レファレンス事例詳細

学校から図書館まで歩いてくる途中、商工会の所に生えていたはっぱを食べたとのことで、一緒に現場を確認。
はっぱの茎の中を食べたと、実物のはっぱを教えてもらった。（おじさんが食べられるはっぱなんだよ。と、教えてくれたとのこと。）
質問者が小学生（約5名）だったので児童書を中心に調査した。

『ニューワイド学研の図鑑植物』志村隆/編集　学習研究社　2006年　470
P56「エゾノギシギシ（ヒロハギシギシ）」の項　「多年草　60～120㎝　ギシギシにくらべて大形です　帰化植物」
P5「ことばの解説」の項　「多年草　秋になると地上部分がかれて、地下けいや根が生きのこり、よく年の春になるとこれらの部分から新しい葉やくきがでてくる植物のことです。」

『散歩しながら子どもに教えてあげられる草花図鑑』亀田龍吉/著　主婦の友社　2020年　470
P122「ギシギシ」P123「エゾノギシギシ」の項　「葉は幅が広めで、ふちはあまり波を打たないため「ヒロハギシギシ」の別名もあります。果実の翼には長い鋸歯があって、粒体は1個のみです。ヨーロッパ原産の帰化植物。道端、田畑周辺、土手などに生えます。生活多年草、花期5～9月、草丈50～130㎝」
P264「草花用語集」の項　「多年草　地下部が2年以上生きる草花」　「帰化植物　国外から持ち込まれた植物（外来種）が日本で自然に頻繁、生育して野生化した植物。物などに付着して侵入したものと、輸入して栽培していたところから広がったものがある。」「鋸歯　葉のふちがのこぎりの歯のようにギザギザしていること。」

『山野草図鑑』金田洋一郎/著　朝日新聞出版　2020年　470
P327「ギシギシ類」「エゾノギシギシ」葉の主脈が赤みを帯びることが多い

『はっぱのほん』いわさゆうこ/著　文一総合出版　2023年　E
P2.3[ぎしぎし」「やぎ うし うさぎさん どうぞたべて！」と、文あり。

『食べられる野生植物大事典＜新装版＞—草本・木本・シダ」橋本郁三/著　柏書房株式会社　2007年　471
P147「タデ科　ギシギシ」の項　「食用事情　越冬する芽や葉を摘み、春の若芽を根ぎわから切りとる。薄皮をむき、塩ゆでするか、重曹を入れてゆで、流水にさらし、汁の実、酢みそ、マヨネーズあえなどに。ジュンサイのようなぬめりと、酸味に特徴がある。ゆでてから乾燥保存した若芽、若葉も、水からゆでもどして食べられる。」