レファレンス事例詳細

次の資料を紹介した。
・『東部町誌 歴史編 下』東部町誌編纂委員会編 東部町誌刊行会 1990【N221/110/4-2】[最終確認2024.10.28]
　「文化財」の節p.849に「祢津お姫尊巨石」があり、巨石の名称とお堂の由来がある。
　また、この巨石は東御市の有形民俗文化財に指定されており、市のホ－ムページにも掲載がある。祢津領主松平忠節の奥方了照院の墓石とみられる、として

この方は生前、婦人病に悩まされました。しかし霊夢の導きでこの巨石に祈願を込めたところ、病から脱することができました。（-中略-）この巨石の傍らに庵を結び、病を持つ多くの女性の救済に尽くしたとのことです。（-後略-）

などの記述がある。

・竹内要人著「岩井堂御姫尊縁起」『上田盆地』第18号（1979.6）p.25-28
　昭和25年頃作成されたパンフレットを紹介掲載したもの。パンフレットのタイトルは「信州禰津 岩井堂御姫尊縁起全」別当院 定津（じょうし）院となっている。

・『東部町の遺跡と文化財 研究ノート』五十嵐幹雄著 大将会 1986【N221/114】p.210-212
　現在は定津院が管理していると記されている。
・『長野県町村誌 第2巻』長野県編 長野県町村誌刊行会 1936【N290/33/2】[最終確認2024.10.28]
　「禰津西町」のp.1608に「御姫石」がある。
・『故郷を語り継ぐ 祢津誌』祢津地区活性化研究委員会 2013【215.2/ﾈﾂ】
　p.448-449に「岩井堂」として御姫尊の記述がある。
・『祢津歴史探訪』とうみ歴史研究会[編]・刊 2023【N221/326】
　「祢津東町区・西宮区」の45に、「御姫様」として巨石をはじめとする史跡群の紹介がある。