探した。(キーワード:塩尻 塩の道)
『塩および魚の移入路』(NDLデジタルコレクション送信サービス対象資料)
…「信州に塩尻町と塩尻峠とあるのは、岩淵から鰍沢・韮崎・上諏訪・下諏訪などを経て移入された南塩と、糸魚川から大町・松本などを経て移入された北塩との接触点を意味する地名である」とあり。
その他、ウェブ上の情報に次のような記述が見つかった。
「塩の道」糸魚川-大町-松本-塩尻を結ぶ歴史の道(松本商工会議所)
https://www.mcci.jp/wp-content/uploads/2015/10/shionomiti_1.pdf(2025.10.13 最終閲覧)
…「糸魚川産や瀬戸内産の塩は、姫川流域の険しい山間を縫う松本街道を通って、小谷・白馬、大町、安曇野、そして松本城下、塩尻まで運ばれました。」説明についての出典は不明。
以上の資料には塩の道と塩尻のつながりが明示されていたが、塩の道に関するその他の資料は塩尻に関する記述はなく、塩の道の長野県側の終着点は松本とされている。
『塩の道を歩く』 p135 塩の道ガイド
…塩の道のルートについて、エリアごとに図示されているほか、各エリアのスポットの説明がある。
これによると塩の道のルートは長野県側が松本~新潟県側が青海町須沢(現在の糸魚川市須沢)。
『古道案内 塩の道千国街道』
…巻頭に全体図があり、それぞれの地域について塩の道沿いのスポットが紹介されているが、ルートは松本~糸魚川までとされている。
『黎明の道祈りの道 信州「塩の道」を歩いて』
…p10-11に塩の道全体図あり。長野県側は松本市までとなっている。
また、文化庁選定の「歴史の道」では千国街道は松本市までとされている。
「文化庁選定「歴史の道百選」(文化庁)」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/kinenbutsu/rekishinomichi/index.html(2025.10.13最終閲覧)
31.松本・千国街道及び東回り古道(新潟県糸魚川市,長野県小谷村・白馬村・大町市・松本市):PDFファイルに詳しいルートあり
その他確認した資料
・『千国街道ものがたり 蘇る塩の道』大日方 健 著.郷土出版社,1990
・『歴史「古道」を歩く 滅びゆく千国古道探索紀行』井口一幸 著.彩流社,2000
・『「塩の道(千国街道)」に歴史をひろう 』大日方健 著.ほおずき書籍,1994
・『塩の道・千国街道』田中欣一 編.銀河書房,1982
・『塩の道・千国街道』亀井千歩子 著 .東京新聞出版局,1980
・『塩の道・千国街道物語 人と道の民俗記』亀井千歩子 著.国書刊行会,1976
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215)
- 交通史.事情 (682)
- 製塩.塩業 (669)
- 参考資料
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塩尻市誌編纂委員会 編. 塩尻市誌 第2巻(歴史). 塩尻市, 1995.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002404071 -
毎日新聞社長野支局 編. 信濃の宿. 第一法規出版, 1969.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001290330 -
竹内宏, 榛村純一, 渡辺貴介 編著. もっとも長い塩の道 : 日本海・アルプス・太平洋350km. ぎょうせい, 1997.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002625067 , ISBN 4-324-05162-3 -
田中欣一 文 , 田北圭一 写真. 塩の道を歩く. 信濃毎日新聞社, 1989.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002006354 -
田中啓爾 著. 塩および魚の移入路 : 鉄道開通前の内陸交通. 古今書院, 1957.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000959935 (NDLデジタルコレクションで確認) -
白馬小谷研究社/編. 古道案内塩の道千国街道 : 歩くための情報地図. 白馬小谷研究社, 1997-08.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111009810034015 -
小山矩子 著. 黎明の道祈りの道 : 信州「塩の道」を歩いて. 文芸社, 2014.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I025432722 , ISBN 978-4-286-15044-4
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塩尻市誌編纂委員会 編. 塩尻市誌 第2巻(歴史). 塩尻市, 1995.
- キーワード
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- 塩の道
- 千国街道
- 北国街道
- 糸魚川市
- 松本市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000374970